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2011年11月の記事

2011年11月29日 (火)

平成三強物語 - 1989年 有馬記念(中山GⅠ芝2500m)

競馬には、あいつさえいなければ・・・と言う事は良くありますが、平成の初めに、3頭の偉大なサラブレッドが、しのぎを削って、GⅠレースを取り合った時代がありました。
これは、昭和の三強、トウショウボーイ、テンポイント、グリーングラスになぞらえ、この3頭を平成三強と呼びました。

オグリキャップ・・・1988、1990 有馬記念、1989 マイルCS 1990 安田記念
イナリワン・・・1988 東京大賞典(大井)、1989 天皇賞春 1989 宝塚記念 1989 有馬記念
スーパークリーク・・・1988 菊花賞、1989 天皇賞秋、1990 天皇賞春

オグリキャップ、スーパークリーク、イナリワンの3頭は、有馬記念で3度目の対戦をする事となりました。
今回はまず、趣向を変え、3頭の調教について(※1)書こうと思います。

イナリワンは神経質な馬で、何かあると飼葉食いが悪くなり、調子を落としたりしましたので、強い調教はしませんでした。
そのため調教は走らず、息を整える得る程度の調教でした。
調教から、調子を推し量る事は、難しかったですね。

しかしオグリキャップも、スーパークリークも、調教の走る馬でした。

スーパークリークは、併走馬をすぐに千切ってしまうため、普通の併せ馬調教では、適当な相手がいませんでした。
当時の有馬記念だったか、記憶は定かではありませんが、並みの併走馬を時間差で、3頭先行させ、さらにその後ろから追いかけるなんて、とんでもない調教をしていました。
それでも、一番最初にスタートした馬に、先着してしまうんですね。

オグリキャップも、調教すればするだけ走ってしまうので、栗東で最も時計のかかるダートコース、Bコースで調教されました。
Bコースは、オープン馬でも1200mを80秒そこそこで走る馬は少なかったですが、オグリキャップは78秒から77秒くらいで走り、上がり3F=600mも、37秒台と切れました。
併走出来る馬もなかなかなく、しばしば単走の調教となりました。

有馬記念の時、オグリキャップに、それまでにない異変が起こりました。
調教時に、アゴを上げ、調教を嫌がる素振りを見せ、当時無名の3歳(※2)400万下条件馬、マンジュデンカブトに遅れたのです。
陣営の説明は、マンジュデンカブトは調教の走る馬なので、問題ないとコメントしました。

マンジュデンカブトはその後も、条件クラスをなかなか勝ち切らないにも関わらず、オープン馬と併せ馬調教をして、ことごとく先着する事で有名になりました。
付いたあだ名が、調教王。
しかし少しずつ力をつけて、後にダートでは、トップクラスの実力馬となります。

JCに、オグリキャップに完敗したスーパークリーク陣営からは、スーパークリークの仕上がりは万全、でも、オグリさえいなければ・・・と、泣きが聞こえて来るほどでした。
オグリキャップには敵(かな)わないと、菊花賞(京都GⅠ芝3000m)優勝馬バンブービギン、同2着馬レインボーアンバーは、有馬記念を回避。

枠連しかなかった当時、人気が予想される馬は、JRAから単枠指定となりました。
当然オグリキャップ1番人気で、単枠指定。単枠指定にはなりませんでしたが2番人気スーパークリークで、オッズは一騎打ちムード。

以後3番人気は、2歳チャンピオンながら、3歳クラッシックには縁がなかったサクラホクトオー。
天皇賞秋には、4強の1角だったイナリワンは、この時は4強の1角だった事すら忘れられ、離れた4番人気。
昨年の皐月賞(中山GⅠ芝2000m)優勝馬ヤエノムテキ8番人気、今年の皐月賞優勝馬ドクタースパート13番人気、昨年の安田記念(東京GⅠ芝1600m)優勝馬フレッシュボイス11番人気。

毎日王冠で、オグリキャップと差のない死闘を演じたイナリワンは、武豊が乗ったら2戦2勝なのに、鞍上が柴田政人に変わって3戦0勝と、ジョッキーと合わないのでは?なんて話も出始めました。
柴田政人ジョッキーは、勝負に生きる者。内心穏やかではなかったでしょうね。
しかし後に、この時の心境を、慌てず、焦らず、成すべき事をするだけと語りました。
イナリワンは、毎日王冠の激闘の影響が出て、それまで調子を崩していました。
そして陣営も、慌てる事なく淡々とやるべき事をして、有馬記念を迎えたのです。

ゲートが開いて、ダイナカーペンターが逃げ、オグリキャップが何と2番手、スーパークリークの鞍上、武豊は、敵はこの馬のみと、オグリキャップをマークするように4番手、ヤエノムテキ、ドクタースパートは中段、後方グループにイナリワン、サクラホクトオー。
スタートから、1周目のスタンド前を過ぎ、1コーナーを回るところで、スーパークリークが3番手に上がります。
1000m通過が59.6、有馬記念としてはハイペース。

向こう正面では、逃げるダイナカーペンターに、オグリキャップが馬体を併せて行きます。
3コーナー前から、中段のランニングフリー、ミスターシクレノン、フレッシュボイスが仕掛け、上がって行きます。
オグリキャップも、ダイナカーペンターを交わして逃げる勢い。
3コーナー過ぎには、イナリワンも後方から上がって行きました。
2000m通過も2:00.4のハイペースと、道中緩みがありません。

4コーナー手前から、勝負と武豊がゴーサインを出し、スーパークリークがオグリキャップに馬体を併せます。
このレースを見ていた人全てが、やはりスーパークリークとオグリキャップの一騎打ちか・・・と思った事でしょう。

オグリキャップは、急に追うと手前を変える(利き脚に変えて加速する)のにモタモタするクセがありました。
ここでも、南井克己の豪腕に、最初オグリキャップはモタモタしますが・・・そのままモタモタしたまま、スーパークリークについて行けませんでした。
残り300m、スーパークリークはオグリキャップを引き離し、武豊はこの時、勝利を予感したに違いありません。

後ろから、ランニングフリーが後を追いますが、スーパークリークに追いつけそうにない。
ランニングフリーの内側から、凄い足で何かが突っ込んで来ました・・・イナリワンです。
大外から脚を溜めた、サクラホクトオーも突っ込んで来ます。

イナリワンが捕らえると、スーパークリークには、もうひと伸びする力はありませんでした。
ひと追い毎にイナリワンが伸びて行き、ゴール前計ったように、鼻差交わして優勝。
勝ちタイムの2.31.7は、シンボリルドルフの有馬記念レコードを1.1秒更新しました。
3着には、追い出すタイミングが遅過ぎたサクラホクトオー。
オグリキャップはそれでも、5着には踏み止まりました。

1着 イナリワン 2.31.7 レコード
2着 スーパークリーク ハナ
3着 サクラホクトオー 2 1/2

鞍上の柴田政人から見たイナリワンは、前に馬がいると、怖いくらいガッツを剥き出しにする、最も好きなタイプの馬・・・騎乗した馬の中で最強馬だった・・・と語りました。
毎日王冠の時のような持ち味を活かしてやれば、チャンスはあると信じていたそうです。

春シーズンに、イナリワンに騎乗した武豊は、今までの騎乗で、「一番気の強い馬」、「一番パワーのあった馬」としてイナリワンを挙げています。
初めて、調教でイナリワンに乗った時、武豊が手綱を押さえているにも関わらず、全速でコースを2周したため、武豊は本番で御し切れないのではないかと、不安に思ったそうです。

オグリキャップを執拗に追いかけた武豊スーパークリークに対し、柴田政人イナリワンは、慌てず、焦らず、後方待機で自分の競馬をして、前に馬を置いた事で、直線の伸びが違いました。
天皇賞春、宝塚記念、有馬記念とGⅠを3勝したイナリワンは、1989年の年度代表馬に選出されます。

有馬記念にイナリワンが勝った事で、初めて、オグリキャップ、スーパークリーク、イナリワンは平成3強と呼ばれるようになりました。
しかし皮肉な事に、平成3強が揃って出走したのは、このレースが最後です。

イナリワンに鼻差敗れたスーパークリークの鞍上、武豊は、後ろから差してきたイナリワンを、オグリキャップが差し返してきたのかと思った・・・と語りました。
これは、武豊がオグリキャップに、半ばトラウマめいた感情を持っていた事を、想像してしまいますね。
オグリキャップが、直線もう少しがんばってくれれば、あるいは・・・とも発言しました。

競馬の神様と呼ばれた予想家、故大川慶次郎は、オグリキャップは、あんな先行する馬じゃない。南井くんの騎乗ミスだと言いました。
一方、それを聞いた南井ジョッキーは、騎乗ミスだと思わないと発言しました。

確かにオグリキャップは、JCに先行して、あの走りですからね。
有馬記念のメンバーなら、オグリキャップは、逃げても勝てると思っても、不思議はありません。

大方の競馬ファンは、マイルチャンピオンシップ、JCと連闘、しかも秋5戦もさせたりするから、負けたと考えました。
オグリキャップのような超一流馬に、秋5戦は走らせ過ぎでしょうね。
しかもその内、4戦は目いっぱいの競馬です。

※1 調教については、記憶に基づいて書いていますので、内容が正確性に欠ける場合もあります
※2 馬の年齢表記は、現在のものに改めて記載しています

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2011年11月27日 (日)

2011年 ジャパンカップ:結果

11月27日は、3歳以上クラッシック・ディスタンスGⅠレース、ジャパンカップ(東京芝2400m・・・以後JC)が行われました。

①ブエナビスタ 2:24.2
②トーセンジョーダン クビ
③ジャガーメイル 1 3/4

いやぁ・・・かすりもしなかったですね(笑)。

ミッションアプルーヴドが逃げるところまでは、予想通りでしたが、ここんところのJCではあり得ないようなスローペース。
600m通過が、37秒1、1000m通過が、1分1秒8、1400m過ぎから少し早くなりますが、それでも1800m通過は1分49秒7のスローペース。
スローなら、ヴィクトワールピサとかシャレータが突っつくと思っていましたが、そのまま4コーナー回っちゃいました。

ディンドリーム、全然ダメでしたね。でも、あの結果を見ても、日本の馬場が合わないとは思いません。
スローペースで、スピード&切れ味勝負は、もしかすると合わないかも知れませんが、それでも凱旋門賞で推定上がり33秒後半の脚です。
道中の位置取りも後ろ過ぎましたし、体調が万全ではなかったんじゃないでしょうか?

しかしこれで、また10年ぐらい、凱旋門賞馬は来ないんじゃないですかね?

ヴィクトワールピサのデムーロは、最後方に付けたのにビックリで、3コーナー過ぎに上がって行ったのは、ドバイと同じ乗り方を考えていたのでしょうか?
しかし馬の行きっぷりは、ドバイとは違い、直線向いても後方のまま、全然伸びすらしませんでした。
馬体重は、508kgと体は出来ていましたが、中身が伴っていなかったのでしょう。
しかし前走ドバイWCを制した馬としては、寂しい結果です。
馬主と相談の上でしょうが、万全でなければ、レースに出さないべきでは?

ウィンバリアシオンは、3-4コーナーで引っかかって、直線でミッションアプルーヴドに並びかけると言った、ちぐはぐな競馬の割りに、粘って5着は立派じゃないですか?

ブエナビスタは、前走の天皇賞秋の走りを見て、ひと叩きしたら面白そうと思ったのですが、今年未勝利馬のデータで消えちゃいました。
来年から、今年未勝利の条件は、外さないといけませんね。
それにしても、天皇賞馬トーセンジョーダンを捩じ伏せるレース振りは、女傑健在と言ったところですね。
これでGⅠ6勝目。賞金は、ウォッカを抜いて、歴代牝馬で賞金トップ。このまま現役で調子落ちしないなら、最多GⅠ勝利も可能じゃないですかね?

