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2012年10月の記事

2012年10月28日 (日)

2012年 天皇賞秋:結果

10月28日は、3歳以上中距離GⅠレース、天皇賞秋(東京芝2000m)が行われました。

①エイシンフラッシュ 1:57.3
②フェノーメノ 1/2
③ルーラーシップ 1 1/4

シルポートは、今年も大暴走でしたね。
スタートしてすぐ先頭に立つと、3F34.8と言う、安田記念ですか!って言うペース、以後のラップタイムは、1000m地点で57.3、1600m地点で1分32.7秒ものハイペース。
さすがに、3コーナー回るあたりには、2番手とは10馬身を上回る大差に。

カレンブラックヒルは予想通り2番手、フェノーメノは何と4番手、ルーラーシップは中団やや後ろ、エイシンフラッシュも後方に付けて追走しました。
4コーナー回って、逃げたフェノーメノはまだ10馬身以上離していますが、脚が上がったのが、差が詰まって行きます。

カレンブラックヒルは、ダイワファルコンと並走して、勝負は先と余裕を見せていました。
すると、するするインコースから、凄い脚で抜けて来たのが、エイシンフラッシュです。
カレンブラックヒルもフェノーメノも、虚を突かれた形でしたが、知っていても果たしてどうにかなったでしょうか?
カレンブラックヒルは、ハイペースに粘り切れず、フェノーメノはエイシンフラッシュに半馬身まで迫りましたが、交せず。

エイシンフラッシュは実に、2010年5月30日、日本ダービー以来の勝利。

エイシンフラッシュに、力があるのを否定はしません。
しかしダービー以来、不甲斐ないレースが多かったです。
恐らくこの馬、ムラ馬なんでしょうね。
GⅠホースにして、このムラさは、これまた個性派ですね。

後方で、前に馬を置き、折り合わせ、直線向いてインコースが開くと見るや、ゴールまで450mくらいあったのに、スパートしたミルコ・デムーロ騎手の迷騎乗・・・もとい名騎乗でしたね。

フェノーメノは、自分の予想より、ずっと前に付けましたが、道中も折り合い、カレンブラックヒルを目標に良い騎乗でした。
しかし本当の敵は、別にいたと言う事ですね。

ルーラーシップは、調教重く、事実馬体重18kgプラス。
出遅れして、それで3着ですか・・・次走は恐いですね。

ダークシャドウは、良く4着に突っ込んで来てますが・・・やはり消しとけば良かった(苦笑)。

次ガンバロ。

現在の収支:-1,096,000

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2012年 天皇賞秋

10月28日は、3歳以上中距離GⅠレース、天皇賞秋(東京芝2000m)が行われます。

1-1 ナカヤマナイト(牡4、柴田善臣・二ノ宮敬宇)
1-2 シルポート(牡7、小牧太・西園正都)
2-3 ネヴァブション(牡9、三浦皇成・伊藤正徳)
2-4 フェノーメノ(牡3、蛯名正義・戸田博文)
3-5 サダムパテック(牡4、武豊・西園正都)
3-6 ルーラーシップ(牡5、I.メンディザバル・角居勝彦)
4-7 アーネストリー(牡7、佐藤哲三・佐々木晶三)
4-8 ジャガーメイル(牡8、石橋脩・堀宣行)
5-9 ダイワファルコン(牡5、北村宏司・上原博之)
5-10 フェデラリスト(牡5、横山典弘・田中剛)
6-11 ジャスタウェイ(牡3、内田博幸・須貝尚介)
6-12 エイシンフラッシュ(牡5、M.デムーロ・藤原英昭)
7-13 ダークシャドウ(牡5、福永祐一・堀宣行)
7-14 トランスワープ(セン7、大野拓弥・萩原清)
7-15 トーセンジョーダン(牡6、C.スミヨン・池江泰寿)
8-16 カレンブラックヒル(牡3、秋山真一郎・平田修)
8-17 マイネルスターリー(牡7、松岡正海・田中剛)
8-18 トゥザグローリー(牡5、岩田康誠・池江泰寿)

単勝人気は、以下の通りです。
(10/27 18:00現在)

①カレンブラックヒル 3.3
②ルーラーシップ 4.2
③フェノーメノ 4.6
④ダークシャドウ 6.2
⑤エイシンフラッシュ 18.9

サンデーサイレンス系(父系サンデーサイレンス)は、7頭、母父が、サンデーサイレンス系も含めると、実に12頭が、サンデーサイレンスの血です!?

ダークシャドウの母父は、プライベートアカウント→ダマスカス→テディ、物凄く遡ると19世紀のイギリス3冠馬で、16戦全勝の名馬オーモンドがいます。
オーモンドは、競争成績は素晴らしかったのですが、4歳時に喘鳴症が出て、そのため種牡馬として嫌われて、生涯を通じて産駒数が少なく、父系はほとんど残っていません。

エイシンフラッシュの母父プラティニもドイツ血統で、10代先祖のハンプトンは、ハイペリオン系の祖で、近年の日本競馬ではサッカーボーイ-ディクタスの系統の祖でもあります。
6代遡った祖、Alchimistからはドイツで種牡馬になりましたが、この馬は第二次大戦後、進駐したソ連軍に、鍋にして食べられてしまいました。
5代遡った祖、その子Birkhahnは、旧東ドイツでダービーを勝ち、許可をもらいベルリンの壁を越え、旧西ドイツでもダービーを優勝しました。

ナカヤマナイトの母父、カコイシーズは、アリダー直仔です。
アリダーは、ネイティブダンサー系で、一世を風靡しましたが、衰退して、今では珍しいです。

ジャスタウェイの母父は、1984年の第1回ブリーダーズカップ・クラッシックGⅠの勝ち馬、ワイルドアゲインです。
杉ちゃんとは、関係ありません(笑)。
ブリーダーズカップは、高額賞金レースとしても知られていますが、追加登録料も半端ない高額で、2着までに来なければ、赤字になると言われています。
メドウランズ・カップ・ハンデと言う、ハンデ戦のGⅠで、軽い斤量を背負い優勝しただけなのに、追加登録料を払い、出走して来ました。
1番人気は、GⅠ7勝馬で、ここまでGⅠ5勝含む6連勝中の、スルーオゴールドでしたが、ワイルドアゲインは見事な粘り腰で逃げ切りました。
日本で言うと、アルゼンチン共和国杯に、軽ハンデで勝った成績ムラな馬が、有馬記念に出て来て、オルフェーブルを負かしたようなもんです。
ワイルドアゲインは、ノーザンダンサーを通らない、珍しいニアークティック系です。
日本ではワイルドラッシュ産駒が、ダートで活躍していますね。
代表的産駒は、トランセンドです。
ジャスタウェイの母父は、1984年の第1回ブリーダーズカップ・クラッシックGⅠの勝ち馬、ワイルドアゲインです。
杉ちゃんとは、関係ありません(笑)。
ブリーダーズカップは、高額賞金レースとしても知られていますが、追加登録料も半端ない高額で、2着までに来なければ、赤字になると言われています。
メドウランズ・カップ・ハンデと言う、ハンデ戦のGⅠで、軽い斤量を背負い優勝しただけなのに、追加登録料を払い、出走して来ました。
1番人気は、GⅠ7勝馬で、ここまでGⅠ5勝含む6連勝中の、スルーオゴールドでしたが、ワイルドアゲインは見事な粘り腰で逃げ切りました。
日本で言うと、アルゼンチン共和国杯に、軽ハンデで勝った成績ムラな馬が、有馬記念に出て来て、オルフェーブルを負かしたようなもんです。
ワイルドアゲインは、ノーザンダンサーを通らない、珍しいニアークティック系です。
日本ではワイルドラッシュ産駒が、ダートで活躍していますね。
代表的産駒は、トランセンドです。

