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2011年7月の記事

2011年7月30日 (土)

利腕 / ディック・フランシス

自分にとっての読書は、移動時間中や空き時間の暇つぶしに過ぎません。
しかしつまらない本は、読むのが続きませんので、なるべく面白そうなのを選んで読んでいます。
そしてしばしば、暇つぶしだなんてとんでもなく、その時間を費やす目的が、読書である作品に出合います。

ここ最近の読書事情は、相変わらず東直己のススキノ探偵シリーズを読んでいたりしますが、あんまりこればっかりだと、食傷気味になるでしょう。
って事で、目先を変えて、外国人作家のこの作品にしました。
自分は、10回以上読んでいて、もはや愛読書と化しています。


調査員シッド・ハレーは、元イギリスの障害騎手で、レース中の事故によって、左手を失った。
騎手をあきらめ、左手には電池で動く義手をして、ラドガー探偵社で仕事を学び、独立した。
かつて騎乗した事がある調教師、ジョージの妻のローズマリーから、調査を依頼された。
過去の厩舎の競走馬で、2歳時には素晴らしい成績だった馬たちが、ことごとく3歳になって活躍出来ていない。
今年は、圧倒的な強さの2歳牡馬、トライ―ナイトロがいて、2000ギニー(日本で言うと皐月賞に相当)まで、極秘裏に、何も起こらないよう手配して欲しいと。

一方、現在友人の、かつての妻の父、チャールズ・ロランドから、娘(別れた妻)の詐欺事件の調査と解決を依頼された。

ジョッキークラブの保安部、ルーカス・ウェインライトから、部下のエディ・キースに関する不正について、極秘裏に調査するよう依頼された。

いずれの調査も、順調に進捗するかに思われた。
しかしシッド・ハレーは突然悪人集団から拉致され、調査から手を引かないと、残った右腕も動かなくすると、警告を受ける。
隻腕(へきわん)の男が、もうひとつの腕を失う事は、死んだも同然。
シッド・ハレーは、フランスに失踪する。

数日して、トライ―ナイトロが、2000ギニーに惨敗する。
一時の恐怖から逃げ出したシッド・ハレーは、そんな自分自身を蔑視して、自分を取り戻すべく、イギリスに戻った。

作者のディック・フランシスは、エリザベス女王の持ち馬にも乗った事がある、元障害騎手。
騎手を引退した後も、競馬記者を経て、自伝を書いた後、ミステリー作家としてデビューし、作家として大成します。
日本では、早川書房から競馬シリーズとして出版され、人気を博しています。

ディック・フランシスのミステリーは、謎解き的な要素もありますが、主人公は主義主張を持ち、耐えるタイプの男が多い事から、1人称で書かれる事もあり、ハードボイルドに分類する人もいます。
自分の考えでも、この内容なら、ハードボイルドで良いでしょう。

さて、この作品、ディック・フランシス中期の傑作と言われ、1979年にイギリスのCWA賞ゴールド・ダガー賞、1981年にアメリカのMWAエドガー賞長編賞をダブル受賞しています。
自分が過去に読んだハードボイルドの中でも、ベスト3・・・いやベスト1と言っても良い、素晴らしい作品です。

3つの調査が、ストーリーとしてごちゃごちゃにならず、上手に話をさばいています。
しかも、どの調査も、この小説で無駄ではなく、ちゃんと意味があります。

そしてラストシーンの素晴らしさ・・・快哉を叫ぶことでしょう。
競馬を知らない方でも、面白く読む事ができます。

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2011年7月24日 (日)

2011年 キングジョージⅥ世&クイーンエリザベス・ダイヤモンド・ステークス

2011年07月23日、ヨーロッパの平地レース総決算、キングジョージⅥ世&クイーンエリザベス・ダイヤモンド・ステークス(芝12F約2414m)がありました。
略称で、キングジョージと呼ばれているレースですね。
日本で言うと、宝塚記念です。

今年の頭数はさびしく、5頭立て。このレースには、昨年の英ダービー、凱旋門賞馬、ワークフォースが出走しました。
もちろんワークフォースが2.2倍で1番人気、プリンスオブウェールズS、ドバイシーマクラッシックの勝ち馬、リワイルディングが4倍で2番人気、レーシングポストT、コロネーションCの勝ち馬、セントニコラスアビーが4.5倍で3番人気でした。