天皇賞馬トーセンジョーダンは、4歳まで体質が弱かったとの情報から、天皇賞秋の激走後は、ぱったり来るんじゃないかとおもいましたが、どうしてどうして。
全走がフロックじゃない事を証明しました。
しかし、勝ったブエナビスタが、一枚上手(うわて)でしたね。

3着に、昨年の天皇賞春馬、ジャガーメイルが突っ込んで来ましたね。
このレースに限らず、終わったと思えるようなGⅠホースが、意外な所で馬券圏内に来るのは、時々見かけます。
忘れずに、教訓にしたいですね。
しかしこの馬、7歳ですよ!JCでこんな高齢場が、馬券圏内に来たのは、1986年優勝したジュピターアイランドが唯一で、25振りの出来事です。

馬券を考えるとき、ヨーロッパの馬は切って、ブエナとジョーダンをチョイスする可能性はあっても、ジャガーメイルをチョイスするのは、難しいですね。
自分には、取れないレースです。

現在の収支:-353,000

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2011年11月26日 (土)

2011年 ジャパンカップ(その2)

11月27日は、3歳以上クラッシック・ディスタンスGⅠレース、ジャパンカップ(東京芝2400m・・・以後JC)が行われます。

1-1 ジャガーメイル(牡7、四位洋文・堀宣行)
1-2 ブエナビスタ(牝5、岩田康誠・松田博資)
2-3 ローズキングダム(牡4、I.メンディザバル・橋口弘次郎)
2-4 オウケンブルースリ(牡6、蛯名正義・音無秀孝)
3-5 トレイルブレイザー(牡4、武豊・池江泰寿)
3-6 トゥザグローリー(牡4、福永祐一・池江泰寿)
4-7 ペルーサ(牡4、横山典弘・藤沢和雄)
4-8 ヴィクトワールピサ(牡4、M.デムーロ・角居勝彦)
5-9 サラリンクス(牝4、C.スミヨン・J.ハモンド)
5-10 キングトップガン(牡8、戸崎圭太・鮫島一歩)
6-11 ミッションアプルーヴド(牡7、J.エスピノーザ・N.チャタポール)
6-12 ウインバリアシオン(牡3、安藤勝己・松永昌博)
7-13 デインドリーム(牝3、A.シュタルケ・P.シールゲン)
7-14 シャレータ(牝3、C.ルメール・A.ドゥロワイエデュプレ)
8-15 エイシンフラッシュ(牡4、池添謙一・藤原英昭)
8-16 トーセンジョーダン(牡5、C.ウィリアムズ・池江泰寿)


単勝人気は、以下の通りです。
(11/26 16:00現在)

①デインドリーム 3.5
②ブエナビスタ 3.7
③ペルーサ 8.7
④ヴィクトワールピサ 10.9
⑤トーセンジョーダン 11.1

いつになく、サンデーサイレンス系(父系サンデーサイレンス)は5頭と少なく、母系にサンデーサイレンスが混じっているも含めると、やっと半数の8頭います。
しかし通常なら、1つの父系が同じレースに参加するのは、これでも多いくらいでしょう。
いかに、優秀な血を後世に残しているかが、伺えます。

ミッションアプルーヴドは、父母の系統に底力のバックパサー、母方の母父にはスペクタキュラービッドが入っています。
数年前までは、ポピュラーな血統でしたが、どっちも今では古い血統で、遡れば出て来るのですが、出走馬に近いところで久々に見ました。

ヨーロッパの血統のガラパゴス、ドイツのデインドリームは、父系は意外にもニジンスキー系、母父系デーンヒルと流行血脈ですが、父母の系統はさすがにドイツ土着血統で、かなり遡らないと、自分なんかは知らない馬ばかりです。

前回書くのを忘れていましたが、エイシンフラッシュの母父プラティニもドイツ血統で、10代先祖のハンプトンは、ハイペリオン系の祖で、近年の日本競馬ではサッカーボーイ-ディクタスの系統の祖でもあります。
6代遡った祖、Alchimistからはドイツで種牡馬になりましたが、この馬は第二次大戦後、進駐したソ連軍に、鍋にして食べられてしまいました。
5代遡った祖、その子Birkhahnは、旧東ドイツでダービーを勝ち、許可をもらいベルリンの壁を越え、旧西ドイツでもダービーを優勝しました。

さて、データに行きましょう。
過去10年のJCデータと行きたいところですが、2002年は中山開催ですので、2002年を除外して、代わりに2000年以降の、3着馬までのデータです。
条件に当てはまらない馬を消します。
外国馬、前走海外のレース出走のヴィクトワールピサは、下記条件は除外します。

a.芝2000以上に勝利
b.6歳以下
c.GⅠ連対経験あり、または前走GⅡ勝ち
d.前走菊花賞なら4着以内
e.前走天皇賞秋なら6着以内
f.それ以外のレースは勝っている事が条件(例外2001ナリタトップロード)
g.当年勝利(例外2005ハーツクライ)
h.当年重賞勝利(例外2005ハーツクライ)
i.前走3ヶ月以内

3-5 トレイルブレイザー(牡4、武豊・池江泰寿)
4-8 ヴィクトワールピサ(牡4、M.デムーロ・角居勝彦)
5-9 サラリンクス(牝4、C.スミヨン・J.ハモンド)
6-11 ミッションアプルーヴド(牡7、J.エスピノーザ・N.チャタポール)
6-12 ウインバリアシオン(牡3、安藤勝己・松永昌博)
7-13 デインドリーム(牝3、A.シュタルケ・P.シールゲン)
7-14 シャレータ(牝3、C.ルメール・A.ドゥロワイエデュプレ)
8-16 トーセンジョーダン(牡5、C.ウィリアムズ・池江泰寿)

日本有力馬の外国人ジョッキー騎乗

外国馬ですが、近年の北米の芝馬は、レベルが低いです。
その1の、ミッションアプルーヴドのところを見て頂ければ分かりますが、アイルランドから遠征したケープブランコに、大きいGⅠレースを3連勝されています。
ミッションアプルーヴドは、唯一のGⅠ勝ちが、ハンデをもらったマンハッタンハンデキャップで、それ以後3連敗で良いとこなし。
フランスのサラリンクスも、フランスではGⅡまでしか勝てませんでしたが、カナダに遠征すると、GⅠのカナディアン国際ステークスで強い競馬・・・ちなみにカナダは、アメリカよりレベルが低いです。
ミッションアプルーヴドも、サラリンクスも、ここでは勝負ならないと考え切ります。

過去、JCで走った凱旋門賞好走馬(3着以内)は、1-1-4-15と不振です。
凱旋門賞馬に限ると、0-0-1-5と不振です。
1982年 エイプリルラン 凱旋門賞3着 JC3着
1986年 トリプティク 凱旋門賞3着 JC11着
1987年 トリプティク 凱旋門賞3着 JC4着
1988年 トニービン 凱旋門賞1着 JC5着
1989年 キャロルハウス 凱旋門賞1着 JC14着
1991年 マジックナイト 凱旋門賞2着 JC2着
1992年 ユーザーフレンドリー 凱旋門賞2着 JC6着
1992年 ヴェールタマンド 凱旋門賞3着 JC13着
1993年 アーバンシー 凱旋門賞1着 JC8着
1994年 エルナンド 凱旋門賞2着 JC4着
1994年 アップルツリー 凱旋門賞3着 JC14着
1994年 エルナンド (前年凱旋門賞2着) JC3着
1996年 エリシオ 凱旋門賞1着 JC3着
1997年 ピルサドスキー 凱旋門賞2着 JC1着
1997年 オスカーシンドラー(前年凱旋門賞3着) JC8着
1999年 モンジュー 凱旋門賞1着 JC4着
1999年 ボルジア(一昨年凱旋門賞3着) JC8着
1999年 タイガーヒル(前年凱旋門賞3着) JC10着
2005年 ウィジャボード(前年凱旋門賞3着) JC5着
2005年 バゴ 凱旋門賞3着(前年凱旋門賞1着) JC8着
2006年 ウィジャボード(一昨年凱旋門賞3着) JC3着

果たして、凱旋門賞馬は、JCでは来ないものなのでしょうか?
自分は、凱旋門賞馬のJCでの敗因を以下と考えます。

1988年 トニービン 日本の芝適正◎ 体調△
1989年 キャロルハウス 日本の芝適正× 体調△
1993年 アーバンシー 日本の芝適正× 体調△
1996年 エリシオ 日本の芝適正○ 体調○
1999年 モンジュー 日本の芝適正△ 体調○
2005年 バゴ 日本の芝適正△ 体調△

もしも、日本のスピード馬場に適応し、かつ体調が普通以上なら、勝ち負けして不思議じゃないと考えます。
1982年にJC2着のオールアロングは、翌1983年に凱旋門賞を優勝しました。
この事実からも、凱旋門賞馬がやみくもに、JCで走らないと決め付けたくないですね。

ディンドリームは、凱旋門賞は驚異のレコードでかつ、ぶっ千切り勝ち・・・時計の速いイタリアでも勝っていますし、日本の芝の適性もあるでしょう。
問題は、体調が万全かどうかですね。
しかし、11/16来日ですので、ヨーロッパで調教後輸送したでしょう。
その後日本でも、強い調教が出来るのは、体調が良いと判断します。
今年の天皇賞秋くらいの、とんでもないハイペースにでもならなければ、トリプティクやスノーフェアリー並みのワープが、見られるかも知れません。
ちなみに、外国馬1番人気のJC優勝は、過去1頭もありませんけどね。

シャレータも、凱旋門賞でディンドリームに千切られましたが、それでもタイムは例年以上に速いですし、ロンシャンのリステッドレースのチベルヴィユ賞2400mでも2分28秒台で勝っていますので、日本の芝の適性もあると思われます。
11/16来日ですので、ヨーロッパで調教後輸送したのでしょう。
しかし日本では、調教で時計を出さないのは、気になりますね・・・と言うので切ります。

3-5 トレイルブレイザー(牡4、武豊・池江泰寿)
4-8 ヴィクトワールピサ(牡4、M.デムーロ・角居勝彦)
6-12 ウインバリアシオン(牡3、安藤勝己・松永昌博)
7-13 デインドリーム(牝3、A.シュタルケ・P.シールゲン)
8-16 トーセンジョーダン(牡5、C.ウィリアムズ・池江泰寿)

トレイルブレイザーは、ハンデに恵まれてのアルゼンチン共和国杯優勝と、2008年スクリーンヒーローに軌跡が似てますが、どうでしょうね?
トーセンジョーダンは、前走は大激闘、あれだけのスーパーレコード。影響がないものでしょうか?

恐らく逃げるのは、ミッションアプルーヴド。スローにはならず、平均ペースから、やや早目くらい。
直線向いて、シャレータが早目に捕え、その後ろから来たヴィクトワールピサがシャレータを捕えますが、中団がら次元の違う足でトリプティク並みのワープして、デインドリームが差し切り、近走安定した走りのウインバリアシオンが後ろから上がって3着。

ヴィクトワールピサの久々は気になりますけどね。角居調教師も、これだけの馬を、体調不十分で、レースには出さないんじゃないかと思います。

3連複 8-12-13 20,000 91.6
3連単 13→8→12 5,000 500くらい?

自信は、来て欲しいなぁ・・・

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2011年11月25日 (金)

2011年 ジャパンカップ(その1)

11月27日は、3歳以上クラッシック・ディスタンスGⅠレース、ジャパンカップ(東京芝2400m・・・以後JC)が行われます。

出走予定外国馬の検討で、外国馬の今年のレース映像を集めたので、公開します。

ディンドリーム 独 3歳牝

05/07 イタリア・ダービー GⅡ(イタリア/カパネッレ芝2200m良)3着 4 1/2馬身
直線伸びず、1、2着に千切られちゃってますね。関係ないですが、競馬でこんなトロい実況は、初めて聞きました(笑)。

05/29 イタリア・オークス GⅡ(イタリア/サンシーロ芝2200m良)1着 勝ちタイム=2:15.2
7馬身差快勝。

06/26 マルレ賞 GⅡ(フランス/サンクルー芝2400m良)5着 1 1/2馬身
1 1/2馬身差勝利。

07/24 ベルリン大賞典 GⅠ(ドイツ/ホッペガルテン芝2400m良)1着 勝ちタイム=2:33.50
5馬身差快勝。

09/4 バーデン大賞典 GⅠ(ドイツ/バーデンバーデン芝2400m重)1着 勝ちタイム=2.37.52
6馬身差快勝。

10/02 凱旋門賞 GⅠ(フランス/ロンシャン芝2400m良)1着 勝ちタイム=2.24.49レコード
5馬身差快勝。


シャレータ 仏 3歳牝

06/12 フランス・オークス GⅠ(フランス/シャンティ芝2100m良)7着 4馬身
後方のまま伸びず。

07/14 チベルヴィユ賞 L(フランス/ロンシャン芝2400m稍重)1着 勝ちタイム=2.28.69
1 1/2馬身差勝利。

08/12 ミネルブ賞 GⅢ(フランス/ドーヴィル芝2500m良)1着 勝ちタイム=2.41.73
3馬身差快勝・・・でも勝ちタイムが遅すぎ!