さて、データに行きましょう。
過去10年、以下の条件が、3着までに来た馬のパターンです。
この条件に当てはまらない馬を消します。
a.直前のレースが3ヶ月以内の重賞、または宝塚記念、またはGⅠホース(例外:2012 ペルーサ)
b.前走宝塚記念5着以内
c.前走毎日王冠5着以内
d.前走京都大賞典4着以内
e.前走札幌記念勝ち
f.オールカマー4着以内(って言うか過去に2006スウィフトカレントのみ)
g.過去に重賞勝ち(例外2007アグネスアーク・・・2度重賞2着経験あり)

さらに、6歳以上の3着までの成績は、1-1-1で、内1着、3着は、古馬になってさらに成長したカンパニー、2着はナリタトップロード。
6歳以上は、あまり活躍しないレースと言えます。

オールカマー組は、過去10年で、3着以内に来たのはスウィフトカレントのみ。
軽視しても良いと思います。

2-4 フェノーメノ(牡3、蛯名正義・戸田博文)
3-6 ルーラーシップ(牡5、I.メンディザバル・角居勝彦)
6-11 ジャスタウェイ(牡3、内田博幸・須貝尚介)
7-13 ダークシャドウ(牡5、福永祐一・堀宣行)
8-16 カレンブラックヒル(牡3、秋山真一郎・平田修)

東京競馬場を自分の庭のように得意にしている、ダークシャドウは、残します。

調教の動きが良くなかった、ルーラーシップを切ります。
ルーラーシップの意味は、統治地位なので、今回のような天覧競馬では、良い名前なんですけどね。

逃げるのは、シルポート、またはカレンブラックヒルでしょうね。
恐らく昨年同様、シルポートが逃げると思います。
昨年のような、破滅的ペースならいざ知らず、さすがに2年続けてそんな無謀な事はしないでしょう。

もしあまりに遅いと、カレンブラックヒルに突っつかれるでしょう。
平均ペース、やや速目じゃないかと思います。

カレンブラックヒルは、もし稀代の名馬と呼ばれるのなら、ここでは負けていられないでしょう。
父も勝った、東京芝2000mなんですが、前走が僅差と言う事もあり、果たしてゴールまで粘れるのだろうか?と疑問に思います。
ペースが速くなり、しばしばスピードだけでなく、底力も要求されるレース展開になりやすい、天皇賞秋ならなおさらです。

2-4 フェノーメノ(牡3、蛯名正義・戸田博文)
6-11 ジャスタウェイ(牡3、内田博幸・須貝尚介)
7-13 ダークシャドウ(牡5、福永祐一・堀宣行)

3連単で勝負したいと思います。

ちなみに過去10年、東京競馬場未勝利馬が、天皇賞秋を優勝した事がありません。
ジャスタウェイは、東京競馬場未勝利馬です。

頭は、フェノーメノ、ダークシャドウのいずれかですが、どっちも東京競馬場巧者です。
勢いのある、フェノーメノを頭に、2着ダークシャドウ、3着ジャスタウェイの順で行こうと思います。
2002年以来、10年ぶりに、3歳の優勝となって欲しいですね。

3連複 4→13→11 30,000 185.0

自信は・・・少し希望を持っています。

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2012年10月27日 (土)

平成三強物語 - 1988年 天皇賞秋(東京GⅠ芝2000m) オグリキャップ(4)

競馬には、あいつさえいなければ・・・と言う事は良くありますが、平成の初めに、3頭の偉大なサラブレッドが、しのぎを削って、GⅠレースを取り合った時代がありました。
これは、昭和の3強、トウショウボーイ、テンポイント、グリーングラスになぞらえ、この3頭を平成3強と呼びました。

オグリキャップ・・・1988、1990 有馬記念、1989 マイルCS 1990 安田記念
イナリワン・・・1988 東京大賞典(大井)、1989 天皇賞春 1989 宝塚記念 1989 有馬記念
スーパークリーク・・・1988 菊花賞、1989 天皇賞秋、1990 天皇賞春

最初にこのページを読む前に、平成三強物語 - 1987年-1988年 オグリキャップ(1)平成三強物語 - 1988年 オグリキャップ(2)平成三強物語 - 1988年 毎日王冠(東京GⅡ芝1800m) オグリキャップ(3)を一読願います。

すいません、またまた、あまりに間隔が空き過ぎましたね。
サーバ入れ替えをして、忙しかったのが理由ですが、とっくに入れ替えは終わり、怠けてました。
そうしたら、JRAの天皇賞のCMですもんね(苦笑)。

これは、書くしかないな・・・と。

今回は、オグリキャップとタマモクロスの初対決、1988年10月30日の天皇賞秋(東京GⅠ芝2000m)について書きます。

オグリキャップはクラッシック登録がなく、菊花賞(京都GⅠ芝3000m)に出走出来ないので、毎日王冠(東京GⅡ芝1800m)を勝利し、天皇賞秋に進みました。
公営笠松から移って以来、ここまで6連勝で、全て重賞勝利です。
同様に、公営から来て連戦連勝したアイドルホース、ハイセイコーのあだ名と同じく、怪物とあだ名されました。
この怪物のあだ名のニュアンスには、想像をはるかに超えた強さ・・・と言うのがあったと思います。

タマモクロスは、ある日400万下の条件戦をぶっ千切って勝って以来、7連勝、内重賞5連勝、GⅠレースは天皇賞春(京都GⅠ芝3200m)、宝塚記念(阪神GⅠ芝2200m)と連勝中です。

1番人気は、オグリキャップ。
2番人気は、タマモクロス
しかも2頭とも、サラブレッドの出生率7%と言う、葦毛馬なのです。
3番人気は、1978年毎日王冠優勝、ここまで重賞5勝、1988年安田記念(東京GⅠ芝1600m)2着の女傑ダイナアクトレス。

他には、1985年日本ダービー(東京GⅠ2400m)優勝馬シリウスシンボリ、1988年天皇賞春2着馬、ランニングフリーも出走して来ましたが、いずれもオグリキャップが毎日王冠で負かしていました。
従いまして、オグリキャップ、タマモクロスのマッチレースムードでした。

逃げたのは、大方の予想通りレジェンドテイオー。飛ばして、先頭に立ちました。
そしてこれまた予想通り、ガルダン、カイラスアモンが続きます。
しかし意外だったのは、その直後にタマモクロスが付けた事。
タマモクロスはここまでのレースで、末脚が切れる印象でしたので、先行するとは思っていませんでした。
もしも競馬場にいたら、観客のどよめきが聞こえて来たかも知れません。
タマモクロス、かかったのか?
オグリキャップは、中団に付けました。

スタート3F(600m)が、35.7のハイペースでしたが、1000m通過が59.4と、逃げたレジェンドテイオーは、少しペースを緩めます。
タマモクロスは馬なりに、2番手につけます。オグリキャップは、中団のまま。
道中ガチャガチャやらず、淡々とそのまま流れます。
直緯線向いて、タマモクロスは余裕たっぷり。馬なりで、先頭のレジェンドテイオーとの差が詰まって行きます。
タマモクロスの南井騎手は、後ろを振り返り、オグリキャップを確認する余裕がありました。
いつも通り中団に付けて、本来なら勝ちパターンのオグリキャップは、追い出します。
タマモクロスが追い出したのは、残り300mくらい。
並ぶ間なしに、レジェンドテイオーを交し、先頭に立ちました。
オグリキャップが凄い脚で、突っ込んで来ました。
しかし1馬身1/4まで差が詰まったところで、タマモクロスとオグリキャップの脚色が一緒になり、態勢そのまま。

