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2013年6月の記事

2013年6月25日 (火)

熊本産馬ヒレ肉のカツレツ 2013年05月に印象に残った料理

5月に印象に残った料理は、熊本産馬ヒレ肉のカツレツです。
5月も記憶に間違えなければ、5ツ星には出会いませんでした。
4ツ星は、艇家大牌檔(テイカダイパイトン)とこの店。
どっちにしようか迷ったのですが・・・

このコーナーでイタリア料理を紹介するのは、ピッツァに続いて2度目。
イタリア料理のカツレツは、最近食べたのは珍しいからという理由です。

イタリア料理のカツレツ・・・中でも有名なのは、ミラノ風カツレツ、Cotoletta alla Milanese(コトレッタ・アッラ・ミラネーゼ)。
この料理は、叩いて肉繊維を壊した仔牛あばら肉に、振るった細かいパン粉をつけ、ひたひたの油で焼くように揚げた料理です。



あくまで自説ですが、カツレツのルーツはミラノ風カツレツで、フランスに伝わり、そこから日本に伝わり、仔牛肉が豚肉になり、それがとんかつのルーツだと思っています。
自説なので、正しいと思った唱えているのですが。
これを外人が引用し、海外でも、とんかつのルーツがミラノ風カツレツと書いているのは、ちょっと苦笑しますけどね。

ミラノ風カツレツと、カツレツの元祖争いをしているのが、ドイツのWiener Schnitzel(ウィンナー・シュニッチェル)。
しかし調べた限りでは、ウィンナー・シュニッチェルは19世紀、ひいき目に見ても記録では遡って18世紀くらいでしょう。
それに対し、ミラノ風カツレツとは呼ばれていなかったものの、カツレツの原型は12世紀には記録にあります。

ミラノ風カツレツは、1814年に出版されたミラノの辞典に、その名称が登場したのが最初。
しかし、1134年のミラノの聖アンブロジオ教会での食卓に出された、パン粉をつけた仔牛ロース(Lombolos cum panitio)という料理の記述が見られます。
1148年の歴史家、ロマーノ・ブラッチャリーニの著作、「ミラノの歴史(Storia di Milano)」に、パン粉を付着させた仔牛の腰肉(lombos cum panitio)の料理の記録があります。
また、12世紀の記録に、パン粉をまとったラム肉の記述があり、これもミラノ風カツレツの原型が伺えます。
1368年6月15日、ミラノのベルナルディー・コーリオ(Bernardino Corio)で、エドアルドⅢ世の相続人、ガレアッツォⅡ世の娘の結婚式を行った際の料理に、パン粉をまとった料理の記録があります。
1492年、料理人のマルティーノの記録に、仔牛肉にパン粉をまとわせ、焼くと言う、ミラノ風カツレツとほとんど同じレシピが書かれています。

日本では、ミラノ風カツレツにソースをかける店もありますが、本場ミラノでは、ミラノ風カツレツ自体に味を付けていて、ソースはかけないものだそうです。

さてこの店、2008年4月15日オープン。
オープン当初より、熊本馬肉を入れ、店のスペシャリテとして出していたそうです。
ある時店の客が、この馬肉をカツレツにと頼んだのがきっかけで、この店のスペシャリテとなりました。

ミートテンダライザーで馬肉の肉繊維を壊し、下味をつけ、玉子、パルミジャーノ・レッジャーノ、振るったパン粉を付けて、ひたひたの油で焼くように揚げています。
カリッとした衣と、火が通ったパルミジャーノ・レッジャーノの良い香りと旨味、柔かい馬肉で味が良いです。
ソースはもちろんなし。
馬肉を使った時点で、ミラノ風カツレツではないですが、調理法はまさにミラノ風カツレツと同じ。



ICARO(イカロ)
東京都目黒区上目黒2-44-24 COMS中目黒4F
03-5724-8085

自分は後で知ったのですが、ミシュラン東京2010年度版から、1つ星を獲得しています。
だからどーしたって話ではありますが。

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2013年6月23日 (日)