09/11 ヴェルメイユ賞 GⅠ(フランス/ロンシャン芝2400m良)3着 3馬身
2着とは僅差。

10/02 凱旋門賞 GⅠ(フランス/ロンシャン芝2400m良)2着 5馬身
直線先頭に出るも、並ぶ間なくディンドリームに交され・・・


サラリンクス 仏 4歳牝

08/14 ポモーヌ賞 GⅡ(フランス/ドーヴィル芝2500m不良)1着 勝ちタイム=2.53.7
1 1/2馬身差勝利

09/11 ヴェルメイユ賞 GⅠ(フランス/ロンシャン芝2400m良)4着 4 3/4馬身
後方のまま。

10/16 カナディアン国際ステークス GⅠ(カナダ/ウッドバイン芝12F=約2414m稍重)1着 勝ちタイム=2.34.90
インコースから抜けて、直線に立つと先頭で、離して押し切る強い競馬。


ミッションアプルーヴド 米 7歳牡

06/11 マンハッタンハンデキャップ GⅠ(アメリカ/ベルモント芝10F=約2012m重)1着 勝ちタイム=2:06.3
ハンデ(約52kg)差を活かして、そのまま逃げ切り勝ち。1番人気ジオポンティ(米の芝の強豪)は追い込んで2着も交せず、3着。

07/09 マンノウォーステークス GⅠ(アメリカ/ベルモント芝11F=約約2213m稍重)4着 1 1/4馬身
快調に逃げたが、4コーナーでケープブランコにつかまり、交されたが、良く粘って差のない4着。

08/13 アーリントンミリオン GⅠ(アメリカ/アーリントン芝10F=約2012m稍重)7着 8馬身
快調に逃げたが、4コーナーでケープブランコにつかまり、次々と後続に交され8馬身差。

10/01 ターフクラシック招待ステークス GⅠ(アメリカ/アーリントン芝12F=約2414m重)4着 大差
快調に逃げたが、3-4コーナーでケープブランコにつかまり、そのまま後退して大差負け。アイルランドからアメリカ遠征のケープブランコは、GⅠ3連勝。

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2011年11月24日 (木)

平成三強物語 - 1989年 ジャパンカップ(東京GⅠ芝2400m)後編

競馬には、あいつさえいなければ・・・と言う事は良くありますが、平成の初めに、3頭の偉大なサラブレッドが、しのぎを削って、GⅠレースを取り合った時代がありました。
これは、昭和の三強、トウショウボーイ、テンポイント、グリーングラスになぞらえ、この3頭を平成三強と呼びました。

オグリキャップ・・・1988、1990 有馬記念、1989 マイルCS 1990 安田記念
イナリワン・・・1988 東京大賞典(大井)、1989 天皇賞春 1989 宝塚記念 1989 有馬記念
スーパークリーク・・・1988 菊花賞、1989 天皇賞秋、1990 天皇賞春

さて、1989年ジャパンカップ(東京GⅠ芝2400m・・・以後JC)。
意外にも1番人気は、天皇賞秋に勝ったスーパークリーク・・・もっともスーパークリークは、多分に武豊人気も含まれていますが。
差のない2番人気はオグリキャップ。
ホークスターは3番人気でしたが、前走のレース振りが凄過ぎ、競馬専門誌で本命を打っている人は多かったと記憶しています。
前走の勝ちっぷりが評価されたのか、イブンベイ4番人気。
日本の馬場の適正を疑問視されていた、凱旋門賞(ロンシャンGⅠ芝2400m)優勝馬のキャロルハウスは人気なく、7番人気。
天皇賞秋では、4強の1角ながら、見せ場がなかったイナリワンも、ここでは人気を落とし8番人気。
オセアニアの牝馬、ホーリックスは、同じく人気なく、9番人気。

大方の予想では、前走破格のハイペースで逃げ切ったホークスターが、ここでも逃げるだろうと考えていました。
当日の馬場状態は、かつてなく時計が出る馬場で、前日の芝1400mのオープン特別で、ストロングクラウンがレコードを出していたほどです。

ゲートが開いて、スタートの良かったイブンベイもホークスターも前に行きますが、イブンベイの先頭を譲らない構えに、競っては潰れてしまうと諦め、ホークスターは2番手。
差のない3番手ホーリックス、オグリキャップは意外にも4番手。包まれたりせず、力を発揮したかったと言う事でしょうか。
差のない5番手、スーパークリーク。武豊は今度こそ、オグリキャップをねじ伏せたかったでしょうね。

後続を引き離して逃げたイブンベイは、600mの通過タイムは35.6と言う、マイル戦ですか?と言う、破滅的ハイラップ。
4馬身くらい後ろに、ホークスターが付け、その後ろにホーリックスが付けますが、7-8馬身後方にオグリキャップ、スーパークリーク等、縦長馬群となり、後方の馬はあまりのハイペースに、付いて行くのがやっと。
少し中だるみしますが、1000m通過も当時としては破格の58.5。
3コーナー過ぎ、ホークスターが、先頭を奪おうとイブンベイに接近しますが、イブンベイは譲らずそのまま併走。
その直後に、離されないよう、ホーリックスが付いて行きます。
オグリキャップも、ここが勝負どころと見たか、上がって行きます。早仕掛けではないのか?
スーパークリークも一緒に上がろうと、武豊が押っつけますが、ペースが速過ぎて、オグリキャップに付いて行けません。

ペースは緩まず、かえって早くなり、1600m通過タイムが、当時の安田記念レコード1:34.2より0.1早く、1800m通過タイムは当時の日本レコード1:45.8、2000m通過タイム1:58.0は当時の東京競馬場レコードと言う、あり得ないハイペース。
直線向いて、ハイペースがたたり、イブンベイがホークスターにゆるりと交わされます。
残り400mもの手前から、ホーリックスは、イブンベイとホークスターを交わし、スパートします。

あんなハイペースで、イブンベイとホークスターについて行ったにも関わらず、ホーリックスがスパートすると、イブンベイとホークスターを離して行きました。
同じ頃、ここが勝負どころと、南井克己がオグリキャップを追い出します。
オグリキャップは、急に追うと手前を変える(利き脚に変えて加速する)のにモタモタするクセがありました。
ここでも、南井の豪腕に、最初オグリキャップはモタモタしますが、手前を変えると加速します。
武豊は終始押っつけますが、スーパークリークは、オグリキャップに付いて行けません。

たちまち後続馬群を置き去りにして、ホーリックスが引き離し、それをオグリキャップだけが、互角以上の脚で追いかけます。
とんでもないハイペースに、どの馬も最後、切れ味などなく、底力が残っている馬が勝つ、サバイバルレースとなります。

オグリキャップにも、いつもの切れ味は見られませんが、南井の豪腕とオグリキャップの根性で、じわじわとホーリックスに迫ります。
ホーリックスもさるもの、脚色は劣りますが、バテてはいません。鞍上のオサリバン騎手の、風車鞭がうなります。
残り50m、ホーリックスは力尽き、ペースが落ち始めますが、時遅し。オグリキャップが首差まで迫ったところが、ゴールでした。
勝ちタイムは、それまでのJCレコード2分25秒0を2.8秒上回る、当時の世界レコード、2分22秒2。
勝ったホーリックス、2着のオグリキャップともタイム差なし、3着に3馬身差。
JCで、オセアニア勢が、初めて優勝しました。

スーパークリークは、後ろから来たペイザバトラーには交わされますが、根性を見せ差のない4着。
イナリワンは後方のまま、11着。

1着 ホーリックス 2:22.2 レコード
2着 オグリキャップ クビ
3着 ペイザバトラー 3

ホーリックスはやる気満々で、早目に来日し、週2回以上、芝2000m以上の調教で時計を出す等、連日激しい調教をビシビシやっていました。
日本の調教師が驚いて、馬が潰れないのか?と疑問を呈していたほどです。
ひ弱な馬なら、潰れるでしょうね。
こんな調教に耐えられる馬だからこそ、破滅的ハイペースに潰れなかったのでしょう。

オグリキャップはもしも、マイルチャンピオンシップと連闘でなかったら・・・
勝てたかどうか、分かりませんが、多くのファンの想いは、万全な状態で走って欲しかった。

後に、オグリキャップが勝った訳でもないこのレースを、オグリキャップのベストレースに挙げる、オグリキャップファンは多いですね。

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2011年11月23日 (水)

Autodrive / Herbie Hancock

今回はちょっと、シンセ談義が、盛りだくさん過ぎかもです(笑)。
ハービー・ハンコックは、チック・コリアと比肩する、ジャズピアノの大御所で、面白い事に両者ともジャズに止まらず、エレクトリック路線のアルバムも出しています。
自分は、どっちが好き?と聞かれたら、ハービー・ハンコックと答えますね。

幼い頃からピアノ天才少年で、ブルー・ノート・レコードのバックミュージシャンを数年した後、21歳に出したソロアルバム、「Takin' Off」が大ヒットして、その後マイルス・デイヴィスの第二期クインテットメンバーに抜擢され、並行して出したソロアルバムもヒットし、ジャズピアニストとしての高い名声を得ます。
マイルス・デイヴィスは新し物好きで、1960年代の終わり頃、最新の電子楽器を揃え、演奏させようとしたのが、ハービー・ハンコックが電子楽器と出会った最初だそうです。

「Fat Albert Rotunda(1969)」、「Mwandishi(1970)」、「Crossings(1971)」、「Sextant(1972)」のジャズ以外のアルバムをリリースした後、「Head Hunters(1973)」が大ヒットします。
自分はここいら辺は、リアルタイムでは聞いていませんが、後に1曲目の「Chameleon」は衝撃で、1973年にで出しのシンセベース!?ですし、後半のローズ・ピアノのソロは名演で、自分がエレピのアレンジをする上でも、バイブルみたいな曲でした。

アルバム「Sunlight(1978)」の裏面の、ハービー・ハンコックの機材写真です。

こちらの写真は、「Sunlight」の裏面のシンセ類の型名です。

高校の頃、このアルバムジャケットを見た時、こんなサウンドシステムが欲しいなぁと憧れました。
でも、これら全て入手して、音を出せるようにするまで揃えると、当時だと億以上かかったのではないでしょうか?

関係ないですが、写真の左側に、BOSSの名コーラスエフェクト、CE-1が2台見えますね。
高校の先輩が持っていて、しばらく借りていじり倒した事があります。
現在でもCE-1の音を絶賛する人は多いですが、そうでしょうか?
CE-1発売当時は、この値段にして良質な音でしたが、自分は後にBOSSから出したCE-3の音の方が、好きですね。

さて、曲に行きましょう。
「Autodrive」は、大ヒットしたアルバム、「Future Shock(1983)」に収録されています。
このアルバムは、エレクトリック路線をさらに推し進めて、テクノなサウンドになっています。
このアルバムからシングルカットした、「Rockit」は大ヒットし、1983年第26回グラミー賞 ベスト・R&B・インストゥルメンタル・パフォーマンス賞を受賞します。

ライブは1984年のロンドンです。
2つの異なるライブ映像と、アニメーション映像をつなぎ合わせているようですね。
この曲も「Rockit」と同様、無機質なシンセサウンドの曲なんですが、当時だと打ち込みで演奏とかは、難しかったんですかね?
それとも、ライブなんだから、打ち込みしないポリシーなんでしょうか?
全楽器、演奏者が演奏しています。

無機質なサウンドは、これはこれでカッコ良いのですが、2:35頃から、ハービー・ハンコックの火の出るようなピアノソロが展開されます。
無機質なサウンドから、有機質なピアノソロ・・・これがまた、この曲の魅力ですね。
さすがハービー・ハンコックで、名演・・・いや神演です。
テーマを演奏しているシンセサイザーは、当初ARP Quadraと思い込んでいたら、全然違い、かなり調べたのですが、結局分かりませんでした(涙)。

面白い映像を発見しました。
ハービー・ハンコックが、クインシー・ジョーンズに、当時数千万もした最新鋭のデジタル・サンプラー、Fairlight CMIの説明をしています。
上の映像と、ほぼ同じ時期なので、ライブでもFairlight CMIを使っているかもしれませんね。
ブラウン管の画面に、ペンでタッチして入力出来る仕組みは、当時のシンセのみならず、コンピューターシステムとしても先端技術だと思います。
演奏は、恐らくパーカッション音やハンドクラップ音(拍手)が、Fairlight CMIの音で、ハービー・ハンコックが弾いているのは、別なシンセ(画面からProphet-5か?)じゃないでしょうか?