タマモクロスが優勝しました。
2着はオグリキャップ、3着は3馬身後方でしたが、粘り込んだレジェンドテイオー。

1着 タマモクロス 1.58.8
2着 オグリキャップ 1 1/4
3着 レジェンドテイオー 3

通常、GⅠレースに出走する場合、トライアルレースを使って、ひと叩きするのが通例です。
タマモクロスの調教師、小原伊佐美は、タマモクロスが飼い食いが細く、レースで使い減りするため、あえてトライアルレースを使わず、調教だけで仕上げる事にしたのだそうです。
南井騎手は恐らく、スピードのあるオグリキャップに、パワーとスタミナで対抗するべく先行して、粘り込む作戦だったのだろうと思います。
このレースの、南井騎手のレース回顧映像がありますが、無難に内容に終始していて、さすがに本音は話さないですね。

オグリキャップは、いつも通りの勝ちパターンで競馬しましたが、相手が悪かった。
オグリキャップの河内騎手は、果たして事前に、タマモクロスの分析をしたのかどうか。
いつも通りの、自分の競馬をすれば、勝てると思っていたのじゃないかと、思います。

葦毛のライバルは、次走ジャパンカップで再戦します。

次回は、1988年菊花賞、スーパークリークについて書きます。

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2012年10月21日 (日)

2012年 菊花賞:結果

10月21日は、3歳GⅠレース、菊花賞(京都芝3000m)が行われました。

①ゴールドシップ 3:02.9
②スカイディグニティ 1 3/4
③ユウキソルジャー 2

ゴールドシップは、こんな人気一本かぶりなのに、内田ジョッキーは、後ろから2番手につけました。
向こう上面の上りで、外に出して仕掛けて上がって行って、ロングスパート。
4コーナー手前には先団を捉える位置に。
そして直線には先頭、そこから押し切ってしまいました。

JRAのCMがミスターシービーでしたが、お前はミスターシービーか!とツッコミたくなるような乗り方でした。
この乗り方なら、器用さなんて関係ありませんね。

ともすれば、過信じゃないのと言う乗り方ですが、それでも勝ってしまうとは・・・まあ、まともなら他の馬とはレベルが違いますからね。
内田騎手が、地方と合計して、通算4千弱の勝利を稼いでいるジョッキーと言うのを、忘れていました。
菊花賞優勝おめでとうございます。

スカイディグニティは、前走セントライトでフェノーメノの2着でしたが、セントライトは全体的にレベルが低かったので、軽視してしまいました。
イオリッツ・メンディザバル騎手・・・外国人ジョッキー騎乗で、腕で持って来られた感じですね。
でも頑張り過ぎたのか、レース後脱臼したそうです。

3着は、差して来たユウキソルジャー。
もうこの辺になると、前の2頭とは、レベルが違い過ぎますね。

次ガンバロ。

現在の収支:-1,066,000

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2012年 菊花賞

10月21日は、3歳GⅠレース、菊花賞(京都芝3000m)が行われます。

1-1 ゴールドシップ(牡3、内田博幸・須貝尚介)
1-2 フェデラルホール(牡3、吉田隼人・中川公成)
2-3 ベールドインパクト(牡3、四位洋文・大久保龍志)
2-4 ラニカイツヨシ(牡3、佐藤哲三・山内研二)
3-5 アーデント(牡3、M.デムーロ・加藤征弘)
3-6 ロードアクレイム(牡3、福永祐一・藤原英昭)
4-7 エタンダール(牡3、松岡正海・藤原英昭)
4-8 ニューダイナスティ(牡3、浜中俊・石坂正)
5-9 フジマサエンペラー(牡3、池添謙一・菊川正達)
5-10 マウントシャスタ(牡3、川田将雅・池江泰寿)
6-11 ビービージャパン(牡3、武幸四郎・千田輝彦)
6-12 コスモオオゾラ(牡3、柴田大知・高橋義博)
7-13 ダノンジェラート(牡3、三浦皇成・萩原清)
7-14 ミルドリーム(牡3、江田照男・角居勝彦)
7-15 ユウキソルジャー(牡3、秋山真一郎・服部利之)
8-16 スカイディグニティ(牡3、L.メンディザバル・友道康夫)
8-17 タガノビッグバン(牡3、太宰啓介・本田優)
8-18 トリップ(牡3、小牧太・松田博資)

単勝人気は、以下の通りです。
(10/20 18:00現在)
①ゴールドシップ 1.5
②マウントシャスタ 13.2
③エタンダール 14.5
④フェデラルホール 18.6
⑤ロードアクレイム 18.9

いつもながら、サンデーサイレンス系(父系サンデーサイレンス)を数えていますが、18頭中13頭が、サンデーサイレンス系です。
しかもディープインパクト系大盛況で、7頭もいます。
母系にサンデーサイレンス系が入った馬もカウントすると、何と16頭もいます。
サンデーサイレンス恐るべし!

昨年も書きましたが、菊花賞はデータ泣かせのレースです。

直前のローテーション、着順、勝利・連対した距離、これら各々では、分布がばらけていて、絞る要素は見い出せません。
菊花賞3着まで来た皐月賞・ダービー不出走馬は、菊花賞では強いです。
抽選出走馬も来ており、抽選で出て来た馬も無視できません。
春の成績は無視してかかって良いでしょう。

自分は昨年、オルフェーブルを蹴飛ばすと言う大愚挙で、かつ我流血統診断で予想して、かすりもしませんでした。
血統予想だけで、美味しい馬券が当たるなんて話はそうそう(だったら予想スンナよ!)なく、無謀でしたね。

データについて、あえて言うと、
a.神戸新聞杯組は7着まで(例外:2008フローテーション12着)。
b.セントライト記念は3着まで(例外:マンハッタンカフェ4着)。
c.条件レース組は、勝利している事(例外:2001マイネルデスポット3着)。
d.過去、芝2000以上の距離で優勝、または芝1600以上の重賞で連対(例外:2009スリーロールス)。
e.500万下からの出走は3着までに来た事がない
f.条件レースからの出走で、その年3着までに来るのはせいぜい1頭
g.ダービーからぶっつけの出走馬は、3着までに来ていない
h.前走ダートだった馬は、3着までに来ていない

1-1 ゴールドシップ(牡3、内田博幸・須貝尚介)
1-2 フェデラルホール(牡3、吉田隼人・中川公成)
3-6 ロードアクレイム(牡3、福永祐一・藤原英昭)
6-11 ビービージャパン(牡3、武幸四郎・千田輝彦)
7-13 ダノンジェラート(牡3、三浦皇成・萩原清)
7-15 ユウキソルジャー(牡3、秋山真一郎・服部利之)
8-16 スカイディグニティ(牡3、L.メンディザバル・友道康夫)
8-17 タガノビッグバン(牡3、太宰啓介・本田優)

何が逃げるのでしょうか?
ニューダイナスティ、ビービージャパンあたりでしょうか?
前に行きたい馬は、ユウキソルジャー、タガノビッグバンあたりでしょうか?
ガツガツやりあう場面は想定しにくく、速くても平均ペース、それよりずっと遅目かも知れません。