2013年 宝塚記念:結果

6月23日は、3歳以上のグランプリGⅠレース、宝塚記念(阪神芝2200m)が行われました。

①ゴールドシップ 2:13.2
②ダノンバラード   3 1/2
③ジェンティルドンナ クビ

シルポートの逃げで、ジェンティルドンナはスタート良く先行、スタートの悪かったゴールドシップは押っつけジェンティルドンナのすぐ後ろ。
わざと遅れてスタートしたフェノーメノが、慌ててゴールドシップをマークするすぐ後ろへ。
ジェンティルドンナ鞍上の岩田騎手は、終始ジェンティルドンナをなだめるように乗っていました。
安田記念同様、シルポートは徐々に大逃げとなる暴走。
向こう正面坂下りから、2番手ダノンバラード、3番手ジェンティルドンナ、4番手ゴールドシップ、5番手フェノーメノが動き出し、シルポートを捕えに行きました。
ゴールドシップは3コーナー手前から押っつけっ放し。お前はイージーゴアか!
4コーナー手前にはシルポートは歩き出し、直線向くとダノンバラード、ジェンティルドンナ、ゴールドシップ、フェノーメノが襲い掛かりました。
ゴールドシップがギアチェンジすると、皆を置き去りにして先頭へ。
もうこうなったゴールドシップは、抜かせませんね。

道中スムーズとは言い難かったジェンティルドンナは、ダノンバラードをも交せず3着、さらにジェンティルドンナを交せずフェノーメノ4着。
ところで、ダノンバラードって何?

菊花賞も、有馬記念も、あり得ない位置からロングスパートして勝ったゴールドシップ。
距離は違いますが、昔ダイタクヘリオスと言う強い個性派マイラーがいて、同様に3コーナースパートして、後続を封じてましたっけ。
通常サラブレットは、400mも全速で走る事は出来ませんが、ゴールドシップは7~800mスパート出来ます。
こんな走りをされたら、他の馬は厳しいですね。
今日は道中、本当にズブかったですね。
直線向くまで来ないんじゃないかと、心臓に悪かったです。

自分は直線向いた時、馬券を取った!と思ったんですけどね。
2番手で折り合って、ダノンバラードが粘り切りますか(涙)。

フェノーメノは、スムーズだったように思いましたが、どうしたのでしょうか?

少なくとも、ジェンティルドンナとゴールドシップは、ぜひ凱旋門賞に挑戦してほしいですね。
特にゴールドシップは、馬が走る気さえ出せば、有望だと思います。

馬券的には、痛過ぎです(涙)。

現在の収支:
マッチ棒 -27,260

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2013年 宝塚記念

6月23日は、3歳以上のグランプリGⅠレース、宝塚記念(阪神芝2200m)が行われます。

1-1 ヒットザターゲット(牡5、福永祐一・加藤敬二)
2-2 タニノエポレット(牡6、浜中俊・村山明)
3-3 フェノーメノ(牡4、蛯名正義・戸田博文)
4-4 ダノンバラード(牡5、川田将雅・池江泰寿)
5-5 シルポート(牡8、酒井学・西園正都)
6-6 トーセンラー(牡5、武豊・藤原英昭)
6-7 スマートギア(牡8、松山弘平・佐山優)
7-8 ナカヤマナイト(牡5、柴田善臣・二ノ宮敬宇)
7-9 ローゼンケーニッヒ(牡4、C.ウィリアムズ・橋口弘次郎)
8-10 ゴールドシップ(牡4、内田博幸・須貝尚介)
8-11 ジェンティルドンナ(牝4、岩田康誠・石坂正)

単勝人気は、以下の通りです。
(6/22 18:00現在)
①ジェンティルドンナ 2.6
②ゴールドシップ 3.0
③フェノーメノ 3.3
④トーセンラー 10.7
⑤ダノンバラード 34.3