続いて、ハービー・ハンコックが、セサミ・ストリートFairlight CMIを弾いているところです。
これを見ると、デジタル・サンプラーが、どんな楽器か分かると思います。
で出しのソロは、ローズ・ピアノのサンプリング音ですね。
ピッチベンダー(キーボード左側のホイール)を使って、音程を変化させると、何だかシンセ音のように聞こえてしまうのが不思議です。
当時数千万したデジタル・サンプラーも、現在はもっと性能の良いのが数十万で入手出来ます。

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2011年11月21日 (月)

平成三強物語 - 1989年 ジャパンカップ(東京GⅠ芝2400m)前編

競馬には、あいつさえいなければ・・・と言う事は良くありますが、平成の初めに、3頭の偉大なサラブレッドが、しのぎを削って、GⅠレースを取り合った時代がありました。
これは、昭和の三強、トウショウボーイ、テンポイント、グリーングラスになぞらえ、この3頭を平成三強と呼びました。

オグリキャップ・・・1988、1990 有馬記念、1989 マイルCS 1990 安田記念
イナリワン・・・1988 東京大賞典(大井)、1989 天皇賞春 1989 宝塚記念 1989 有馬記念
スーパークリーク・・・1988 菊花賞、1989 天皇賞秋、1990 天皇賞春

ジャパンカップ(東京GⅠ芝2400m・・・以後JC)は、世界に通用する強い馬づくりを目標に、1981年から国際招待競走として創設されました。
中央競馬では、1984年からグレード制となりましたが、それはあくまで日本国内での認定です。
海外の馬が出走出来た唯一のレースが、このJCですが、国際セリ名簿基準委員会(ICSC)に国際GⅠに認定されるためには、海外にも開放されている事が必要条件でした。
JCが国際セリ名簿基準委員会によって、国際GⅠに認定されたのは、1992年。
それまでは、賞金こそ高かったものの、国際セリ名簿基準委員会ではGなし競争・・・オープン特別程度の認識でしたので、なかなか一流馬が出走して来ませんでした。

今日は、1989年JCに出走した外国の有力馬について、この時点までの戦歴を簡単に記します。

ホークスター(米)牡馬3歳
アメリカの競馬はダート中心で、3歳牡馬クラッシックはダート競争のみ。
芝のレースは、ダート適性がなかった馬が走るレースです。
ちょうど、中央競馬の芝とダートを逆に考えると、分かりやすいんじゃないですかね?
当初ダートの2歳GⅠレース、ノーフォークS(サンタアニタGⅠダート8.5F約1710m)に優勝したりしましたが、牡馬3冠ではサンデーサイレンス、イージーゴアに全く歯が立たたず、芝路線に変更して成功しました。
セクレタリアトS(アーリントンパークGⅠ芝10F=約2012m)に勝ち、オークツリー招待ハンデ(サンタアニタパークGⅠ芝12F=2414m)では8F=約1609m、1:33:8のとんでもないハイペースで逃げ、芝12Fで2:22:8の世界レコードで、昨年のJC馬ペイザバトラーに4馬身差の楽勝。
この年のJCの、実質的目玉の馬でした。

キャロルハウス(英)牡馬4歳
この年の凱旋門賞馬(ロンシャンGⅠ芝2400m)ですが、社台ファームが種牡馬として購入したため、JCに出走して来ました。
これは前年、JCに出走したトニービンと同じパターンですね。
当時の外国調教師の感覚では、馬主が日本人でなければ、東洋の名も知らぬレースに、凱旋門賞馬を出走させなかったでしょうね。
しかしこの年の凱旋門賞は、無敗の3連勝ながら、やっとGⅢを勝ったばかりの、インザウイングスが1番人気と、小粒なメンバーでした。
しかもキャロルハウスは直線で斜行してしまい、凱旋門賞で2着になったベヘーラの進路をカットして、失格になってもおかしくなかったのですが、そのまま優勝しました。
凱旋門賞以外のGⅠ優勝は、昨年ドイツのローカルGⅠとも言える、バーデン大賞(バーデンバーデンGⅠ芝2400m)くらいです。

イブンベイ(独)牡馬5歳
前走のドイツの最強馬決定戦、ヨーロッパ賞(ケルンGⅠ芝2400m)では、当時のドイツ最強馬、モンドリアンに6馬身もの大差を付け、逃げ切り勝ちしました。
もっとも、一流馬は凱旋門賞(ロンシャンGⅠ芝2400m)に出走しますので、ヨーロッパ賞はローカルなGⅠですけどね。
それ以外のGⅠの優勝は、ヨーロッパのローカルなイタリア大賞(サンシーロGⅠ芝2400m)のみですが、ここまで4連勝、重賞3連勝で来日。

ペイザバトラー(米)牡馬5歳
昨年のJC優勝馬で、絶頂期のタマモクロスとオグリキャップを破りました。
しかし、JC以降は未勝利です。

ホーリックス(新)牝馬6歳
ニュージーランド最強牝馬と言う触れ込みで、出走して来ました。
オーストラリアに比べ、ニュージーランドのレースは賞金も安く、格下扱いですが、オーストラリアのGⅠレース、マッキノンS(フレミントンGⅠ芝2000m)にも優勝しています。
しかしここまでJCでは、オーストラリア、ニュージーランドのオセアニア勢は、全く不振で、人気はありませんでした。

アサティス(英)牡馬4歳
JCに来た時には、9戦5勝2着3回で、唯一の着外もデビュー戦の23頭立て4着と、安定した成績の馬です。
しかし、英国ではGⅡ勝ちまでで、前走イタリアのジョッキークラブ大賞(サンシーロGⅠ芝2400m)で初GⅠ勝ちをしました。

トップサンライズ(仏)牡馬4歳
デビューが3歳春と遅く、芝2400m以上の長距離レースにばかり使われ、GⅢ2勝、GⅡ1勝でしたが、前走ロワイヤルオーク賞(ロンシャンGⅠ芝3100m)に勝って、出走して来ました。

※ 馬の年齢表記は、現在のものに改めて記載しています

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2011年11月20日 (日)

2011年 マイルチャンピオンシップ:結果

11月20日は、3歳以上マイルGⅠレース、マイルチャンピオンシップ(京都芝1600m)が行われました。

①エイシンアポロン 1:33.9
②フィフスペトル クビ
③サプレザ 1 1/2

重目残りとは言え、時計は意外に早いですね。
重の巧拙は、多少勝負の綾だったかも知れませんね。
エイシンアポロンは、重は上手だと思いますし、道中のポジションも絶好。
フィフスペトルと競りましたが、抜かさせませんでした。
サプレザは、凄い脚で迫りましたが、もっと早くに足を使わないと、勝ち負けにはなりませんね。
リアルインパクトは、切れる脚はないんですから、もっと早くからスパートして前に行かないと、勝負になりませんよね。
イモータルヴァースは、インを突きましたが、あまり伸びませんでした。

このマイルチャンピオンシップは、とりわけ予想が難しいレースだと思います。
でも、今年は予想次第では、取れなくはなかったですね。
ちょっと悔しいです。

現在の収支:-328,000

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2011年11月19日 (土)

2011年 マイルチャンピオンシップ

11月20日は、3歳以上マイルGⅠレース、マイルチャンピオンシップ(京都芝1600m)が行われます。

1-1 フィフスペトル(牡5、横山典弘・加藤征弘)
1-2 ダノンヨーヨー(牡5、北村友一・音無秀孝)
2-3 シルポート(牡6、幸英明・西園正都)
2-4 ライブコンサート(セン7、川田将雅・白井寿昭)
3-5 エイシンアポロン(牡4、池添謙一・松永昌博)
3-6 エーシンフォワード(牡6、岩田康誠・西園正都)
4-7 イモータルヴァース(牝3、C.スミヨン・Rb.コレ)
4-8 リアルインパクト(牡3、福永祐一・堀宣行)
5-9 マルセリーナ(牝3、安藤勝己・松田博資)
5-10 スマイルジャック(牡6、三浦皇成・小桧山悟)
6-11 グランプリボス(牡3、M.デムーロ・矢作芳人)
6-12 ミッキードリーム(牡4、和田竜二・音無秀孝)
7-13 サプレザ(牝6、C.ルメール・Rd.コレ)
7-14 レインボーペガサス(牡6、I.メンディザバル・鮫島一歩)
7-15 ブリッツェン(牡5、柴田善臣・二ノ宮敬宇)
8-16 クレバートウショウ(牡5、武豊・崎山博樹)
8-17 リディル(牡4、小牧太・橋口弘次郎)
8-18 キョウワジャンヌ(牝3、飯田祐史・飯田明弘)

単勝人気は、以下の通りです。
(11/12 18:00現在)

①リアルインパクト 4.8
②リディル 5.1
③イモータルヴァース 8.2
④エイシンアポロン 8.3
⑤グランプリボス 10.7

サンデーサイレンス系(父系サンデーサイレンス)は7頭もいます。

サプレザの母父、プレイザントタップは、最近あまり見かけなくなったリボー系ですね。
それ以外、流行血脈を持つ馬ばかりです。
つまんない!

さて、データに行きたいのですが、マイルCSは、過去10年調べてもローテーション、成績、馬齢、マイル適正、京都競馬場の適性など、データの傾向がバラけて絞れません。
このメンバーだと、せいぜい7歳馬のライブコンサート、重賞未勝利のクレバートウショウ、キョウワジャンヌを消すくらいです。
今回は、データを重視せず、レース展開と、これまでのレース内容で、チョイスします。

現段階の天気予報は、明日は晴れ。馬場は、悪くてやや重から良と言ったところでしょうか?
微妙のなので、直前まで馬場状態注意ですね。

逃げるのは、シルポート、またはレインボーペガサス。
スローで逃げたいでしょうが、いくら何でもスローは無理でしょうね。

前走レース内容で、良かったのは、リアルインパクト。
リアルインパクトは、切れ味はないのですが、あの長い東京競馬場の直線向いて先頭に立ち、スピードとパワーで粘ります。
まるで東京競馬場が得意だったGⅠホース、ヤマニンゼファーみたい。
前走毎日王冠では、3歳馬にして、古馬と同斤量で差のない2着。勝ったダークシャドウは、次走天皇賞秋で2着。

京成杯AHのフィフスペトルも、良いレース振りでしたね。
前走のスプリンターズSでは、距離不足ながら差のない6着。マイルの方が、適正があるのではないでしょうか?

調教を見ていて、イモータルヴァースの調教は良いですね。
日本の芝に合うかどうか分かりませんが、合うなら、スノーフェアリーみたいな、次元の違う走りが見られるかもです。
ジャックルマロワ賞で、ヨーロッパ史上最多GⅠ勝ち14勝、女傑ゴルディコヴァを負かしていますしね。

今年帯同馬を連れて来たサプレザは、気になりますが、ジャックルマロワ賞で、イモータルヴァースに完敗。
一昨年、3着しているように、日本のスピード馬場には合っています。
イギリスのマイルGⅠ、サンチャリオットSを3連破していますが、各の高いマイルGⅠではありません。

前走の勝ちが強かった、リディルは調子も良さそうですね。
しかし、自分の勝手な予定では、直線すぐにリアルインパクトに競られ、交され、中団からフィフスペトルが来て、イモータルヴァースも追い込んで来る・・・

もしも馬場が重かったら、重が上手なシルポート、エイシンアポロン、イモータルヴァースにします。

3連複 1-7-8 20,000 192.7(やや重-良予想)
3連複 3-5-7 20,000 174.4(重-不良予想)

自信は、来たら良いですね(笑)。

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2011年11月18日 (金)

平成三強物語 - 1989年 マイルチャンピオンシップ(京都GⅠ芝1600m)

競馬には、あいつさえいなければ・・・と言う事は良くありますが、平成の初めに、3頭の偉大なサラブレッドが、しのぎを削って、GⅠレースを取り合った時代がありました。
これは、昭和の三強、トウショウボーイ、テンポイント、グリーングラスになぞらえ、この3頭を平成三強と呼びました。

オグリキャップ・・・1988、1990 有馬記念、1989 マイルCS 1990 安田記念
イナリワン・・・1988 東京大賞典(大井)、1989 天皇賞春 1989 宝塚記念 1989 有馬記念
スーパークリーク・・・1988 菊花賞、1989 天皇賞秋、1990 天皇賞春