そうなると、直線一気では決まると思われず、良い位置に付けて、4コーナー手前からロングスパート出来ると有利なように思われます。

いつものように、消去法ではなく、この中から、賭けたい馬をチョイスします。

ユウキソルジャーは、2戦2勝と京都コース得意。
条件戦ではありますが、菊花賞と同様の京都外回りコースもこなして、長く良い脚を使っています。
フェデラルホールは、未勝利から3連勝。
勝っているコースが小回りばかりなのは、気になるところですが、前走は中山2500mでも勝っていて、坂のあるコースにも対応出来、スタミナもありそうです。
前走の前哨戦を2着して、長く良い脚を使ったロードアクレイム。
このくらいの馬に乗った時の福永の方が、自分には恐いです。

さて、ゴールドシップですが、今回は飛ばしたいと思います。
このメンバーなら、アッサリ勝って何の不思議もないですが。
この馬は、ダービーで見せたように、勝負どころではズブく、一瞬の脚でインを突くような小器用さも感じられず、1枠1番でと言うのも、嫌ですね。
折り合いにも、不安があります。

3連複 2-6-15 \15.000 351.5

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2012年10月20日 (土)

塩ネギワンタンメン 2012年9月に印象に残った料理

9月に印象に残った料理は、塩ネギワンタンメンです。

9月は、例年になく美味いものだらけだったんですけどね。
あえてラーメンにしようかな・・・と。

自分のかのサイトを見ていない方なら、そんなジャンキーな料理を取り上げるの?・・・とか思う人もいるのでしょうか?

巷の99%くらいのラーメンは、確かにジャンキーな食い物です。
残り1%(あるいはそれ以下?)のラーメンは、ジャンキーだなんて言っては失礼です。
味も良く、体にも良いラーメンです。

ラーメンは中国料理のスープ麺料理、湯麺(タン・ミェン)が伝わり、日本国内で独自進化したものです。
1990年位までのラーメンは、安いが不味いものの代名詞でした。
しかし当時、東京にも数軒、化学調味料を使わないラーメン屋もありました。
それが少しずつ支持され、現在では数十軒、化学調味料不使用・・・無化調のラーメン屋があります。

良く中国料理の美味しく、食べて体に良いのを医食同源と言いますが、中国料理の湯麺(タン・ミェン)がベースのラーメンが、どうしてジャンキーなのでしょうか?
千円しない、安い料理ですので、手間をかけずダシの食材の質が低く、さらに手間をかけたくないために化学調味料を添加して、お客にコッテリ味が好まれるので、質の低いラードをスープ上面に散らして作ったものだからです。
ひどい店では、ダシすら使わず、粉スープなんて事もあります。

そして、いい加減なラーメンを美味いと支持する人多数・・・中には、人気ブロガー(しかもラーメン食べ歩き専門w)がいるんだから、困ったものです。

ごく一部の1%に属する無化調のラーメンは、スープのダシに惜しげもなく良い食材を使い、手間をかけてダシを取ります。
医食同源だなんて言っても、世の中国料理店のほとんどが、ロクなダシを取っていません。
無化調のラーメンの多くは、ほとんどの高級中国料理店が及びもつかないほど、素晴しいダシを取ります。

さらに製麺機を購入して、高品質な小麦粉を仕入れ、自家製麺を出す店があります。
製麺所は企業ですので、どうしても麺で利益を取らなくてはいけませんが、自家製麺では、麺で儲けなくてはならない縛りがありません。
そして製麺所で打ったもの顔負け・・・いえそれ以上の麺を出すのです。

こんなラーメンに、ジャンキーなんていうのは失礼ですし、下手な高級中国料理店顔負けの美味さなのです。

紹介したいのは、場所が埼玉県越谷市とロケーションが悪いですが、めちゃくちゃ美味いのに、なぜかしら評判になっていないラーメン屋です。

この店のご主人は、ラーメンの鬼、佐野実氏のもとで修業した方。
店の口上をそのまま書くと、名古屋コーチンの丸鶏とガラをふんだんに使い、焼き甘エビ、本枯節、屋久鯖節、尾礼部産真昆布で取ったダシなんだそう。
スッキリとした清湯系の、透明感のあるスープです。

変な店のラーメンは、ブロイラー臭く、自分は食えたもんじゃないのですが、この店では名古屋コーチンですので臭みもなく、複雑玄妙な旨味たっぷりです。
今風の魚介系を強く利かせたダシではなく、名古屋コーチンのダシに、脇役として魚介系ダシを使っています。
人によっては、普通の味とか言う人もいますが、このスープの旨味が分からないなんて、味覚障害を疑った方が良いですね。
本物の旨味がここにあります。

麺は自家製麺で、元々絶品な麺でした。
その絶品麺をさらに改良して、「ゆきちから」と言う高級小麦粉、玉子、塩、天然鹹水(カンスイ)で作った、二段仕込み完熟麺を使っています。
この店では、「華寮」と呼んでいます。

清湯系の、透明感のあるスープには、スープの味をじゃましない、細麺が良く合います。
そしてこの店の麺も、細打ちです。

この店では、麺を固茹でしません。
安い小麦粉、または小麦生地に混ぜ物をした質の劣る麺なら、固目に茹でた方が美味い・・・と言うか、固目に茹でないと食えたもんじゃありません。
しかし質の良い小麦粉で作った麺は、ちゃんと茹でてこそ、麺の小麦の味が活きます。

頭の固いラーメンフリークは、なんとかの一つ覚えのように、麺固目を追及する人がいますが、是非本物のちゃんと茹でた自家製麺を味わって欲しいですね。

味玉は、名古屋コーチンだったように思いますが、つけ汁の味が絶妙で素晴しい美味さです。
チャーシューは、フランス料理のコンフィの技法・・・味付けして漬け込んだ後、低温の油でじっくりと柔かく火を通したものです。
自分は味付けは好きなのですが、チャーシューにコンフィの技法は好きではありません。
しかし食べ歩きする仲間には、このチャーシューが好きと言う人もいます。

その他、刻みネギ、揚げネギ、茹で小松菜といずれも隙がない美味さです。
この日食べたワンタンは、出来が悪くそんなに美味くなかったのですが、別の日に食べた時は、美味かったです。

こんな凄いラーメン屋を放っておくなんて、マスメディアやブロガーの人々、気は確かなんでしょうか?
ちなみにかのサイトでは、反響が高かった店です。

あらら・・・今回ちょっと辛口発言だったかな(笑)?



こしがや
埼玉県越谷市越谷1-12-19
048-962-2751

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2012年10月14日 (日)

2012年 秋華賞:結果

10月14日は、3歳牝馬GⅠレース、秋華賞(京都芝2000m)が行われました。

①ジェンティルドンナ 2:00.4
②ヴィルシーナ ハナ
③アロマティコ 1 1/2

逃げ馬不在なので、ヴィルシーナの逃げもあるかなと思っていたら、押っつけて先頭へ。
そこから、もの凄いスローペースに落としましたね。
もしかしてそのまま逃げていたら、勝っていたかも知れません。

あまりのスローペースに、チェリーメドゥーサが先頭を奪って離して逃げますが、それでもペースは速くなかったです。
直線向いて、もしやチェリーメドゥーサに、逃げ切られるのでは?と思って程です。

ヴィルシーナは、後ろから突っ込んで来たジェンティルドンナと馬体を併せ、脚色はほぼ同じになってしまいましたね。
ヴィルシーナの調子が良かったと言う事もあるのでしょうが、スローペースが幸いしたのだと思います。

意外にもジェンティルドンナが、こんなに苦労して勝利するとは思っていませんでしたが、ハナ差でも勝利は勝利です。
史上4頭目、3冠牝馬おめでとうございます。
次はエリ女で、4冠目を狙うんでしょうね。