1着 ナサニエル 2:35.07
2着 ワークフォース 2 3/4
3着 セントニコラスアビー 1 1/4

勝った4番人気のナサニエルは、75,000ポンドの追加登録料を払って出走しました。
デブッシーが逃げ、ナサニエルが2番手、セントニコラスアビーが3番手、ワークフォースが4番手、リワイルディングが最後方を追走し、道中淡々と流れて行きます。
2-3コーナーから、ワークフォースが3番手に上り、3コーナー回って直線を迎えます。
ちなみに、アスコット競馬場は、コースが三角の形状なので、3コーナまでしかなく、残り直線約503メートルになります。

直線向いて、リワイルディングが落馬します。
ナサニエルは、苦しがっているのか、外によれて行きましたが、付き合うようにワークフォースも外によれて行き、最後は外ラチまで行きます。
結局、ワークフォースはナサニエルを交せず、ナサニエルが初GⅠ制覇しました。
3着には、セントニコラスアビーが突っ込んで来ました。

ワークフォースは、まっすぐ走っていたら、勝てたんじゃないですかねぇ。

勝ったナサニエルの父は、ガリレオですが、今年のヨーロッパは、ガリレオ産駒が大活躍しています。
母系には、リボー系やネアルコ系が入って、底力のある一発屋って感じがします。


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2011年7月23日 (土)

探偵はbarにいる(その2)

テレビCMなんかも流れているなぁ・・・と思っていたら、YouTubeに予告編が上がっていました。

原作を読んだ者にとって、ここまで見せちゃうか!!って感じです。
察しの良い人なら、かなりのネタばれです。

原作と体型こそ違いますが、大泉洋の、ススキノ探偵は、良い味に思えました。
それよりハマり役は、ひげは生えてませんが、高田役の松田龍平でしょうか。

この映画の原作についてはこちら。
バーにかかってきた電話

映画内容についての予想については、こちら。
良い意味でも、悪い意味でも、予想が当たっているような・・・
探偵はbarにいる

ジンギスカンと言う、小道具は、札幌らしくて良いですね。

写真の女性は、恐らく近藤京子でしょう。

ところで、無職のススキノ探偵が、どうして拳銃なんか持ってるの?
映画では、納得の行くストーリーなんでしょうね?
まあ、小雪が持っていた拳銃…と言うテもありますがね。

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2011年7月16日 (土)

2011年 ジャパンダートダービー

7月13日、大井競馬場で、南関東3冠レース第3弾、統一GⅠ交流競走のジャパンダートダービー(ダート2000m)がありました。

羽田盃、東京ダービーを牝馬で優勝したクラーベセクレタの、1989年ロジータ以来の3冠目がかかっていましたが、残念ながら優勝したのは、一番人気のJRAのグレープブランデーでした。

エイシンブランが逃げ、グレープブランデーもクラーベセクレタも、先団から離れた2番目のグループで追走します。
4コーナー手前からグレープブランデーが仕掛け、遅れずクラーベセクレタも仕掛けました。
グレープブランデーが楽々エイシンブランを交し、クラーベセクレタも付いて行こうとしますが、モタつきます。
グレープブランデーが抜け出し、クラーベセクレタは、後から追走したボレアスにも交され、勝負あり。

グレープブランデーは、初重賞制覇が、この統一GⅠとなりました。
クラーベセクレタは、残念ながら、力負けでしたね。今後の成長に期待したいところです。

水沢から、8戦7勝、ダート6戦無敗のベストマイヒーローも出走しましたが、歯が立たず、13着と惨敗しました。

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2011年7月11日 (月)

虎ノ門・神谷町界隈食べ歩き(第四回)

記録に残っている、日本の最も古いイタリア料理は、1883年にフランス人宣教師が、長崎に作ったパスタ工場です。

多くのパスタは、デュラムセモリナ小麦を使います(手打ちパスタで例外あり)が、国産でデュラムセモリナ小麦100%の商品が作られだしたのは、1986年頃。
1980年代終わりから、高級感がありつつ、フランス料理よりはカジュアルで、親しみ安いイタリア料理がブームになり、通称「イタ飯ブーム」と呼ばれました。