出走馬11頭、父系サンデーサイレンスは8頭もいます。
内3頭は、今来ている血統、ディープインパクトです。
母父がサンデーサイレンス系が2頭いますので、サンデーサイレンスと関係ない血統は、ヒットザターゲットのみです。

ヒットザターゲットの母父のタマモクロスは、かのオグリキャップと葦毛対決で沸かせた名馬です。
血統的に言うと、シービークロス、フォルティノでグレイソブリン系です。
グレイソブリン系は、近年ではゼダーンを通ったトニービンの活躍が記憶に新しいところです。
トニービンは亡くなりましたが、ジャングルポケットを始めとする後継種牡馬がいます。

シルポートの父、ホワイトマズルは、近年欧州最強馬と目される、ダンシングブレーブの代表産駒です。

スマートギアの母父パドスールは、1970年代欧州最強馬と目される、ミルリーフ系です。
1970年代欧州最強馬候補には、もう1頭ミルリーフの同年のライバルであり、唯一の対戦でミルリーフを負かした事があるブリガディアジェラードもいますけどね。

ナカヤマナイトの母父カコイシーズは、アメリカ大種牡馬、ボールドルーラー系です。
ボールドルーラー系は、あまりに栄えたため、牝馬の交配にも困るようになり、そして今では衰えました。
サンデーサイレンスが、同じ道を歩まない事を祈るばかりです。
カコイシーズが1990年のJCで、直線先頭に立った時、本命で買っていた自分は狂喜しました。
ゴール前でベタールースンアップとオードに交され、馬券は紙くずになってしまいました。
本線は、カコイシーズ-ベタールースンアップ、カコイシーズ-オグリキャップだったんですけどね。

ゴールドシップの母父、日本でもお馴染み、メジロマックイーンは、血統的にも今では珍しいヘロド系で、サラブレッドの3大始祖ではバイアリータークの系統です。
日本ではヘロド系のパーソロン産駒が活躍した時代があります。
メジロマックイーンは、今は廃業したメジロ牧場に、メジロアサマ、メジロティターンと3代に渡り、天皇賞を勝ったスーパー内国産馬です。
後継種牡馬もなく、メジロマックイーンは2006年に死亡しました。
現在サラブレッドの3大始祖では、バイアリータークの血統もゴドルフィンアラビアンの血統も振るわず、サラブレッドの9割以上がダーレーアラビアンの血統です。

さて、データに行きましょう。

過去10年、3着までは、以下のデータです。
過去10年3着までに来た馬のデータです。
1.重賞2勝以上または重賞1勝とGⅠ2着
 29/30
2.前走からの臨戦がオープン勝ち、ヴィクトリアマイル、目黒記念で2着以内、鳴尾記念(金鯱賞)、安田記念、天皇賞春、有馬記念、海外GⅠ出走
 29/30

全然消えないですね(苦笑)。

3-3 フェノーメノ(牡4、蛯名正義・戸田博文)
5-5 シルポート(牡8、酒井学・西園正都)
6-6 トーセンラー(牡5、武豊・藤原英昭)
7-8 ナカヤマナイト(牡5、柴田善臣・二ノ宮敬宇)
8-10 ゴールドシップ(牡4、内田博幸・須貝尚介)
8-11 ジェンティルドンナ(牝4、岩田康誠・石坂正)

今回は、3強が抜けてますよね。
他の馬が入る余地は、考えにくいです。
あえて言うと、やんちゃ坊主のゴールドシップが不発は、あり得ると思いますけど。

自分はゴールドシップの長く良い脚が使える能力を買っているので、1番手はゴールドシップをチョイスしたいですね。
確かに今のところ、フェノーメノとの対決は、2戦0勝ではあるのですが。
この馬の父、ステイゴールドは恐らくやんちゃ坊主で、現役時代は、ほとんどまともに走っていなかったんじゃないかと思います。
昨年の天皇賞のオルフェーブルもそうですよね。
今回も、やんちゃ振りを発揮しないとも限りませんが、あのロングスパートがあれば、ジェンティルドンナにも負けないと思います。