ヴィルシーナは、返す返すも、チェリーメドゥーサに行かれたのは、誤算だったでしょう。
しかし今まで以上にジェンティルドンナを苦しませたのは、大したものです。

3着はアロマティコでしたか。
前走条件クラスで負けていたので、この馬に賭ける可能性は低かったですね。

馬単で、配当300円ですから、もし賭けるなら200万。
このレースに関しては、1-2番人気で決まりましたが、牝馬のレースは紛れが多いので、とても大枚はたく気になれませんでした。
穴に3連単と思ったのですが、14-1の組み合わせだと、付かない配当ばかり。
しかも、どれもリスクを冒すだけの配当ではなく、賭けるのをやめました。

見るレースで、正解だったように思います。

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2012年 秋華賞

10月14日は、3歳牝馬GⅠレース、秋華賞(京都芝2000m)が行われます。

1-1 ヴィルシーナ(牝3、内田博幸・友道康夫)
1-2 アロマティコ(牝3、佐藤哲三・佐々木晶三)
2-3 ブリッジクライム(牝3、大野拓弥・鈴木康弘)
2-4 ハワイアンウインド(牝3、N.ピンナ・岡田稲男)
3-5 ラスヴェンチュラス(牝3、川田将雅・小島茂之)
3-6 チェリーメドゥーサ(牝3、小牧太・小西一男)
4-7 トーセンベニザクラ(牝3、武豊・柴崎勇)
4-8 キャトルフィーユ(牝3、四位洋文・角居勝彦)
5-9 ダイワズーム(牝3、横山典弘・鹿戸雄一)
5-10 ハナズゴール(牝3、田辺裕信・加藤和宏)
6-11 サンシャイン(牝3、浜中俊・藤岡健一)
6-12 アイスフォーリス(牝3、松岡正海・相沢郁)
7-13 メイショウスザンナ(牝3、福永祐一・高橋義忠)
7-14 ジェンティルドンナ(牝3、岩田康誠・石坂正)
7-15 ミッドサマーフェア(牝3、蛯名正義・小島太)
8-16 サトノジョリー(牝3、秋山真一郎・松田国英)
8-17 アイムユアーズ(牝3、池添謙一・手塚貴久)
8-18 オメガハートランド(牝3、石橋 脩・堀宣行)

単勝人気は、以下の通りです。
(10/13 18:00現在)
①ジェンティルドンナ 1.4
②アイムユアーズ 6.3
③ヴィルシーナ 7.8
④ハワイアンウインド 22.9
⑤ミッドサマーフェア 30.9

で、大変申し訳ありませんが、自分は賭けないレースは、予想しないポリシーなのです。
今回のレースを検討して、あまりにジェンティルドンナに人気がかぶり、馬単から3連単まで検討しましたが、安いオッズに大枚はたくのも、リスクを冒して穴狙いに行くのも、安過ぎました。
よって今回は、見るレースとします。

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2012年10月 8日 (月)

2012年 凱旋門賞

2012年10月07日、ヨーロッパの平地最高峰レース、凱旋門賞(芝2400m)がありました。
日本で言うと、有馬記念です。

01枠09番 ハヤランダ (牝4・F.ブロンデル)
02枠16番 サオノワ (牡3・A.ハメルン)
03枠17番 イエローアンドグリーン (牝3・ T.テュリエ)
04枠15番 アーネストヘミングウェイ (牡3・C.オドノヒュー)
05枠13番 キャメロット (牡3・L.デットーリ)
06枠10番 ソレミア (牝4・O.ペリエ)
07枠18番 グレートヘヴンズ (牝3・ W.ビュイック)
08枠07番 アヴェンティーノ (牡8・A.クラストゥス)
09枠04番 ミハイルグリンカ (牡5・M.デムーロ)
10枠02番 セントニコラスアビー (牡5・J.オブライエン)
11枠08番 シャレータ  (牝4・ C.ルメール)
12枠05番 ロビンフッド  (牡4・ J.ヘファナン)
13枠03番 ミアンドル  (牡4・M.ギュイヨン)
14枠11番 ベイリル  (牡3 ・G.モッセ)
15枠12番 ケザンプール  (牡3・G.ベノワ)
16枠01番 シームーン  (牡4・R.ムーア)
17枠14番 マスターストローク  (牡3・ M.バルザローナ)
18枠06番 オルフェーヴル  (牡4・C.スミヨン)

ハロチェックより転載

マスターストロークが逃げ、2番手にはミハイルグリンカ。
逃げると思っていた、オルフェーヴルのペースメーカー役のアヴェンティーノは逃げられず。
オルフェーブルは、馬群の後ろから2番手。お前は、ダンシングブレーブか!とツッコミたくなるような位置取りです。
重馬場じゃないかと思いますが、スローペースで淡々と進み、オルフェーブルは相変わらず馬群の後ろから2番目。
フォルスストレートで、オルフェーブルはやや行きたがるそぶりを見せますが、スミヨンは我慢させます。

4コーナ回って、スミヨンが外に出し、間に合うのかなと思いきや、直線で一気に弾け、残り300なのに先頭に躍り出ます。
他の馬と脚色違い、勝ったと思いましたが、好事魔多し。
日本でも有名な、オリビエ・ペリエのソレミヤ1頭が最後にもうひと伸びして、残り10mくらいで交されてしまいました。
オルフェーブル、残念ながら惜しい2着。

恐らく、オルフェーブルの追い出しを、もうワンテンポ遅らせれば、あるいは・・・と言う感じでしたが、それは結果論でしょう。
4コーナー回って少しして、先行馬が崩れましたが、4コーナー回った時点では、先頭は7馬身以上先。
直線向いて、オルフェーブルは手応え良く、残り350mくらいの地点から追い出したのは、当然と言えば当然と思います。
勝ったソレミヤも、その時点では追って、なかなか伸びませんでした。
しかし最終的にソレミヤは、牝馬とは思えない、長く良い脚をタフに使い、オルフェーブルを交してしまったのです。

オルフェーブルの2着は、めちゃくちゃショックではありますが、健闘したことは事実です。

1着 ソレミア
2着 オルフェーヴル
3着 マスターストローク

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2012年10月 7日 (日)

魅惑の中国料理 - 第七回 中国語料理名攻略(5)

 尖閣諸島のせいで、日本と中国が険悪な雰囲気になりました。
 自分のスタンスは、政治と文化は別だと思っています。

 その一方で、自分の認識としては、尖閣諸島は、日本の領土です。
 現政府の中国共産党も、1950年代まで日本の領土を容認していたはずです。
 それが1968年以降、石油資源が発見されて急に、自国の領土だと主張するようになりました。

 そもそも共産党くらい、人類に死と苦難を与えた政治形態はありません。
 自分は中国文化はリスペクトしていますが、共産主義(社会主義含む)は蛇蝎(だかつ)の如く嫌っています。
 共産主義は事実上、政治の1形態などではなく、共産党員の一部が特権階級となり、自由などない、野蛮な政治形態だとしか思っていません。
 共産主義国家など、早くこの世から消えてくれる事を願います。

 毎回のおさらいになりますが、自分が何となく中国語料理名を見ていて、以下のような分類が出来るような気がします。
 この分類法は、醍醐オリジナルです、ご注意を。
 ①調理法+使用食材型
 ②調味料+使用食材型
 ③調味料+調理法+使用食材型
 ④使用食材+使用食材型
 ⑤使用食材+調理法+使用食材型
 ⑥料理のエピソード型
 ⑦その他型