今回は、三強対決ではありません。

天皇賞秋を惜しくも惜敗したオグリキャップは、その後の発表で、マイルチャンピオンシップ、ジャパンカップの連闘のローテーションとなりました。
前回と重複しますが、サラブレットは、目一杯のレースをすると、かなり損耗します。
無理をさせると、早く潰れてしまう事が、長い競馬の歴史からも証明されていると言えます。
競馬の連闘・・・特に、目一杯走っても、簡単に勝てるものではないGⅠレースでの連闘は、野球のピッチャーの連投より過酷だと言えます。

オグリキャップは、父がマイラー(日本では芝1600mが得意な馬)だった事もあり、マイル戦は引退するまで無敗でした。
自分の考えでは、オグリキャップは、本質的にはマイラーだったろうと思っています。
しかし能力とスピードがあり過ぎ、2500mまでこなしたんじゃないかと。
同級生に、これまたマイル戦では化け物じみた強さのサッカーボーイがいましたが、残念ながら両者のマイル戦(1600mのレース)対決は実現せず、サッカーボーイはこの年脚部不安で引退してしまいました。

従いまして、GⅠレースとは言え、マイルチャンピオンシップに出走して来たメンバーで有力なのは、安田記念(東京GⅠ芝1600m)優勝馬のバンブーメモリーぐらいです。
バンブーメモリーは、高松宮杯(中京GⅡ芝2000m)で苦もなくメジロアルダンに負け、そのメジロアルダンを天皇賞秋(東京GⅠ芝2000m)で、並ぶ間なしに交わしたのは、オグリキャップです。

巷では、オグリキャップ、バンブーメモリーの一騎打ちムード・・・いえ、オグリキャップがバンブーメモリーをどれだけ千切るかが、興味の的だったくらいです。
バンブーメモリーに一縷(いちる)の望みがあるとすれば、鞍上に天才武豊を迎えていた事です。
関係ないですが、バンブーメモリーの調教師は、武邦彦・・・武豊の父です。
一馬で予想をしている清水成駿が、このレースにオグリキャップ◎、バンブーメモリー○で、他に何の印も打たなかったのは、有名な話です。

枠連しかなかった当時、人気が予想される馬は、JRAから単枠指定となりました。
オグリキャップ1枠1番、バンブーメモリー3枠4番の単枠指定。

ナルシスノワールが、前走のスワンS(京都GⅡ芝1400m)同様逃げ、スタートの良くなかったオグリキャップは、インコース7-8番手につけ、意外にも先行します。
バンブーメモリーはさらに数頭後ろの、インコースで、オグリキャップをマークするように進みます。
3-4コーナーで、天皇賞秋のように包まれまいと、オグリキャップが動き出しますが、それを見て、バンブーメモリーも外から被せるように、上がって行きました。

武豊は、名ジョッキー、魔術師と呼ばれた武邦彦の息子で、デビュー時から天才と騒がれていました。
馬へ負担がかからない、柔らかい騎乗は天性のものだったでしょう。
そして優男なルックスに似合わず、腕力もあり、馬を追わせる豪腕もありました。
逃げて良し、差して良し、追い込んで良し、牡馬牝馬問わず、実力を発揮するべく、馬を操る事が出来ました。
ジョッキーとして、必要な全てを持っている、天才ジョッキーと言えましたが、何より凄かったのは、騎乗の駆け引きです。
前回の天皇賞秋、スーパークリークの騎乗が120%の騎乗なら、このレースでの武豊の騎乗は、200%の騎乗でした。

4コーナー過ぎ、武豊の駆け引きが炸裂します。
オグリキャップが馬群の外に出そうとするのを、オグリキャップの外で、バンブーメモリーは先団に取り付く振りをして、馬群の外に出す進路を塞ぎます。
武豊は、まだデビュー2年目の若武者でしたが、こんなベテランでも舌を巻くような駆け引きを、どこで覚えたのでしょうか?
やむなくオグリキャップ鞍上の、名手南井克己は、インの馬群に突っ込みます。

オグリキャップは、大外に出したりすれば、凄まじい末脚を繰り出しますが、馬群を捌く器用さはありません。
急に追い出すと、手前を変える(馬がスパートするのに利き脚を代える事)のに、モタモタするクセがありました。
武豊は、天皇賞秋の走りからも、それを学んでいた事でしょう。
南井がインの馬群をついたのを見て、作戦成功と、スムーズに大外から直線スパートします。

オグリキャップはインの馬群を捌いた後、南井が追い出してモタモタする間に、バンブーメモリーはスピードに乗り、離して行きます。
しかも、インを突かれないよう、ラチに寄って行きます。
このシーンを見ると、オグリキャップが一瞬に離されてしまって、結果を知っているのに、何度見ても勝つように見えません。
完全に、武豊の作戦が成功します。

残り100m、まだ1馬身あります。
バテた馬相手ならいざ知らず、相手はスピードに乗ったGⅠホース、バンブーメモリーです。
普通なら、万事休すでしょう。
しかも馬群を捌くのが下手なオグリキャップは、ラチ沿いにバンブーメモリーのインを突きます。

南井もさるもの、ラチに寄ったバンブーメモリーの外に出しては、間に合わなかったでしょうね。
狭いバンブーメモリーのインをこじ開け、鬼脚を繰り出します。
そして南井の豪腕とオグリキャップの根性で、残りの直線100mを1馬身差挽回し、辛うじて鼻差出たところがゴールでした。

1着 オグリキャップ  1:34.6 レコード
2着 バンブーメモリー ハナ
3着 ホクトヘリオス 4

天皇賞秋では、自らのミスで2着に破れ、このレースでもオグリキャップの能力で勝ったようなもので、南井はレース後のインタビューで男泣きしました。
「なんて偉い馬なんだろうと思うと、どうしようもなく泣けてきた」と述べています。
もしかすると、馬主はタダもらいの楽勝のレースを予想していたかも知れませんが、GⅠレースを勝つのは、それほど甘くないのを思い知らされた事でしょう。
そしてこのレースもまた、オグリキャップは目一杯のレースとなりました。
ライバルのスーパークリークは、十分休養しているのにです。

そして翌週のジャパンカップ。
史上屈指の好メンバーで、恐るべき激闘となります。

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2011年11月16日 (水)

平成三強物語 - 1989年 天皇賞秋(東京GⅠ芝2000m)

競馬には、あいつさえいなければ・・・と言う事は良くありますが、平成の初めに、3頭の偉大なサラブレッドが、しのぎを削って、GⅠレースを取り合った時代がありました。
これは、昭和の三強、トウショウボーイ、テンポイント、グリーングラスになぞらえ、この3頭を平成三強と呼びました。

オグリキャップ・・・1988、1990 有馬記念、1989 マイルCS 1990 安田記念
イナリワン・・・1988 東京大賞典(大井)、1989 天皇賞春 1989 宝塚記念 1989 有馬記念
スーパークリーク・・・1988 菊花賞、1989 天皇賞秋、1990 天皇賞春

天皇賞1週間前に、オグリキャップがマイルチャンピオンシップ、ジャパンカップを連闘し、有馬記念に向かうと言う、憶測記事がスポーツ新聞に流れました。
オグリキャップ鞍上の南井克己は、オグリキャップほどの一流馬に、そんな馬鹿げたローテーションはあり得ないと、否定していました。
サラブレットは、目一杯のレースをすると、かなり損耗します。
無理をさせると、早く潰れてしまう事が、長い競馬の歴史からも証明されていると言えます。
競馬の連闘・・・特に、目一杯走っても、簡単に勝てるものではないGⅠレースでの連闘は、野球のピッチャーの連投より過酷だと言えます。

迎えた、天皇賞秋GⅠ(東京芝2000m)、オグリキャップ1番人気、スーパークリーク2番人気、メジロアルダン3番人気、イナリワン4番人気の4強対決と言われました。
このレースには、オグリキャップ、スーパークリークと同期の皐月賞馬ヤエノムテキ、前年の安田記念を優勝したフレッシュボイスも出走しました。
枠連しかなかった当時、人気が予想される馬は、JRAから単枠指定となりました。
オグリキャップ3枠4番、スーパークリーク8枠14番の単枠指定。不思議とイナリワンは、単枠指定となりませんでした。
スタートから急カーブの2コーナーまで、118mしかない東京競馬場の芝2000mでは、先行したい大外枠のスーパークリークは、戦前不利と言われました。

ゲートが空いて、これが引退レースのレジェンドテイオーが逃げ、ウインドミル2番手、スタートが良く、武豊の好判断で無理なく先行出来たスーパークリーク3番手、メジロアルダン4番手、ヤエノムテキ中段、スタートの良かったオグリキャップがそのすぐ後ろ、イナリワンは後方から3頭目に付けました。
そのまま淡々と流れ、1000m通過60.6と、GⅠレースとしては、ややスロー気味。
そのため、馬群の間隔は詰まり、団子状に3-4コーナーを通過して、直線に向かいます。

オグリキャップは、直線追えば伸びる馬でしたが、馬群を捌く器用さはなく、急に追うと手前を変える(利き脚に変えて加速する)のにモタモタするクセがありました。
南井克己は、それを知らなかった訳ではなかったはずですが、4コーナー手前で馬群に包まれながら、先団に付いたのはどう言う訳でしょうか?
直線向いて、前後左右を囲まれ、しかも先行有利のスローペース・・・南井克己はあせった事でしょう。

残り400m過ぎ、インコースを付いて、メジロアルダンが前へ・・・メジロアルダンは切れ味こそありませんが、バテない馬で、鞍上の岡部幸雄には、必勝パターンだったでしょう。
一方武豊スーパークリークは、ワンテンポ遅らせて、残り300mくらいから追い出します。
血統的にも、走りからも、典型的ステイヤーだったスーパークリークは、中距離のスピード勝負、東京芝2000mで互角に戦うには、こうして先行して粘るのは、良い作戦だったと言えたでしょう。
同じ頃、オグリキャップは、前が馬群で塞がったため、馬群の後ろから大外に出し、立て直すと言うロスをします。
間に合うのか?

まだ脚が残っていたスーパークリークが、ゆるりとメジロアルダンを交わし、先頭に・・・武豊の目論見通りです。
しかし当時、スピード勝負ならオグリキャップには敵いません。
外に出してから、南井の豪腕で追い出すと、最初モタモタしますが、手前を変えると中段から他馬をごぼう抜きし、メジロアルダンを3/4馬身交わしたスーパークリークに、頭差迫りましたが、無念にもゴール。
オグリキャップは、負けて強しとは言え、ゴール板が、あと50メートル先なら・・・

イナリワンは、良いところなく、それでも6着。
イナリワンは、神経質な馬で、前走の毎日王冠の激闘で、飼葉食いが落ち、本調子ではありませんでした。

終始先行し、スムースな騎乗をした、武豊のファインプレーでしたね。武豊も後に、120%の騎乗出来たとインタビューに答えています。
岡部メジロアルダンも、これ以上ない好騎乗でしたが、残念ながら馬のレベルが違いました。
自分は、その日、何度もこの天皇賞のビデオを、レース終了後の東京競馬場で見返して、どうして南井がオグリキャップをインコースに入れたのか、理解出来ませんでした。

それから数日後、オグリキャップのマイルチャンピオンシップ、ジャパンカップの連闘ローテーションが発表されます。
ここでひとつの推論なのですが、南井は連闘を知っていて、少しでもオグリキャップの負担にならないよう、インコースを突こうとしたのではないでしょうか?
しかし、GⅠレースに騎乗するほどの他の一流ジョッキーは、人気馬にインコースを突かせるような、楽な競馬はさせません。
それで包まれ、インコースは塞がったまま、前が塞がった馬群の後ろに出し、大外に出すと言うロスにつながった・・・
更に言うと、毎日王冠の時点で、連闘ローテーションを知っていて、それでオグリキャップに楽に勝たせようとして、かえってイナリワンとの激しいマッチレースとなってしまったような気がします。

南井は後に、その晩は悔しくて眠れなかったと述懐しました。

1着 スーパークリーク 1:59.1
2着 オグリキャップ クビ
3着 メジロアルダン クビ

レース後に競馬記者が、オグリキャップが包まれなければ、天皇賞秋に勝てなかったのでは?と武豊に質問しました。
これに、武豊が声を荒げて、後方の馬の位置を知って、あのタイミングで追ったのであって、オグリキャップが包まれなかったら、もっと早くスパートして、どのみちスーパークリークが勝利したと反論しました。
※1 このインタビューは、記憶から書いているので、大意は合っていると思いますが、細部は正確性を欠きます
声を荒げて・・・結果は、神のみぞ知るです。

オグリキャップを負かした武豊には、心無いファンから、脅迫めいた手紙が多数届きました。

※2 馬の年齢表記は、現在のものに改めて記載しています

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2011年11月14日 (月)

競走馬ランキング

特定競馬場、特定距離の競走馬ランキングを、独断と偏見で作成しました。
選定条件は、以下の通りです。
1.該当競馬場の出走経験がある(必須)
2.該当距離の出走経験がある事が望ましい
3.該当競馬場、該当距離の勝利があれば、なお良い
4.1945年(WWⅡ)以降の馬(必須)
5.フリーハンデ等の既存評価に則らない

選定したのは結局、ほぼ1から3の条件・・・になっちゃったかな?