2番手はジェンティルドンナ。
3番手にフェノーメノ。

ゴールドシップが3コーナースパートして、直線向いたところでは先頭に立ち、先行していたフェノーメノをジェンティルドンナが交すが、ゴールドシップには届かない。

三連単 10→11→3(15.4)
マッチ棒 3,000本

自信・・・ここは勝負です。

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2013年6月16日 (日)

2013年 ベルモントステークス

6月8日、アメリカ合衆国ニューヨーク州の、ベルモントパーク競馬場で、ベルモントステークス(GⅠダ12F約2414m)が行われました。

1着 パレスマリス 2:30.70
2着 オクスボウ 3 1/4
3着 オーブ 1 3/4

オクスボウは逃げえられず、フラックダディが逃げ、オクスボウは3番手。
しかしその後、フラックダディを交してオクスボウが先頭に立ちます。しかしオクスボウは、フリーダムチャイルドに抜かれる、ガチャガチャした展開。
離れた2番集団の先頭がパレスマリス。
3-4コーナー中間から、オクスボウがフリーダムチャイルドを交しにかかり、その後ろからパレスマリスが進出して来ます。
4コーナー手前では、フリーダムチャイルドは完全に脱落して、オクスボウをパレスマリスが交しにかかります。
後方からレボリューショナリーとオーブが、進出して来ました。
直線向いてパレスマリスがオクスボウを切り捨て、先頭に立つとじわじわ後続との差を広げます。
オーブが後ろから迫って来ますが、2番手のオクスボウを交せずに、脚色が一緒になってしまいました。

パレスマリスは、未勝利戦以来の勝利が、このGⅠ、ベルモントステークスでした。
2着、3着と、プリークネスステークス馬ケンタッキーダービー馬のそろい踏みとなりました。

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2013年6月 5日 (水)

2013年 東京ダービー

6月5日、大井競馬場で、南関東3冠レース第2弾、東京ダービー(大井ダート2000m SI)がありました。
中央競馬で言うと、日本ダービーになります。

1着 インサイドザパーク 2:07:2
2着 ジェネラルグラント 1/2
3着 ソルテ 1 1/4

ペースは調べていないので分かりませんが、3コーナー過ぎから出入りの激しい競馬になり、ジェネラルグラントがインコースから伸びて、ソルテとカイカヨソウを寄せ付けません。
ジェネラルグラントは一瞬勝ったと思ったでしょうが、外インサイドザパークが追い込んで、猛然と半馬身交してゴールイン。
2着は粘ったジェネラルグラント。
3着も同じく粘ったソルテ。
羽田盃馬、アウトジェネラルは伸びず6着。

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2013年 ジョッケクルブ賞(仏ダービー)

6月3日(日本では6月4日)、フランスのシャンティイの、シャンティ馬場で、ジョッケクルブ賞(芝2100m)が行われました。

1着 インテロ 2:07.89
2着 モランディ 2
3着 スカイハンター 短クビ

今年は、19頭立て。Poule d'Essai des Pouliches(仏2000ギニー)3着に敗れたインテロが1番人気でしたので、混戦だったのでしょう。
直線向いて、先行勢のすぐ後ろにいたインテロが早め先頭に立ち、そのまま押し切る横綱相撲。
2着は後方から突っ込んで来た3番人気モランディ。
3着は直線手前でモランディに交された2番人気スカイハンター。

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2013年 かしわ記念

5月9日、船橋競馬場で、公営競馬の古馬4歳以上のGⅠ(JpnⅠ)かしわ記念(ダート1600m)がありました。
中央競馬だと、安田記念でしょうか?