イタリア料理には、地産地消と言う考え方ががありまして、ぶっちゃけて言うと、おらが故郷の食べ物最高って事です。
事実、イタリア郷土の名物料理は、地元の銘食材を使ったものが多いです。

日本で本格的イタリア料理が普及したのは、1990年以降です。
それ以前のイタリア料理店は、パスタがあって、ちょっとした洋食っぽい料理を出せれば、イタリア料理店を名乗っていました。
1980年代半ばから、現在活躍している、有名イタリア料理店シェフが、イタリアで修行して、イタリアの郷土料理・・・本物のイタリア料理を出すようになりました。
そして1990年イタ飯ブーム以降、イタリアで修行したシェフが増え、イタリアの郷土料理が日本でも広まり、今では珍しい事ではなくなりました。
しかし残念ながら、虎ノ門で、イタリアの特定郷土料理を出すイタリア料理店はありません。

イタリアでは、他に特定の料理専門店があり、ピッツァ(英語ではピザですが、イタリア料理の説明なんで、イタリア語でピッツァと呼びます)をメインに出すピッツェリア、パスタをメインに出すスパゲッテリア、リゾットをメインに出すリゾッテリア等々。
日本では1954年に、六本木のニコラス・ピザハウが、オーブンで焼くアメリカンスタイルのピザを先に伝えました。
しかしピッツァ発祥の地、イタリアのピッツァ好きは、薪窯で焼くピッツェリアに食べに行きます。
1993年に、都立大学でトラットリア・ラ・バラッカが、薪窯で焼くフワフワの生地の、ナポリスタイルのピッツァを出して以来、都内に、薪窯で焼くナポリピッツァを食べさせる店が増えて行きました。
現在では都内に、薪窯で焼くナポリスタイルのピッツァを出す店は、100軒弱あります。

ボッテガ・ビオラは、ランチタイムでは、虎ノ門、西新橋、神谷町の界隈で最も込み合う店です。
12時前に行列が出来、行列は12時30分過ぎまで続きます。13時前には食材がなくなって、ランチが終わってる事があります。
パスタは、味付けがしっかりしていて、量もたっぷりあります。
ディナーのアラカルトも評判ですが、イタリアのように、たっぷりの量出て来るそうです。

ラ・パッスィオーネは、店側ではリゾットがウリのようなのですが、自分が食べた限り、パスタの方が良かったですね。
パスタ前のサラダは、野菜がタップリ出て来て、ヘルシーです。
スイーツが好きなら、ガトーショコラとブルーベリータルトはオススメです。
ディナーでは、なかなか見かける事がない、富士幻豚と言うブランド豚の料理が、楽しめます。

ミア・アンジェラは、北海道食材を使った料理がウリの、イタリア料理チェーン店です。
この店には、今の季節のみ食べられる名物の、塩水ウニのパスタがあります。
寿司屋で良く見る、木枠入りのウニは、日持ちさせるためミョウバンと言う薬品に漬けたものですが、ウニ本来の味わいを損ないます。
塩水ウニを潰してパスタに絡めると、変なクセもなく、ウニ本来の旨味とコクがあり、絶品です。
1,980円と高いですが、ウニ好きなら是非食べてもらいたいですね。

ロジは、この界隈唯一の、薪窯で焼く、生地がふわふわのナポリピッツァが食べられる店です。
ピッツァは、混雑を避け、13時以降から注文出来ます。
イタリアのピッツェリアでは、日本のラーメン専門店のように、ピッツァ一本勝負と言う感じで、パスタとかドルチェ(デザート)はメニューにありません。
この店では、パスタもドルチェある、通常のイタリア料理店の形態ですが、あまり期待しない方が良いです。

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2011年7月 8日 (金)

おしゃかしゃま / RADWIMPS

今回の音楽は、今までと全く矛先を変え、日本人、しかも比較的最近で、ホットなのを紹介します。
今回は、音楽知識不要です。

自分は1990年代半ばまで、音楽は洋楽8、邦楽2くらいの割合で聞いていました。
理由は、洋楽の方が良かったからです。
しかし、1990年代半ばから、徐々に邦楽の割合が高くなっています。