 今回も、②調味料+使用食材型について書きます。
 今回は、辛い味付けのばかりですね(笑)。

 ちなみに、調味料+使用食材型の料理名は、実は調理法が省略されています。
 正式に言うと、③調味料+調理法+使用食材型となります。

 なお今月(2013/02)から、その料理の珍しさ(日本で食べられる確率)をアイコンで表現します。

 ・・・ほとんど幻
 ・・・特注すればあるいは
 ・・・専門店でもめったにない
 ・・・専門店のメニューなら
 ・・・たまに見かける
 ・・・ポピュラー



豉(チー)

 豉(チー)黒豆の発酵調味料、豆豉(ドウ・チー)を使って味付けした料理。
 10世紀以前、醤油が発明されるまでは、豆豉は肉、魚介類、野菜と万能調味料として味付けに使われ、また豆豉を煮出した汁を、現在の醤油のように使いました。
 醤油が発明された以降も、醤油と味噌の中間のような独特の風味から、現代までポピュラーに使われ続けています。

豉汁(チー・ジー)

 豆豉の汁を使った調理法。
 豆豉の汁と言っても、豆豉を煮出すのではなく、食材と一緒に豆豉を蒸したり、煮たりする過程で、豆豉の旨味が出て来ると言う調理です。
 ポピュラーな料理は、豉汁蒸排骨(チー・ジー・ジン・パイ・コー)、豉汁鱿鱼、豉汁青口螺、豉汁凤爪等。

 豉汁蒸排骨(チー・ジー・ジン・パイ・コー)、または豉汁排骨(チー・ジー・パイ・コー)は、飲茶の際にポピュラーな、骨付き豚バラ肉の豆豉風味煮込みです。
 骨付き豚バラ肉に、醤油、塩、酒等で下味をつけ、片栗粉で表面をガードして油通しし、粗く刻んだ豆豉、生唐辛子、長ネギ、みじん切りにした生姜、塩、オイスターソース、薄口と濃い口の醤油、砂糖、酒、ダシ汁に漬け込んで、蒸します。

 豉汁蒸排骨(チー・ジー・ジン・パイ・コー)・・・

豉炒(チー・チャオ)

 豆豉を入れて炒めた調理法。
 豆豉炒め。豉汁炒(チー・ジー・チャオ)とも言います。

 ポピュラーな料理は、豉炒魷魚(チー・チャオ・ユウ・ユー)、豉汁炒花甲等。

 豉炒魷魚(チー・チャオ・ユウ・ユー)は、広東料理でポピュラーな、イカの豆豉炒めです。
 飾り切りしたイカに、塩、酒等で下味をつけ、片栗粉で表面をガードして油通しし、長ネギ、みじん切りにした生姜、塩、砂糖、酒、ダシ汁で煮出した豆豉と共に炒めます。

 豉炒魷魚(チー・チャオ・ユウ・ユー)・・・


紅油(ホン・ユー)

 紅油は、唐辛子をベースとして、香辛料や香味野菜を加えて作る、辛くて香り良い調味料、紅油を使った料理。
 この調理法は、四川料理、湖南料理はもとより、あまり辛い料理を食べない広東料理、福建料理、江蘇料理等、中国各地で使われる調理法。
 ポピュラーな料理は、紅油水餃(ホン・ユー・シュイ・ジャオ)、紅油抄手(ホン・ユー・チャオ・ショウ)、紅油鶏(ホン・ユー・ジー)等。
 ここに挙げたのばかりじゃなく、様々な料理のバリエーションがあります。

 写真は、茹で鶏に辣油、芝麻醤(ヅィー・マー・ジャン)、ニンニク、濃い口醤油、砂糖、塩等を合わせたタレをかけた、紅油鶏(ホン・ユー・ジー)です。

 紅油鶏(ホン・ユー・ジー)・・・



蒜泥(スゥァン・ニー)

 自分は時々、中国語の表現力に、ニンマリしてしまうんですが、この料理名なんかそうですね。
 中国語の泥(ニー)には、すりおろしたもの(または細かく切ったもの)と言う意味もあるそうですが、泥と蒜と言う単語が重なると、すりおろしニンニクを、たっぷり食材に使い、ドロドロしているニュアンスが浮かんで来そうです。
 深く語らずとも、料理のニュアンスが伝わって来そうですね(笑)。
 ニンニク、酢、砂糖、塩、油等で、味付けします。
 ポピュラーな料理は、何と言っても蒜泥白肉(スゥァン・ニー・パイ・ロー)ですが、他に蒜泥茄子(スゥァン・ニー・チェ・ヅゥ)と言うのもあります。

 写真は、茹でた豚バラ肉を辣油、刻んだニンニク、酢、砂糖、醤油等で味付けした蒜泥白肉(スゥァン・ニー・パイ・ロー)。

 蒜泥白肉(スゥァン・ニー・パイ・ロー)・・・


麻辣(マー・ラー)

 麻辣(マー・ラー)は、四川料理や湖南料理で、麻=花椒(ホワ・ジャオ)、花椒油、辣=唐辛子、豆板醤、辣油、豆板醤、泡辣椒(パオ・ラー・ジャオ)等を使った料理です。
 麻辣を調味料に分類するか?は議論のあるところでしょうし、また調理法も多岐に渡ります。

 ポピュラーな料理は、麻辣猪肚(マー・ラー・ジュー・ドゥ)、麻辣牛肚(マー・ラー・ニウ・ドゥ)、麻辣羊肚(マー・ラー・ヤン・ドゥ)、麻辣小龍蝦(マー・ラー・シャオ・ロン・シア)等。
 広い意味では、夫妻肺片(フー・クゥイ・フェイ・ピァン)、麻婆豆腐(マー・ポー・ドウ・フー)も麻辣の調理法の1つではありますが、これらはエピソード型で解説します。

 写真は、最近中国料理店で良く見かけるようになった麻辣牛肚。
 牛のハチノスを、塩、花椒で下煮して、ネギ、辣油、花椒油、醤油、ニンニク、ゴマで和えたもの。

 麻辣牛肚(マー・ラー・ニウ・ドゥ)・・・



香辣(シャン・ラー)

 四川料理や湖南料理、東北料理で食べられる、唐辛子や花椒、生姜、ニンニク、長ネギ等で、辛く香り高く調理した料理。
 しかし味付けは、麻辣と似通っていて、自分には区別がつきませんね。

 ポピュラーな料理は、香辣小排(シャン・ラー・シャオ・パイ)、香辣蝦(シャン・ラー・シア)、香辣毛豆、香辣鸭血、香辣炒蟹、印度香辣咖喱炒饭、香辣粉蒸肉、香辣肉末酱豆腐、香辣豉香花蛤、香辣田螺、香辣鲤鱼、香辣葱香藕片等。

 写真は、川エビではなく、海の天使エビを使った香辣蝦(シャン・ラー・シア)と香辣小排(シャン・ラー・シャオ・パイ)を合わせたオリジナル料理。
 生姜、ニンニク、長ネギ、唐辛子や花椒をたっぷりの油で炒めて香りを出し、甘辛醤油ダレで柔かく煮たスペアリブ、下味をつけて油通しした天使のエビと共に、炒めたもの。

 香辣小排天使蝦(シャン・ラー・シャオ・パイ・ティアン・シー・シア)・・・



怪味(グァイ・ウェイ)

 四川料理の合わせ調味料、怪味調料(グァイ・ウェイ・ディアオ・リィァオ)で味付けした料理。
 怪味調料とは、例としてみじん切りした長ネギ、ニンニク、豆板醤、芝麻醤(ズィー・マー・ジャン)、花椒(ホワ・ジャオ)、辣油、醤油、砂糖、酢、ダシ汁、酒等。。