①ホッコータルマエ 1:37.8
②エスポワールシチー 1 1/2
③ローマンレジェンド 1

エスポワールシチーが果敢に逃げ、ホッコータルマエは先行します。
直線、エスポワールシチー粘り込むのをホッコータルマエが追走してねじ伏せ優勝。
ダート重賞4連勝目で、交流GⅠ初制覇。
2着はマイペースで逃げ粘ったエスポワールシチー
東京大賞典馬、ローマンレジェンドが1番人気でしたが、テスタマッタを交して3着が精一杯。

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2013年 羽田盃

4月24日、大井競馬場で、南関東公営競馬の3歳の3冠レース第1弾、羽田盃(ダート1800m)がありました。
羽田盃は、南関東公営限定のレースで、統一グレード競争ではありません。
中央競馬だと、皐月賞になります。

すいません、レポートするのを忘れてました。

1着 アウトジェネラル 1:52.8
2着 ソルテ 4
3着 インサイドザパーク 4

ペースは調べていないので分かりませんが、3-4コーナーあたりから先行3頭がペースを上げ、先行3頭の1番外、アウトジェネラルが直線豪快に伸びて、4馬身差圧勝しました。
アウトジェネラルは、前哨戦の黒潮盃2着馬で、重賞初制覇が羽田盃優勝となりました。
2着は良く粘ったソルテ。
3着は外からやっと3着に届いたインサイドザパーク。

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2013年 安田記念:結果

6月2日は、3歳以上のマイルGⅠレース、安田記念(東京芝1600m)が行われました。

①ロードカナロア 1:31.5
②ショウナンマイティ   クビ
③ダノンシャーク 3/4

すいません、結果を書くのを忘れていました。
とりあえず、簡単に。

シルポートの大暴走で、先行勢は大崩れ。
そう考えると、ヴィルシーナの8着は、良く粘っていますけどね。
スムーズな競馬をしたとは言え、ロードカナロアは強い勝ち方でした。
名馬にデータは不要と言う感じですか。

もっともゴール板50メートル間違えたんじゃない?と言う乗り方だった、ショウナンマイティは、もっと強い競馬でしたけどね。

3着には、後方でじっとしていたダノンシャークが脚を溜めて、突っ込んで来ました。

まあ、自身ない予想だったんで、かすりもしなかったですね(苦笑)。

現在の収支:
マッチ棒 -24,260

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2013年6月 3日 (月)

魅惑のナポリ・ピッツァ

 季節モノなので、今回は企画を急遽変更して、ナポリ・ピッツァについて書きます。
 自分がナポリ・ピッツァを食べ始めた1990年終わり頃、良くピッツァじゃなく、ピザでしょう?と言われました。
 英語でピザではなく、イタリアの食べ物なので、あくまでピッツァです。
 これは別物なのです。

 日本で初めてピザ(ピッツァではない)を出したのは、1954年六本木のイタリア料理店、ニコラス・ピザハウス。
 イタリア料理店とは言っても、アメリカの影響を受けたアメリカ風イタリア料理店。
 店で出したのも、オーブンで焼いた、生地が薄いアメリカン・ピザでした。

 その後、1985年に、アメリカの宅配ピザチェーン、ドミノピザが日本で営業を開始します。
 そのため永らく、日本ではピッツァではなく、いっぱひとからげでアメリカン・ピザが、ピザと言うくくりでした。
 1990年終盤でしょうか?どの店だか忘れましたが、ビザ生地がパリッとクリスピーで美味いと、CMで流してましたっけ。
 そのせいか後々まで、パリッとクリスピーな生地が美味いと、記憶に刷り込まれた人が多かったです。