古いのも入れると、まだまだ洋楽が多いですが、新しいのは邦楽の割合が多いです。
これも理由は簡単で、ここ最近は邦楽の方が素晴らしいからです。

RADWIMPS(ラッドウィンプス)
野田洋次郎 ボーカル、ギター
桑原彰 ギター、コーラス
武田祐介 ベース、コーラス
山口智史 ドラムス、コーラス

自分が初めて聞いた、RADWIMPSの曲は、2005年に発売された「25コ目の染色体」で、デビューシングルと聞いていましたが、メジャーデビューシングルで、インディーズも含めると、4枚目だったんですね。
別に、音楽的にどうって事もなく、スルーしました。
でも次のシングル、「イーディーピー ~飛んで火に入る夏の君~」は曲にも、歌詞にも衝撃を受けましたね。
前の曲とギャップを感じたので、他の曲も聞いてみましたが、感想は「ああ、こいつらとんでもないな」・・・と。

人は、どうして音楽を奏でるのでしょうね?
それは、何かを伝えたいと言う事に、他なりません。
アマチュアなら、何も考えず、演奏していて楽しいで良いんでしょうけど、プロなら、何も伝わらなければ、消え去るのみです。

そして、何を伝えたいかにはよるでしょうが、演奏のテクニックとは、音楽を通して伝えたい事が伝わるレベルで十分なのです。
極論を言えば、超絶テクニックを持っていても、漠然と演奏しているミュージシャンより、確たる伝えたい想いを音に乗せている、ぎこちないミュージシャンの方が素晴らしいと思っています。

誤解して欲しくないのですが、テクニックが不要と言っている訳ではありません。
どんな音楽がやりたいのか、見つからなければ、どんな音楽にも対応できるよう、色々な引き出しがあった方が良いでしょう。
音楽にとって、テクニックは手段であって、表現する事こそが目的と言いたいのです。

ほとんどの曲を、野田洋次郎が作詞作曲しています。
RADWIMPSのメンバーが、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(以後レッチリ)をリスペクトしているんだそうで、この曲を聴くとサウンド的にうなずけます。
イーディーピー(EDP)は、特に意味のない略語、歌詞も、メロディに乗せると言う役割以外は、特に深い意味はありません。
でも、例えばE.T、ミスター・プライムマスター(例えば総理大臣とか)、ドンキーコング、ハンプティ・ダンプティ等、思わせぶりな、言葉遊びをしています。

音が楽しいと書いて、音楽・・・い~じゃないですか。
もう少し、意味がありそうな(意味があるではない)歌詞にしても、良かったのでは?とも思いますが。

そんなこんなで、聴いちゃいましたよ、彼らのアルバム、「無人島に持っていき忘れた一枚」。
自分は、このアルバムのタイトルセンスからして、好きですね。
アルバムの出来も良かったです。

歌詞も、意味のないのもありますが、先にも言ったように、目的に応じてどんな表現にするかって話で、メロディに乗せる目的なら、特に歌詞に意味はなくとも良いかな・・・と。
その他、生と死に関する歌詞とか、ただ歌詞を聞いていても、飽きません。
そして、曲によってバラつきはありますが、メロディも良いです。
PVも、ちょっと芸術的だなぁと言うテイストのが、多いですよね。

で以後、このバンドの曲は、注目していました。

表題の「おしゃかしゃま」は、2009年に着うたで発売され、後に同年、アルバム「アルトコロニーの定理」に収録されました。

歌詞は、そもそも詩として素晴らしいです。
人間のエゴやゆがんだ宗教観を、野田洋次郎の視点で、描いていますね。
韻を踏んだり、ちょっとした言葉遊び、さすがです。

メロディも、ちょっとレッチリテイストですね。
ウィキペディアに、野田洋次郎が、メロディとして、イントロのリフが浮かんで来たと書いていますね。
作曲の経験がある人なら、あの何かが降って来る感覚は、理解できるでしょうが、一般には良く分からないでしょう。
凄い時は、歌詞と曲とアレンジが、一気に降りてくる時もあります。
でも、あくまでヒントがもらえるだけで、形にするのは、自分なんですけどね。