ロンシャン芝2400m 
1.シーバード
2.リボー
3.ダンシングブレーヴ
4.ミルリーフ
5.ヴェイグリーノーブル
6.タンティエーム
7.エクスビュリ
8.アレフランス
9.アレッジド
10. パントレセレブル


アスコット芝8F(約1609m)
1.ブリガディアジェラード
2.フランケル
3.テューダーミンストレル
4.ドバイミレニアム
5.ゴルディコヴァ
6.ロックオブジブラルタル
7.ジルザル
8.ミエスク
9.クリス
10.ソニックレディ


チャーチルダウンズD10F(約2012m)
1.セクレタリアト
2.サイテーション
3.フォアゴー
4.ネイティヴダンサー
5.スペクタキュラービッド
6.スワップス
7.シアトルスルー
8.アファームド
9.サンデーサイレンス
10. カーリン


中山芝2500m
1.ディープインパクト
2.シンボリルドルフ
3.シンザン
4.トウショウボーイ
5.テンポイント
6.グラスワンダー
7.トウカイテイオー
8.ナリタブライアン
9.オグリキャップ
10.テイエムオペラオー


東京芝1600m
1.タイキシャトル
2.オグリキャップ
3.ニホンピロウイナー
4.ヤマニンゼファー
5.ウオッカ
6.ノースフライト
7.トロットサンダー
8.ニッポーテイオー
9.アグネスデジタル
10.ダイワメジャー

どうだったでしょうか?人により、異論もあろうかとは思いますが。
最初は、寸評も載せようかと思いましたが、大変なので割愛しました。

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2011年11月13日 (日)

2011年 エリザベス女王杯:結果

11月13日は、3歳以上牝馬中距離GⅠレース、エリザベス女王杯(京都芝2200m)が行われました。

①スノーフェアリー 2:11.6
②アヴェンチュラ クビ
③アパパネ 1

シンメイフジの大逃げと、意外な展開でしたが、先行した人気勢はじっくり構え、直線抜け出しましたが、昨年同様後方のスノーフェアリーがインに入れ、まとめて差し切られましたね。

スノーフェアリーは、今年は勝利こそありませんでしたが、牡馬の一流馬相手に互角の競馬をしていました。
蕁麻疹報道がなければ、この馬から行きたいくらいでした。
実際昨年ほどの伸びではありませんでしたので、本調子ではなかったのでしょうが、それでも勝つのは役者が数枚上って事でしょう。
推定上り33秒台はこの馬だけで、強さに脱帽です。

アヴェンチュラは、完璧な競馬でしたね。それだけに、スノーフェアリーとはかなりの力差だと思います。
アパパネも、調子が戻って来たようですが、勝ち切れないあたり、ピークは過ぎたのかも知れません。

イタリアンレッドはどうしたのでしょうか?
牡馬混合戦含め3連勝、調教も走っていたし、調子が良さそうに見えましたが、調子のピークが過ぎ、下り坂って事でしょうか?
ことに牝馬の調子の見極めは、難しいですね。

ホエールキャプチャは、思ったよりがんばりましたが、やはりそこそこ良い着順と言った感じで、今回も突き抜けませんでしたね。

レーヴデルソルは、見せ場すらありませんでしたね。
オーナーの意向もあったでしょうが、直前まで出否を迷うくらいなら、軽々しく出て欲しくなかったです。
もし、競争能力が失われていないなら、日本の宝と言っても良いクラスの牝馬なんですから。

蕁麻疹報道にやられちゃった感じですが、その情報を大きく捉えたのは自分。
本来なら、今回のレースは、取らなくちゃ。

現在の収支:-308,000

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2011年11月12日 (土)

2011年 エリザベス女王杯

11月13日は、3歳以上牝馬中距離GⅠレース、エリザベス女王杯(京都芝2200m)が行われます。
面白いメンバーがそろいましたね。
予想は難しいですが、競馬好き冥利に尽きると言うものです。

1-1 アヴェンチュラ(牝3、岩田康誠・角居勝彦)
1-2 イタリアンレッド(牝5、浜中俊・石坂正)
2-3 ホエールキャプチャ(牝3、池添謙一・田中清隆)
2-4 アパパネ(牝4、蛯名正義・国枝栄)
3-5 ワルキューレ(牝7、和田竜二・佐山優)
3-6 サンテミリオン(牝4、M.デムーロ・古賀慎明)
4-7 アニメイトバイオ(牝4、田辺裕信・牧光二)
4-8 レーヴディソール(牝3、福永祐一・松田博資)
5-9 レインボーダリア(牝4、川田将雅・二ノ宮敬宇)
5-10 フミノイマージン(牝5、太宰啓介・本田優)
6-11 ブロードストリート(牝4、藤田伸二・藤原英昭)
6-12 シンメイフジ (牝4、北村友一・安田隆行)
7-13 オールザットジャズ(牝3、小牧太・角居勝彦)
7-14 ダンシングレイン(牝3、J.ムルタ・W.ハガス)
7-15 エリンコート(牝3、後藤浩輝・笹田和秀)
8-16 グルヴェイグ(牝3、四位洋文・角居勝彦)
8-17 レディアルバローザ(牝4、武豊・笹田和秀)
8-18 スノーフェアリー(牝4、R.ムーア・E.ダンロップ)

単勝人気は、以下の通りです。
(11/12 18:00現在)

①スノーフェアリー 3.6
②アヴェンチュラ 5.7
③レーヴディソール 6.0
④アパパネ 9.0
⑤イタリアンレッド 10.2

サンデーサイレンス系(父系サンデーサイレンス)が10頭もいます。

レディアルバローザの母父、テハノランは、カロを経たグレイソブリン系で、テハノランは日本ではちょっと珍しい系統じゃないでしょうか?

サラブレッドの3大始祖の内、現在9割以上はダーレーアラビアンの血統、エクリプス系です。
イタリアンレッド、ダンシングレインの母父は、インデアン・リッジ。サラブレッドの3大始祖の内、今では珍しいバイアリータークの血統、ヘロド系です。
この系統、日本ではパーソロン系やリュティエ系が繁栄した事もありますが、現在は衰退しつつある系統です。
最近の活躍馬ではシンボリルドルフ、トーカイテイオー、メジロマックイーン、ダイタクヘリオス、ダイタクヤマト等。

スノーフェアリーの母父は、チャーンウッドフォレストで、名マイラー、ウォーニングからサラブレッドの3大始祖の内、今ではかなり珍しいゴドルフィンアラビアンの血統、マッチェム系です。
18世紀にイギリスで繁栄しますが、その後衰退、時々系統で1流馬を出しますが後が続かず、しかし現在まで途切れることなく、系統が存続しています。
最近の活躍馬では、カルストンライトオ、サニングデール等。

さて、データに行きましょう。
過去10年、以下の条件が、3着までに来た馬のパターンです。
この条件に当てはまらない馬を消します。
a.3歳なら芝1600m以上勝ち、4歳以上なら芝1800m以上勝ち
b.前走秋華賞3着以内(例外2008リトルアマポーラ6着)
c.前走府中牝馬S3着以内(例外2004エルノヴァ5着)
d.前走天皇賞(秋)、京都大賞典、スワンS
e.前走牡馬混合重賞
f.前走海外の重賞レース
g.過去に重賞勝ち

1-1 アヴェンチュラ(牝3、岩田康誠・角居勝彦)
1-2 イタリアンレッド(牝5、浜中俊・石坂正)
2-3 ホエールキャプチャ(牝3、池添謙一・田中清隆)
2-4 アパパネ(牝4、蛯名正義・国枝栄)
4-7 アニメイトバイオ(牝4、田辺裕信・牧光二)
4-8 レーヴディソール(牝3、福永祐一・松田博資)
5-10 フミノイマージン(牝5、太宰啓介・本田優)
7-14 ダンシングレイン(牝3、J.ムルタ・W.ハガス)
8-18 スノーフェアリー(牝4、R.ムーア・E.ダンロップ)

アパパネも、レーヴディソールも、データでは消えてしまいますが、GⅠホースは、データを超える・・・と言う事で、現段階では残します。

昨年、次元の違う足で、直線ワープして圧勝したスノーフェアリーですが、今週発疹のニュースがあり、本調子ではないのでは?と言う事で切ります。
レーヴディソールは、本当はこのレースで好勝負して欲しいのですが、今週まで出否を迷っていたのが気に食いませんので、切ります。GⅠホースは、データを超える・・・かも知れませんけどね。
ホエールキャプチャは、先週まで疲労が取れず、飼葉食いが落ちたとのニュースがありました。本調子にはないと考え切ります。
フミノイマージンは、イタリアンレッド、アニメイトバイオと勝負付けが済んでいる感じなので、切ります。
同じくアニメイトバイオも、イタリアンレッド、アヴェンチュラと勝負付けが済んでいる感じなので、切ります。
ダンシングレインは、この直前になって、前脚に熱だそうなので、切ります。当初は、この馬買いと思っていたんですけどね。

1-1 アヴェンチュラ(牝3、岩田康誠・角居勝彦)
1-2 イタリアンレッド(牝5、浜中俊・石坂正)
2-4 アパパネ(牝4、蛯名正義・国枝栄)

3連複1-2-4 40,000 44.1

結果として、人気な組み合わせだなぁ・・・

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2011年 ブリーダーズカップ

2011年11月05日、アメリカ競馬の祭典、ブリーダーズカップが、チャーチルダウンズ競馬場でありました。
すいません、レース多過ぎで、アップが遅れに遅れました。

ブリーダーズカップ・クラッシック(ダート10F=約約2012m)。
日本で言うと、有馬記念です。

今年のメンバーは小粒ですね。
前走、ジョッキークラブGCを勝ったフラットアウトが1番人気。今年GⅠ3勝の牝馬ハヴァードグレイスが2番人気、ニュージーランドから参戦した、コックスプレートを連破して、エクリプスS、愛チャンピオンS勝ちですが初ダートのソーユーシンクが3番人気。

直線だけ簡潔に書きますが、じわじわと抜け出したゲームオンデュードに、後方から凄い脚で、豪快にドロッセルマイヤーが差し切ります。
人気馬は見せ場なく、ハヴァードグレイス4着、フラットアウト5着、ソーユーシンク6着。
勝ちタイム=2.04.27

ブリーダーズカップ・ターフGⅠ(芝12F=約2414m)。
アメリカは、ダート競馬中心ですが、芝12Fの最強決定戦です。

フォア賞でヒルノダムールを破り、凱旋門賞で1番人気で7着に敗れたサラフィナが、ここでも1番人気。
イギリスから参戦の3歳牡馬、シームーンが2番人気・・・この馬の成績で、どうして2番人気か謎です。
ナッソーSで、スノーフェアリーを破ったミッデイが、3番人気。

直線だけ簡潔に書きますが、4コーナー前から先団に躍り出たシームーンが先頭で、馬体を併せブリリアントスピードがくらいつきますが、後方からパワフルにセントニコラスアビーが差し切ります。

勝ちタイム=2.28.85

ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルGⅠ(ダート8.5F=約1710m)
2歳牡馬のチャンピオン決定戦で、日本で言うと、朝日FSです。

前走シャンペンSでGⅠ圧勝他3戦3勝全て圧勝のユニオンラグスが1番人気、ノーフォークSでGⅠを勝ったクリエイティヴコーズが2番人気、重賞未勝利ながら、10馬身以上のぶっ千切り圧勝で2戦2勝のハンセンが3番人気。
ハンセンが快調に逃げますが、3コーナー手前からスペイツシティに被せられ、4コーナー手前では代わってクリエイティヴコーズが被さる、苦しい展開。
直線手前には、この2頭を捕え、進出したユニオンラグスがハンセンに迫りますが、差は少しずつしか縮まらず、頭差粘ってハンセンがゴールします。

勝ちタイム=1.44.44

ブリーダーズカップ・ジュヴェナイル・ターフGⅠ(芝8F=約1609m)
2歳牡馬の芝チャンピオン決定戦です。

直線向いて、中団からロートが差して、2 1/4馬身差で優勝します。

勝ちタイム=1.37.41

ブリーダーズカップ・スプリントGⅠ(ダート6F=約1207m)
日本で言うと、スプリンターズSです。

4コーナー手前からスパートしたフォースフリーズに、中団から進出したアマゾンビ(何ちゅー馬名やねんw)が迫り、ねじ伏せて優勝します。

勝ちタイム=1.09.17

ブリーダーズカップ・ダート・マイルGⅠ(ダート8F=約1609m)
日本で言うと、安田記念です。

かなりのハイペースで、直線手前から先団の足色がおかしくなり、直線先頭に躍り出たプリークネスS優勝場シャックルフォードを、後方からケイレブズポッセが差し、並ぶ間なしに4馬身差で優勝しました。

勝ちタイム=1.34.59

ブリーダーズカップ・マイルGⅠ(芝8F=約1609m)
3歳以上の芝マイル・チャンピオン決定戦です。

ハイペースだったのか、直線向いて先行勢は総崩れ、後方から追い込んだコートビジョンが抜け出し、さらに後ろからトゥーラルアーが迫りますが、鼻差コートビジョンが凌いで優勝します。
昨年のこのレース2着馬で、ドバイWCに出走していたジオポンティは4着。
それにしても良馬場なのに、勝ちタイムがブリーダーズカップ・ダート・マイルより遅いって、ど~ゆ~事?