 真のナポリ・ピッツァ協会と言うのがありまして、協会員になるためには、以下のポイントをクリアしなければなりません。

 対象はピッツァ・マリナーラ、ピッツァ・マルゲリータに限られる。
 ・円形で直径35cm以内
 ・中心部の厚みは0.4cm±10%の誤差
 ・良く挽いて繰り返しふるいに掛けられた00タイプの軟質小麦の粉と、0タイプの小麦粉
 ・20~22度で硬度中くらいの水
 ・海水でつくられた食塩
 ・市販されているビール酵母
 ・ピッツァ生地自体には油脂を混ぜない
 ・ピッツァ生地は手で伸ばす
 ・オイルとなじんだトマトソースの赤、オレガノの緑、ニンニクの白、モッツァレッラの白、緑色になるバジリコの葉
 ・レンガ製またはコンクリート製のドーム型薪窯、床面で焼く
 ・燃料は薪、または木屑
 ・ふっくらと柔らかく、しなやかで、本のような形にたやすく折り曲げられる
 ・コルニチョーネ(縁のふくらみ)は1~2cmで均一にふくらみを帯びて、気泡や焼け焦げのないきつね色
 ・窯から出された直後に食べる

 現在日本には、47軒の認定店があります。
 しかし認定店でなくとも、美味い店はキラ星の如くあります。
 上記の通り、ナポリ・ピッツァは、アメリカン・ピザのようなパリッとクリスピーな生地ではなく、良く発酵したフワフワもちもちのピッツァ生地です。
 特に名ピッツァイォーロ(ピッツァ職人)の手によると、フワフワもちもちのピッツァ生地が魔法のような美味さとなります。

 重要な事は、薪窯を使って焼き、ピッツァ生地自体がとにかく美味い事。
 例えばピッツァ・マルゲリータなら、そこに味の良いサルサ・ポモドーロ(トマトソース)、モッツァレラ、香りの良いバジリコが加わるとえも言われぬ美味さとなります。

 オーブンは問題外ですね。
 密閉された空間でピッツァを焼くと、水分が飛び過ぎて、パサパサとなり、発酵したフワフワもちもち感が失われます。
 アメリカン・ピザならいざ知らず、ナポリ・ピッツァをオーブン焼きなんてあり得ないです。
 もしも名人が焼いたなら、ガス窯で焼いたピッツァでも美味いでしょう。
 しかし、店が扱いが楽なガス窯をチョイスした時点で、美味いピッツァを焼こうと言う心意気が劣ります。
 そして現実には、ガス窯で美味い店は、ほとんどありません。

 ピッツァ(ピザ)のルーツは、ナポリ・ピッツァです。
 インドの小麦料理(チャパティやナン)がイタリアに伝わり、イタリアのパン、フォカッチャとなり、フォカッチャから発展してピッツァになったと考えられています。
 これは定説ではありません。
 学術的調査が待たれますが、インドからイタリアに伝わる中間地点、トルコ、ギリシアには、ピッツァに似た料理があります。

 最初のピッツァと考えられているのが17世紀半ば、伸ばしたフォカッチャに、ラルド(ラード)とバジリコ、チーズを乗せて作ったマストゥニコーラ。

ピッツァ・マストゥニコーラ

 写真で見ると、ただのピッツァ生地にしか見えないでしょうが、ラルドが溶け、チーズ風味のビアンカ(トマトソースを使わない)のピッツァです。

 18世紀半ばになると、ナポリの漁師の家で、マリナーラが作られるようになります。
 マリナーラとは、ピッツァ生地にサルサ・ポモドーロ、ニンニク、オルガノの乗せたピッツァです。
 店によっては、アンチョビを乗せる場合もあります。

ピッツァ・マリナーラ

 こうしてナポリでは、ピッツァが流行しました。
 イタリアが統一されたのが1862年2月、1889年に第二代イタリア国王ウンベルト1世と、王妃マルゲリータ・ディ・サヴォイアがナポリを訪れます。
 その際、当時から有名だったナポリのピッツェリア・ブランディで、ピッツァを食べに来ました。
 ピッツァイォーロ、ラッファエレ・エスポジトは、ピッツァ生地にサルサ・ポモドーロを伸ばし、モッツァレラ(モッツァレラ・ブーファラ)、バジリコの葉を乗せたピッツァを出しました。
 白がモッツァレラ、赤がサルサ・ポモドーロ、緑がバジリコの葉と、イタリア国旗に見立てて作りました。
 国王夫妻はこのピッツァを気に入り、何と言うピッツァなのか尋ねると、ラッファエレ・エスポジトは王女の名前を取って、ピッツァ・マルゲリータと答えました。