どうして、「おしゃかしゃま」なんでしょう?
自分なりには、神に関する事を詩にしていますが、この詩の主人公は人間です。
人間がなれる、最高の姿が仏陀・・・例えばお釈迦様。
しかし、エゴを振りかざし、神をも恐れぬ行いをするのは、悟った人がする事ではありません。
お釈迦様になりきれない、「おしゃかしゃま?」

どんなに歌が美味くとも、演奏技術があろうとも、良い曲にめぐり合えなければ、一生陽に当たる事はないでしょう。
RADWIMPSは、決して演奏技術が優れている訳ではありませんが、このような良い曲を生み出す野田洋次郎がいて、彼らを目の離せないバンドにしています。

サルバドール・ダリ?って感じのPVも秀逸です。

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2011年7月 2日 (土)

7月に食べたい料理(2011/07)

7月に旬の料理は、ピッツァ・・・それもピッツァ生地がフワフワもちもちなナポリ・ピッツァです。
ピッツァに旬なんてあるの?って思うでしょうね。

小麦粉をこねて作るのは、ピッツァもパンも変わりません。
パンは昔、室温で自然発酵させていました。
自然発酵だと、その日の気温や湿度に影響を受け、出来上がりは安定しません。
発酵器が開発されると、職人の勘が頼りだった発酵が、誰がやっても安定した出来になりました。

しかしピッツェリア(ピッツァ専門店)では、未だに伝統を守って、自然発酵させる店が多いです。
日本のピッツェリアでも、自分の知る限りほとんどが、自然発酵させています。

ピッツァ生地を発酵させる酵母は、高温の方が活動が活発になります。
湿度が高いと、さらに活動が活発になり、発酵が進みます。
ですので、梅雨時期から夏の終わりまでの湿度の高い日は、ピッツァ生地の発酵には、絶好のコンディションなのです。

しかし、どんなにピッツァ生地の発酵に良いコンディションでも、肝心のピッツァ生地の出来が悪ければ意味がありません。
あくまでピッツァイォーロ(ピッツァ職人)の腕が良くて、最高のピッツァ生地を作り、そして高温多湿な天候が、ピッツァ生地の美味さを持ち上げるって事です。

現在、コルニチョーネ(ピッツァの縁の盛り上がりの事)が膨らんだ、ナポリ・ピッツァを出す店は多いです。
石造りのピッツァ窯で、昔ながらに薪窯がベストです。

オーブンで焼くのは、論外(うわっ、ドダン・ブーファンのポトフの魔神みたいw)。
密閉して焼くオーブンでは、ナポリ・ピッツァの特徴である、ピッツァ生地のフワフワもちもち感が失われます。
ガス窯は悪くありませんが、安定した火力で、扱いも簡単なカス窯を選んだ時点で、美味いピッツァを焼くと言う心意気が劣ります。
恐らく腕の良い職人なら、かなり美味いピッツァを焼けると思いますが、現実はガス窯で美味い店はほとんどありません。

他にも、美味いサルサ・ポモドーロ(トマトソース)とか、新鮮なモッツァレラ、香りの良いバジリコとか必要です。

この中で難しいのはモッツァレラです。
作りたてで、あればあるほど美味いとされるモッツァレラ。
つまり国産がベストなのですが、国産でも、フレッシュなモッツァレラは、ほとんど流通していません。

しかし唯一、岡山の吉田牧場が、海外にも負けない高品質なモッツァレラを作っています。
残念ながら、吉田牧場のモッツァレラは、生産量が少なく、なかなか食べられません。

まとめると、究極の美味いピッツァを食べるには、腕の良いピッツァイォーロ、薪窯、吉田牧場のモッツァレラ、そして高温多湿な気候が必要です。

そんな究極のピッツァが食べられるのは、下記のレストランです。

Bella Napoli(ベッラ・ナポリ)
東京都江東区高橋9-3
03-5600-8986

吉田牧場のモッツァレラを使ったメニューは、ピッツァ・マルゲリータ・コン・モッツァレラ・吉田。

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