 怪味鶏(グァイ・ウェイ・ジー)、怪味豆、怪味腐竹、怪味素鸡、怪味鸡丝、怪味黄瓜、怪味白肉、怪味烧肉、怪味鲫鱼、怪味花生等。

 写真は、まれに中国料理店で見かける、怪味鶏(グァイ・ウェイ・ジー)。
 鶏肉を長ネギ、生姜共に茹で、ピーナッツ、郫県豆板醤(ピー・シェン・トウ・バン・ジャン)、醤油、酢、辣油、花椒(ホワ・ジャオ)、砂糖、芝麻醤(ズィー・マー・ジャン)、みじん切りの長ネギ、生姜、ニンニク、酒、ダシ汁の調味料を混ぜ、鶏肉にかける。

 怪味鶏(グァイ・ウェイ・ジー)・・・


 調味料+使用食材型は、まだまだ種類はあるのですが、自分が日本で食べたのはこんなものです。
 次回も、中国語メニューの攻略法について書きます。
 次回は、調味料+調理法+使用食材型を軽く流し、使用食材+使用食材型、使用食材+調理法+使用食材型で、料理のエピソード型まで行けるといいなぁ。型で、料理のエピソード型まで行けるといいなぁ。

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2012年10月 6日 (土)

2012年 凱旋門賞(枠順発表)

2012年10月07日、ヨーロッパの平地最高峰レース、凱旋門賞(芝2400m)があります。
日本で言うと、有馬記念です。

枠順は、以下の通りです。

01枠09番 ハヤランダ (牝4・F.ブロンデル)
02枠16番 サオノワ (牡3・A.ハメルン)
03枠17番 イエローアンドグリーン (牝3・ T.テュリエ)
04枠15番 アーネストヘミングウェイ (牡3・C.オドノヒュー)
05枠13番 キャメロット (牡3・L.デットーリ)
06枠10番 ソレミア (牝4・O.ペリエ)
07枠18番 グレートヘヴンズ (牝3・ W.ビュイック)
08枠07番 アヴェンティーノ (牡8・A.クラストゥス)
09枠04番 ミハイルグリンカ (牡5・M.デムーロ)
10枠02番 セントニコラスアビー (牡5・J.オブライエン)
11枠08番 シャレータ  (牝4・ C.ルメール)
12枠05番 ロビンフッド  (牡4・ J.ヘファナン)
13枠03番 ミアンドル  (牡4・M.ギュイヨン)
14枠11番 ベイリル  (牡3 ・G.モッセ)
15枠12番 ケザンプール  (牡3・G.ベノワ)
16枠01番 シームーン  (牡4・R.ムーア)
17枠14番 マスターストローク  (牡3・ M.バルザローナ)
18枠06番 オルフェーヴル  (牡4・C.スミヨン)

ハロチェックより転載

混戦と思われたか、最終的に18頭立てもの多頭数になりました。
日本から参戦したオルフェーブルは、フォワ賞の勝利が評価されて、キャメロットに次ぐ2番人気のようです。
現在のロンシャンは、仮柵を取りはらって、内馬場は伸びるのだそうです。
果たしてオルフェーブルは、この多頭数を捌いて、内に入れられるでしょうか?

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2012年10月 3日 (水)

ヒカリへ / miwa

久々の音楽ネタです。
実は意外に思うかも知れませんが、このブログで人気があるのは、音楽ネタです。
地味にコツコツアクセスを稼いで、通算4-5千のアクセスを稼いでいるのが、いくつもあります。

この曲は、フジテレビのドラマ、「リッチマン、プアウーマン」の主題歌であり、挿入歌でもあります。
ドラマは、自分としてはリアリティに欠け、残念な内容ですが、この曲が好きなので、惰性で見ていました。

miwaは、自分が紹介しなくとも十分有名でしょうが、慶大生のシンガーソングライターで、アコースティックギターの弾き語りの曲があるかと思えば、対照的に疾走感のあるロックの曲もあります。
ギブソン社のエレキギターを持ち、ギブソンのサイトで紹介された、初めての日本人女性でもあります。

今回の主題は、曲の戦略と、メロディとコード、アレンジについて。
この曲の詩も、なかなか良いのですが、そこまで書くとボリュームが増え過ぎて、収拾がつかなくなります。
今回、詩については割愛します。
なるべく分かりやすく書くつもりですが、音楽用語を避けて通れませんので、ハードルが高いかも・・・いやハードル高いです。


曲の戦略について

まずは曲の戦略について、考えてみましょう。

曲を作るきっかけとなるものは、メカニズムは分かりませんが、人に説明出来ない、ある意味神の力の後押しのようなものが必要です。
しかし1から10まで、神の力で作れる事は稀で、きっかけはせいぜい多くて10%くらい。
きっかけを掴んだ後は、残り90%は自分で肉付けするしかありません。

曲の戦略とは、きっかけを掴んだ曲を、どちらの方向に導くのかと言う事です。
この時、作った曲の特徴を考え、どんな曲に仕上げるのか・・・ここで誤ると、曲メロは良いのに、凡曲となる可能性もあります。

この曲は、miwa初の4つ打ちエレクトロだそうですね。
4つ打ちエレクトロとは、バスドラムのビートが、4分音符を刻むノリの事で、通称タテノリとも呼ばれています。

曲の構成はA-A'-B-B'-C-C'-D-D'型です。
音楽が良く分からない方は、何のこっちゃでしょうから、フレーズの変わり目の歌詞との対応を以下に示します。

A=理想現実ワンクリック~
A'=地球の裏より遠い距離~
B=悲しみの生まれた場所たどって
B'=その傷優しく触れて癒せたなら
C=溢れるおもい 愛は君を照らすヒカリになれる切ないほどに
C'=たとえ描く未来 そこに私がいないとしても
D=運命だって引き寄せて輝き続けたいよ
D'=奇跡だっておこせるって信じたい

A-B-C-D各々、コード進行は微妙に異なるのですが、実は和音のテイストは似通っています。
大雑把な言い方をすると、ハウスミュージックなんかの循環コード(繰り返し演奏する和音)的とも言えます。
(ハウスの場合だとずっとAの循環コード・・・またはA-A'の循環コードとか)

miwaはこれを意識したのか、していないのか?
ドラマが先にあって、曲を作ったそうで、ドラマがIT企業を舞台にしていますので、合わせて4つ打ちエレクトロにしたのでしょう。
これは、妥当な選択ですね。
4つ打ちエレクトロは、こうしたシンプルに循環する音楽との相性が良いのです。メロディにも、疾走感があり、4つ打ちエレクトロとの親和性もあります。

もうひとつ、miwaはファルセット(裏声)で歌います。
歌は上手なのですが、歌にパワーがなく、線が細いのは少々残念です。
そしてこの曲もファルセットで歌っています。
4つ打ちエレクトロを意識してか、軽くボコーダー(Perfumeでお馴染みのボーカル音声をシンセ音に変換する楽器)かけているように思え、とにかく声が機械っぽいです。
しかも以外にも、この機械っぽいエフェクトが、miwaの地声と相まって、とても良いです。

つまり、曲の戦略として、正解だったと言えますね。


1コーラス内の曲構成について

次に、曲構成について、もう少し考えて見ましょう。
4つ打ちエレクトロの曲にする・・・つまりは曲メロのリズムもタテノリにしがちです。
例えば、Perfumeの「コンピュター・シティ」みたいに。

メロディのリズムがタテノリとは、4つ打ちの頭・・・特に小節の頭にメロディの始まりがあり、メロディが基本4つ打ちにあわせたものですね。

miwaはどうしているかと言うと、以下が曲の出だしの楽譜ですが、メロディのリズムは明らかにタテノリではありません。
例えば、「ヒカリの速度に変わっても」はシンコペーション(タテノリとは間逆のアクセントのずらし)です。