勝ちタイム=1.37.05

ブリーダーズカップ・フィリー&メア・スプリントGⅠ(ダート7F=約1408m)
3歳以上牝馬の短距離チャンピオン決定戦です。

直線、3頭の叩き合いのインから抜け出した、ミュージカルロマンが、後方から凄い脚で迫ったスイッチ、ハースマイルを抑えて優勝。

勝ちタイム=1.23.47

ブリーダーズカップ・ジュヴェナイル・フィリーズ・ダートGⅠ(ダート8F=約1609m)
2歳牝馬のチャンピオン決定戦で、日本で言うと、阪神JFです。

先行したマイ・ミス・オーレリアが、直線向いて先頭に立ち、そのまま3馬身差で優勝します。
ブリーダーズカップ・ダート・マイルとタイムが11秒近く遅い!?
って言うか、ブリーダーズカップ・ダート・マイルのタイムが凄過ぎ?

勝ちタイム=1.46.00

ブリーダーズカップ・レディス・クラッシックGⅠ(ダート9F=約1810m)
3歳以上牝馬のチャンピオン決定戦で、日本で言うと、エリザベス女王杯です。
2007年まで、ブリーダーズカップ・ディスタフと言うレース名でした。

先行したイッツトリッキーが、直線向いて先頭に立ちますが、そのすぐ後ろにいたロイヤルトリッキーが並びかけ、ねじ伏せて2 1/2差つけて優勝します。

勝ちタイム=1.50.78

ブリーダーズカップ・フィリー&メア・ターフGⅠ(芝11F=約2213m)
3歳以上牝馬の芝決定戦です。

直線向いて、中団やや後方にいたパーフェクトシャールが、じわじわ伸びて3/4馬身差で優勝します。

勝ちタイム=2.18.62

ブリーダーズカップでは他に、以下の競争が行われており、そう遠くない将来、GⅠとなるかもです。
・ジュヴェナイル・スプリントOP(2歳牡馬ダート6F=約1207m)
・ジュヴェナイル・フィリーズ・ターフGⅡ(2歳牝馬芝8F=約1609m)
・マラソンGⅡ(3歳以上ダート14F=約2816m)
・ターフ・スプリントGⅡ(3歳以上芝6.5F=約1307m)昨年と今年は芝5F=約1006mで実施

優駿たちの蹄跡から情報を引用

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2011年11月11日 (金)

平成三強物語 - 1989年 毎日王冠(東京GⅡ芝1800m)

競馬には、あいつさえいなければ・・・と言う事は良くありますが、平成の初めに、3頭の偉大なサラブレッドが、しのぎを削って、GⅠレースを取り合った時代がありました。
これは、昭和の三強、トウショウボーイ、テンポイント、グリーングラスになぞらえ、この3頭を平成三強と呼びました。

オグリキャップ・・・1988、1990 有馬記念、1989 マイルCS 1990 安田記念
イナリワン・・・1988 東京大賞典(大井)、1989 天皇賞春 1989 宝塚記念 1989 有馬記念
スーパークリーク・・・1988 菊花賞、1989 天皇賞秋、1990 天皇賞春

天皇賞秋のトライアルレース、毎日王冠(東京GⅡ芝1800m)にオグリキャップと、イナリワンが出走しました。

春シーズンは天才武豊を鞍上に、天皇賞春宝塚記念を連覇し、大井での活躍が伊達でない事を証明しました。
武豊は、秋にはスーパークリークに乗る予定でしたので、新たに関東の豪腕騎手、柴田政人が騎乗する事になりました。

もう1頭、虎視眈々とオグリキャップ、イナリワンを負かすべく、燃えている馬がいました。
前年のダービー(東京GⅠ芝2400m)鼻差2着だったメジロアルダンです。

元々、中距離のGⅠを取れる器と期待されていました。
オープン特別のメイS快勝、夏の高松宮杯(中京GⅡ芝2000m)では、安田記念(東京GⅠ芝1600m)を勝利したバンブーメモリーを子ども扱いして、楽勝し、このレースに出て来ました。
鞍上は、関東の名手、岡部幸雄。
フリーの岡部幸雄は、勝ち目のない馬には乗りませんから、どれだけ期待だったか、分かろうと言うものです。

その他、大井の東京ダービーに優勝し、中央に移籍して来たウインドミル、重賞2勝、天皇賞秋2着の逃げ馬、レジェンドテイオー等が出走して来ました。
しかし、強いメンバーのためか、8頭立て。

レースは、レジェンドテイオーが離して逃げますが、実はペースはそんなに速くないです。
2番手ウインドミル、3番手メジロアルダン、後ろから3番目がオグリキャップ、その後ろをマークするようにイナリワン。
スタートからの3F(600m)は35.1とやや遅目、1000m通過タイムは59.2と平均ペースくらい。
春のGⅠを2勝したイナリワンですが、世間では、オグリキャップやスーパークリークがいなかったから・・・と言う認識はありました。
騎乗依頼が回ってきた柴田政人は、オグリキャップに敬意を表しつつ、負かしてやる覚悟だったと思います。

直線向いて、レジェンドテイオーの脚が鈍り、押し出されるようにウインドミルとメジロアルダンが、先頭に。
長い直線の東京競馬場の坂のあたりから、オグリキャップがスパートしますが、待っていましたとばかり、イナリワンも追い出します。
オグリキャップは、急に追い出すと、最初もたもたする癖があります。
この時にも、追い出してすぐに、もたもたしているように見えます。

どの馬の脚色も良いのですが、中でもオグリキャップの脚は破格です。
しかしマークしていたイナリワンの脚も、負けず劣らず。
南井克己は、この瞬間まで、イナリワンを意識していなかったんじゃないでしょうか?
イナリワンがわずかに交わして、あわてているように見えます。

メジロアルダンが脚を溜めて、残り200m過ぎに、ウインドミルを交わしますが、後ろから来たイナリワン、オグリキャップの方が脚色優勢。
残り100m過ぎにイナリワン、オグリキャップが並ぶ間なく交わし、なおも譲らぬマッチレース。
南井克己の豪腕全開で追い、オグリキャップの根性で、最後オグリキャップの鼻が出たところが、ゴール前。

1着 オグリキャップ 1:46.7
2着 イナリワン ハナ
3着 メジロアルダン 1 1/2

この毎日王冠のイナリワン、オグリキャップのマッチレースは、後々まで、伝説のレースとして、語り継がれます。
オグリキャップは、このレースで目一杯の競馬をした事が、後々影響して来ます。

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2011年11月10日 (木)

Anyday / Derek Trucks Band

先日ジョン・メイヤーの記事で、2007年、米ローリング・ストーン誌上にて、New Guitar Gods(日本では新3大ギタリストとも言われる)が選出された・・・と書きました。
デレク・トラックス
ジョン・フルシアンテ
ジョン・メイヤー
の3名ですね。

今回は、選出されるまで、自分は知らなかった、デレク・トラックスを紹介します。

デレク・トラックスの経歴は、こちらを見て頂きましょう。
しかし、デレク・トラックスのいる、オールマン・ブラザーズ・バンドデレク・トラックス・バンドも、現在はそんなメジャーではないんじゃないですかね?
自分は、オールマン・ブラザーズ・バンドは知っていましたが、現在も活動していると知りませんでした。

選ばれてから聴いてみて、ブッたまげました!
凄いギタリストです!・・・当たり前か・・・神・・・ですものね。

デレク・トラックスが「New Guitar Gods」に選ばれたのは、スライドギターの腕前ではないかと言われています。
スライドギターとは、ガラスまたは固いプラスチック、金属等の筒で、ギターの弦を押さえ、滑らせたりして演奏する奏法です。
ハワイアン音楽なんかに使われる、スチールギターなんかでは、お馴染なのですが、それをエレキギターに取り入れたものです。

かつてのスライドギターの名人、スライドギターの神様とも呼ばれた人に、デュアン・オールマンがいます。
デュアン・オールマンスライドギターに使って弾いたのは、コリシディンと言う、風邪薬の瓶ですが、デレク・トラックスも同じく、コリシディンの瓶を使って弾いています。

スライドギターでは、正確に、ギターのフレットにあるポジションで止めなければ、音程が狂ってしまいます。
多少の音程の狂いは、スライドギターの味でもありますが、激しく狂うとただの音痴です(笑)。

デレク・トラックスは、スライドギターの不安定さがほとんどありません。まるで指引きしたかのように、ギターのちょうど良い音程(フレットの上)に、機械のように正確に止められます。
スライドギターを弾いた事のある人なら分かるでしょうが、あり得ないような正確さ、まさに神業です。

そして、どんなに奏法が素晴らしく実施出来ても、フレーズ自体も素晴らしくなければ、音楽として失格ですが、デレク・トラックスのフレージングは、スライドギターの特徴を理解し、そして素晴しいギターの歌わせ方です。

さて曲に行きましょう。
他の2名のギターの神ほどには、YouTubeにデレク・トラックスの演奏はアップされておらず、逆に名演のチョイスは楽でした。

「Anyday」は、元曲はエリック・クラプトンが在籍したデレク・アンド・ザ・ドミノスの名曲で、今やロック・クラッシクスと言う感じの曲です。
デレク・トラックスバンドでは、2006年のDVD「Songlines Live」。

男性ボーカルは、デレク・トラックスバンドのリードボーカル、マイク・マティソン。

女性ボーカルはゲストで、2度もグラミー賞にノミネート経験がある、スーザン・テデスキです。
何と、デレク・トラックスの奥さんです(笑)。
この曲では、まだ押さえて歌ってますが、ブルースなんか歌うと、叫ぶようにパワフルです。
しかも、実はギタリストでもあり、渋いブルースフィーリングのフレーズを聴かせてくれます。
夫婦でミュージシャンなんて、良いですね。

この曲の選出理由は、歌のバッキングでは思う存分デレク・トラックススライドギターが聴けて、間奏のギターソロでは、デレク・トラックスには珍しい、普通に弾いたギターソロが楽しめます。
まさに、デレク・トラックスの神演奏づくし。

使用ギターは、ギブソンSG
このギター、弾いた時のアタックの、シャープな音の立ち上がりや、音の太さに欠けるのですが、クセの少ない柔らかい音が、スライドギターには適しているんじゃないですかね?
指引きしていますが、ピック弾きに比べ、こもった音になるのですが、その分柔らかくて太い音が出ます。
これも、、ギブソンSGと、好相性かもです。

スライドギターで、コードを弾いていますが、通常のギターのチューニング(E,A,D,G,B,E)では、和音を弾くのは無理があります。
そこでスライドギター用に、昔から、別のチューニング法があります。
この曲の場合、オープンEチューニング(E,B,E,G#,B,E)ではないかと思われます。