楽譜を載せないで、がんばろうと思っていましたが、ついに載せちゃいましたねぇ。

メロディをタテノリにしないのは、悪い事ではありませんが、やり過ぎると4つ打ちエレクトロと親和性が悪くなります。
しかし曲は、ぎりぎりセーフな感じで、4つ打ちエレクトロとも合いますし、例えば「ヒカリの速度に変わっても」みたいなシンコペーションが、むしろ曲に変化を与え、とみすれば単調になるのを防いでいます。

もう1つ、上記のB-B'のメロディーは、他の疾走感のあるメロディと違い、白玉(2分音符以上音を伸ばす)を多用したものになっていますが、これがクッションになって、すばらしいサビ、C-C'につながって行きます。
C-C'も「溢れるおもい」の「おも」の部分を伸ばす事で、他のメロディと対比となり、変化を与え、単調にならないよう工夫されていますね。

4つ打ちアレンジなのに、メロディはシンコペーションを多用しているのは、狙いなのでしょうか?
この曲はいつ作り、そして4つ打ちエレクトロと言う決定がいつなのか分かりませんが、自分の印象では、miwaが4つ打ちエレクトロを意識せず、自分の思うがままに作ったように思いますね。
結果として、良いメロディです。
結果オーライでしょう。


全体の曲構成について

今度は、全体の曲の構成について、考えて見ましょう。

(1cho)A-A'-B-B'-C-C'-D-D'
(2cho)A-A'-B-B'-C-C'-D-D'
E-F-E-F'
C-C'-D-D'

「E-F-E-F'」は歌詞で言うと、「人は悲しみを知るために~幸せはいつだってそこにあるのに」

この曲の良さは、疾走感のあるサビ「C-C'-D-D'」ですね。
どんなものでも言える事ですが、クリエイティブな仕事とは、持ち味(長所)をどう活かすかと言う事だと思います。
つまりこの曲については、このサビをどう活かすか。
しかし自分には、それについて考慮したように思えません。

「E-F-E-F'」は、サビを活かすよう練られたものじゃなければいけません。
良く解釈すれば、サビの疾走感に対して、ゆったりとしたようなメロディの対比・・・とも言えるのですが、逆にこの部分がなかったと考えて下さい。
曲として成立するでしょう?
自分には、無駄なフレーズにしか思えません。

1コーラス、2コーラス(まあメロディは一緒ですけどねw)は素晴らしいのに、この「E-F-E-F'」でさならる化学変化を起こさないのは、残念な事です。
そして1曲丸々聞いた時に、少々飽きが来るのは、全体的な曲構成が、きちんと練られていないからだと思います。

1コーラスだけ見ると、とても良い曲なのに、全体としてもう少し考えていれば・・・と、惜しい気がしますね。
曲構成は、誰が考えたか分かりませんが、ほとんどの場合作曲者が考える事が多いので、miwaじゃないかと思います。


コード進行とメロディについて

コード進行について、見て行きましょう。
実は、執筆を始めたのは、8/20頃ですので、曲の発売から1週間たっていない頃です。
ビックリな事に、曲を発売してからそれほど経っていないのに、コードを掲載しているサイトが色々ありました。
これって、耳コピー?

一般論として、コードについての一番大きな誤解は、コードは、メロディに対して、最も調性感の良い和音ではありません。
楽器が得意でない作曲者は、しばしばメロディに対して、最も調性感の良い和音を使いたがります。
しかし、コード進行は、アレンジの一環ですので、演奏全体としてすばらしいと思える響きであれば良い訳で、単純にメロディに対して調性感が良くなくてもいいんです。
従いまして、アレンジとしてのコードネームと、メロディに最も調性感が良いコードは全然異なる訳です。

出だしは、「C-G」の繰り返しです。
いえ、Cの和音(ドミソ)には、ギターがD(レ)の音を発しているので、C9とかConDと解釈しても良いでしょう。
コード進行を見ると一見ハ長調っぽいですが、メロディから、曲のキーはG(つまりト長調)です。

ジャズのコード進行に、ツーファイブ(Ⅱ-Ⅴ)と言うのがあります。
ツー=2度、ファイブ=5度。
代表的ツーファイブのコード進行は、例えば、「Ⅱm7-Ⅴ-Ⅰ」と言うもので、音楽理論を知らないと意味不明ですよね。
キーをGとすると、1度はG、2度はA、5度はDですから、「Am7-D7-G」と言うコード進行になります。

ツーファイブは、曲を作るのでも、アドリブをするのでも、様々な応用編も含め多用されています。
実は、Perfumeの曲を書いている、田中ヤスタカは、Perfumeの曲でツーファイブを多用しているのは、有名です。
キーをGとすると、Am7はサブドミナントコード、Dはドミナントコード、Gはトニックコード。
人間は、和音が、サブドミナントコード→ドミナントコード→トニックコードに向かった時、トニックコードで最も安定を感じるそうです。

さて、この曲のコード、C9(ドレミソ)に対し、Am7(ドミソラ)と和音構成が似ていますね。
Cの代用として、Am7が使えるのは、前述の通り。
C9には、Gのキーに対する5度の音、Dが入っていますので、Am7-D-Gと言う、典型的ツーファイブが隠れているとも解釈出来る訳です。

曲の戦略のところで、和音のテイストは似ていると書きましたが、全編において、Gがキーのツーファイブテイストな曲(しかし全く同じコード進行ではないですけど)だと言う事が、お分かり頂けますでしょうか?
しかし、実際アレンジしているのはツーファイブではなく、もっとシンプルなコード進行ですけどね。

サビは「CM7-D-Em7-G」で、アレンジではCを使っているようですね。
でもメロディでは、B(シ)を使っていますので、CM7の方が、調性感が良いです。
ここでの「Em7」は、Ⅵm7で偽終止っぽい使い方です。

偽終止とは、例えばツーファイブでは、「Ⅱm7-Ⅴ-Ⅰ」とトニックコードに至るところを、「Ⅱm7-Ⅴ-Ⅵm7」のように、ドミナントコードにつなぐ事で、終わるのではなく、次のフレーズにつながる雰囲気を出すコード進行です。
終わりそうで、終わらない・・・だから偽終止と言う訳です。
もっともこの曲なんかも、コードについては色々解釈が成り立ちそうですので、まあ1つの考え方と思って下さい。

試しに、以下の譜例のように、オシャレな偽終止のコード進行、「C-D-Bm7-B♭m7-Am7-A♭7」と言うコード進行のアレンジも可能ですよ。
ここで使ったB♭m7やA♭7は、転調ではなく、半音ずつ下がる過程の経過のコードですね。


アレンジについて

この曲、キャッチーな良いメロディで、アレンジも、いかにも4つ打ちエレクトロと言う感じですね。
このいかにも4つ打ちエレクトロと言うのが、最低限の仕事はしていますが、残念ながら不要な音が多過ぎて、自分の好まないアレンジです。
自分は料理でも、意味なくたくさん食材を使うのは、好きではないです。
音楽でも一緒です。

誤解しないで頂きたいのは、音数が多いのが嫌いな訳ではありません。
意味のない音が多いいのが、好きではないのです。
聴いていると、例えばサビなんかボーカルはコーラスで厚みがついていて、ピアノの音、シンセストリングス、4つ打ちシンセベース・・・自分にはカオス状態にしか聞こえません。
先に、曲を聴いていて飽きると書きましたが、それはこの意味なく音数ばかり多くて、単調なアレンジも一因のように思えます。

厳しい事も書きましたが、良いメロディが名曲の第一歩であり、その意味では自分は好きな曲です。

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