間奏の指弾きのギターソロは、かっこ良いボリューム奏法から始まります。
これを聞くと、スライドギターの素晴しいフレーズも当然と思えてしまいますね・・・って言うかこのギターソロ、個性的で本当に素晴しいです。
しかも、オープンEチューニングで、アドリブのギターソロを取るなんて・・・デレク・トラックスが、いかにオープンEチューニングに慣れているか、分かろうと言うものです。

指で、微妙な変化をつけ、色々な音色を出して弾いているのが、お分かりいただけますでしょうか?
素晴らしい表現力です。
自分は現在ギターを弾いてはいませんが、もし弾いてたなら、勉強のため、是非コピーしたいと思わせるものですね。
果たして、ピック弾きで、これにどこまで迫れますかね?
でも、オープンEチューニングか・・・

エンディングの、スライドギターのソロは・・・ヤバいです!
デレク・トラックス並に安定したスライドギターのプレイは、不可能です(涙)。


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2011年11月 5日 (土)

2011年 JBCクラッシック

11月3日、大井競馬場で、ダート2000mの、3歳以上統一GⅠ交流競走のJBCクラッシックがありました。
JBCは、ジャパン・ブリーディング・ファームズ・カップの略で、アメリカのブリーダーズ・カップを参考に、生産者が企画・運営するダート競馬の祭典として、2001年に創設されました。
開催競馬場は、毎年公営競馬上の持ち回りとなっています。

現在、日本のダートの強豪と言うと、地方所属船橋競馬のフリオーソ(GⅠ6勝)、JRAのトランセンド(GⅠ3勝)、スマートファルコン(GⅠ3勝)の3頭です。
かつてのダート王、エスポワールシチー(GⅠ5勝)は、この3頭に割って入るのは、難しそうですね。
このレースには、日本テレビ盃を叩いて快勝したスマートファルコンと、ドバイWC2着、前走統一GⅠ交流競走の南部杯を勝利したトランセンドが出走しました。
実質、現在の日本のダート最強決定戦と言っても、過言ではありません。

ゲートが開いて、スタートが良く、ダッシュも良かったスマートファルコンが先頭、トランセンドが2番手、3番手は、現在統一交流競走2連勝のシビルウォー。
1コーナーで、この3頭と、他馬の間が空き、2コーナーを回る頃には、先頭スマートファルコン、3馬身後ランセンドが2番手、さらにおよそ5馬身差シビルウォー、その後の馬群は付いて行けず、10馬身近く離されます。
3コーナー過ぎでトランセンドが、間隔を詰めようと追い、1馬身半まで迫ります。3番手5馬身差シビルウォー、その後の馬群は更に離され、15馬身くらい後方。
4コーナーを持ったままで回ったスマートファルコンは、直線回って追い出すと、再び3馬身差くらい突き放しますが、さすがに残り200mくらいで足色が鈍り出し、最後トランセンドに1馬身差まで詰め寄られたところがゴール。
3着はシビルウォー、4番手以降は大差(10馬身差以上開いた事)。

スマートファルコンは、昨年JBCクラッシック重賞7連勝、鞍上の武豊は、JBCクラッシック5連覇。
次のスマートファルコン、トランセンドのローテーションはどうなるのでしょうね?
ジャパンカップダートで、再び対決が見たいものです。

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2011年 JBCスプリント

11月3日、大井競馬場で、ダート1200mの、3歳以上統一GⅠ交流競走のJBCスプリントがありました。
JBCは、ジャパン・ブリーディング・ファームズ・カップの略で、アメリカのブリーダーズ・カップを参考に、生産者が企画・運営するダート競馬の祭典として、2001年に創設されました。
開催競馬場は、毎年公営競馬上の持ち回りとなっています。

1番人気が、一昨年優勝で、前走トライアルの東京盃に勝ったJRAのスーニ。
2番人気は、春の名古屋競馬の重賞、かきつばた記念に優勝し、前走東京盃4着のJRAのセイクリムズン。
3番人気は、昨年優勝馬、休み明けのJRAのサマーウインド。

ゲートが開いて、南関東のジーエスライカーが先頭、2番手に笠松のラブミーチャン、3番手JRAのセイクリムズン、南関東のブリーズフレイバー、3番人気のサマーウインドは先行、1番人のスーニは後方を追走。
直線向いて、先頭のジーエスライカーに、ラブミーチャンが並びかけ、残り200mくらいから、ジーエスライカーを抜き去ります。
ジーエスライカーは脱落し、ラブミーチャンの後ろにはJRAのダッシャーゴーゴー、セイクリムズンが迫り、後方から凄い脚でスーニが追い込みます。
並ぶ間なしに、先団をスーニーが交し、2着に粘ったセイクリムズンに1馬身1/4差つけてゴール。3着差なくダッシャーゴーゴー。

スーニーは、一昨年優勝後、昨年は調子を崩していましたが、今年は見事に復活して2勝目を飾りました。
4着に粘った笠松のラブミーチャンも、立派でしたね。

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2011年 JBCレディスクラッシック

11月3日、大井競馬場で、ダート1800mの、3歳以上牝馬統交流重賞競走のJBCレディスクラッシックがありました。
JBCは、ジャパン・ブリーディング・ファームズ・カップの略で、アメリカのブリーダーズ・カップを参考に、生産者が企画・運営するダート競馬の祭典として、2001年に創設されました。
開催競馬場は、毎年公営競馬上の持ち回りとなっています。
JBCレディスクラッシックは、今年の創設で、今年が第1回となります。
グレードは設定されず、並みの重賞扱いになります。

1番人気が、ラヴェリータなので、牝馬限定戦では強い馬なのですが、牡馬と混合戦では、牡馬には敵いません。
2番人気は、ダート2連勝、前走トライアルの交流重賞、レディスプレリュードに優勝したミラクルレジェンド。
3番人気は、笠松の強豪、JBC指定競走の秋桜賞を優勝し、前走レディスプレリュード3着だったエーシンクールディ。

ゲートが開いて、笠松のエーシンクールディ、JRAのブラボーデイジー、カラフルデイズが先手争いをしますが、内枠の利を活かして2コーナー過ぎにはエーシンクールディ先頭、2番手ブラボーデイジー、3番手カラフルデイズ、1番人気のラヴェリータ4番手、2番人気のミラクルレジェンドは、その後を追走。
3コーナー過ぎには、エーシンクールディの半馬身差にブラボーデイジー、3-4コーナー中間から、3番手以下、カラフルデイズ、ラヴェリータ、ミラクルレジェンドが前に進出します。
直線向いて各馬追い出し、ラヴェリータが先頭に躍り出、ミラクルレジェンドが追走、逃げていたエーシンクールディは脱落します。
残り200mくらいから、この2頭のマッチレースとなり、3番手7馬身差くらい後方にカラフルデイズ。
残り100mでラヴェリータが力尽き、ミラクルレジェンドに交され、半馬身差つけられゴール。

最終的には5着まで、JRAが独占しました。
ことダート競争に関しては、地方競馬勢に頑張ってほしいものです。

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2011年11月 4日 (金)

11月に食べたい料理(2011/11)

11月に旬の料理は、カキフライです。って言うか、ちょっとベタなチョイスですね(笑)。
カキと言うと、冬に食べるものと言うイメージがあるでしょう。

日本で流通している主なカキは、大きく大別すると2種類あります。
冬に旬を迎える、広島を始めとする西で養殖されている真ガキ。
夏に旬を迎える、北で養殖されている岩ガキ。
他にも、長ガキ、イタボガキ、スミノエガキと言うのもありますけどね。
もちろん今回は、真ガキのカキフライです。

真ガキは、9月下旬くらいから産卵期前までに、グリコーゲンの量が増大し、美味くなります。
もちろん、生ガキも美味いんですけどね・・・衣をつけて揚げたカキも、生ガキとは違った美味さです。

カキフライと言うと、飲食チェーンの定食のメニューで良くありますが、あれは揚げ物のプロが揚げているんじゃありません。
カキ自体も小ぶりで、良いものじゃありません。
あんなもんが、カキフライの美味さだと思っているなら心外です。

紹介する店は、大振りの真ガキを2枚重ねし、140度くらいの中温の油で、半生に揚げます。
自家製タルタルソースをつけて食べると、ミルキーでジューシーな汁が口に広がり、タルタルソースのコクが、カキをさらに美味くします。

そんな究極のカキフライが食べられるのは、以下の店です。

喝(かつ)
東京都葛飾区東金町1-11-3 伴ビル2F
03-3608-7141

実はこの店はとんかつ屋で、とんかつが、あり得ないぐらい美味いのです。
この店に行って、とんかつを食べないで帰る手はありません。
この店では、安いとんかつなんて注文しないで、最低でも特ロースかつなんかを注文しましょう。
とんかつソースで食べないで、白醤油セット(別料金)がありますので、是非食べてみて下さい。
とんかつの見方が変わると思います。

デザートには、ぜひ杏仁豆腐を。
世の中国料理店のほとんどは、この店の足元にも及ばない・・・それくらい美味いです。

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2011年11月 2日 (水)

Ogre Battle / Queen

学生の頃、良く麻雀をやりました。
特に、ミュージシャン仲間との麻雀は、ミュージシャンの家だと、自分が普段聞かない曲をかけるので、それがきっかけで、好きになったミュージシャンが、たくさんあります。
逆に、自分が音楽に没頭して、麻雀に集中させない作戦だったかもしれませんが(笑)。

当時、クイーンは売れてて有名でしたが、そんなに好きではありませんでした。
クイーンマニアの家で、麻雀をやっていた時、クイーンはどれが良い?と聞かれて、3枚目以降のいくつかのアルバムをセレクトしました。
自分「3枚目以前は?」
友人「ファーストとセカンドは、駄作って言われてるじゃない?」

面白そうだからと、アルバムジャケットが黒魔術風の、1974年発売のセカンドアルバムをBGMで流したのですが、ツボにはまりました。
それまで聞いていたクイーンとは趣が違い、プログレッシブ・ロック風(以後プログレ)
しかも、曲の展開がドラマチックで好きになりました。

以後、それまでヒットした曲なんかも、数年して聴くと、そもそもが良い曲なんで、今はクイーン大好きですね。
余談ですが、高校3年に、友人から買った安物のストラトキャスターを、大改造したのですが、そのきっかけは、クイーンのギタリスト、ブライアン・メイのギター、ブライアン・メイモデルがきっかけです。

当時、まわりからクイーン・セカンドアルバムが好きなんて、変態と散々言われましたが、ガンズ・アンド・ローゼスのアクセル・ローズが、このアルバムを好きだと知って、ちょっと嬉しかったですね。

さて、曲に行きましょうか。
このアルバム、サイドホワイトとサイドブラックがあり、当時、有名ロックバンドは、黒魔術をやっていると言う都市伝説もあり、てっきりそれ系かと思いました(笑)。
実はサイドホワイト(レコードA面)はブライアン・メイの作品、サイドブラック(レコードB面)は、フレディ・マーキュリーの作品なんだそうです。
この曲は、サイドブラックの1曲目です。

CDで発売されると、A面B面と言うのはなくなりましたので、旧A面とB面の間に、少し長いブランクを入れているそうです。

イントロ始まってすぐは、エンディングの逆回転サウンドを流し、1フレーズ後にギター、ベースのリフを被が被さって来ます。
曲の展開は、プログレ風ですが、曲が始まる前のコーラスなんか、入れ方はともかく、その後のクイーンサウンドなんかでも聞かれるものです。

このメロディ、素晴しいと思いませんか?
この頃は、「ノー・シンセサイザー」と、アルバムにクレジットされてた頃で、バッキングの主役はギターです。
ギターのブライアン・メイは、決して凄テクの持ち主ではありませんが、フレーズセンスが良く好きですね。

間奏は、ドラマチックなユニゾン・・・そしてブレイク。この辺も、プログレを意識しているっぽいです。
2:22くらいから、ドラマチックに曲調が変わります。
2:46くらいから、カオスな間奏に入ります。どうなるか心配になりますが、ブレイク・・・上手い展開です。
そして曲調を変え、エンディングに・・・劇的にハモった後、イントロのリフに行くんですね。この展開も上手です。
この終わり方、好きですね。

ちなみに、麻雀やっている時に、この曲を聴いた人達は、気持ち悪いから別のアルバムに変えてくれと言われました(笑)。

http://www.youtube.com/watch?v=kkl3N26e08w&feature=player_embedded

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