 ナポリのピッツェリア・ブランディは現存しています。

ピッツェリア・ブランディとピッツァ・マルゲリータ

 日本で初めてナポリ・ピッツァを出したのは、1993年にオープンした都立大学のTrattoria La Baracca(トラットリア・ラ・バラッカ)です。
 その後、中目黒のサヴォイの柿沼進氏、遅れて清澄白川のベッラ・ナポリの池田哲也氏のピッツァが評判を呼びました。
 2002年、ナポリのピッツァフェスタで、現地で修行していた大西誠氏が優勝します。
 2006年には同ピッツァフェスタで、サルバトーレに入社した大西誠氏始めとする、サルバトーレチームが優勝します。(2007年準優勝)
 2007年、2008年世界ピッツァ選手権で2年連続、株式会社べラヴィータ所属(当時)の山本尚徳氏が優勝します。(2009年にも入賞)

大西誠氏が焼いたピッツァ・マルゲリータ

 つまり、日本のナポリ・ピッツァは、店(と言うよりピッツァ職人)にもよりますが、本場ナポリにも負けないレベルなのです。

 ピッツァ生地は、ほとんどの店は自然発酵させます。
 梅雨時期から夏場にかけての高温多湿な気候は、ピッツァ生地をワンランク美味くします。
 冒頭に季節ものと書いたのは、こういう理由です。

 パンは同じく小麦生地を発酵させますが、通常発酵器に入れて発酵させますので、ピッツァとは違い通年気候の影響は少ないです。

 自分は夏場、雨がしとしと降ると、美味いピッツァ生地を思い描いて、ピッツァを食べに行きます。
 名人の手による、夏場のピッツァは、寒い時期とは異なるさらなる美味さです。
 そして雨は、人気店でも多少は客足が落ちるので、余計に好都合です。

 雨が降ったら、ピッツェリアにダッシュだ!

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2013年6月 2日 (日)

2013年 安田記念

6月2日は、3歳以上のマイルGⅠレース、安田記念(東京芝1600m)が行われます。
ちなみに、日本の競馬ではメートル法で表記して、レースを実施していますが、競馬発祥の地、イギリスではヤード法で表記しています。
1マイルは、8ハロンで、1ハロンは220ヤード。メートル法で表記すると、1ハロン201.168mとなり、正確な1マイルは1,609.344mとなります。
ですので厳密には、1600mでは、1マイルに少し足りません。

1-1 カレンブラックヒル(牡4、秋山真一郎・平田修)
1-2 ショウナンマイティ(牡5、浜中俊・梅田智之)
2-3 サクラゴスペル(牡5、横山典弘・尾関知人)
2-4 ガルボ(牡6、石橋脩・清水英克)
3-5 スマイルジャック(牡8、田辺裕信・小桧山悟)
3-6 グロリアスデイズ(セン6、D.ホワイト・J.サイズ)※香港
4-7 グランプリボス(牡5、内田博幸・矢作芳人)
4-8 マイネイサベル(牝5、松岡正海・水野貴広)
5-9 ナカヤマナイト(牡5、柴田善臣・二ノ宮敬宇)
5-10 ロードカナロア(牡5、岩田康誠・安田隆行)
6-11 ヘレンスピリット(セン6、G.モッセ・C.ファウンズ)※香港
6-12 ダークシャドウ(牡6、戸崎圭太・堀宣行)
7-13 シルポート(牡8、酒井学・西園正都)
7-14 エーシントップ(牡3、福永祐一・西園正都)
7-15 ヴィルシーナ(牝4、C.ウィリアムズ・友道康夫)
8-16 ダノンシャーク(牡5、C.デムーロ・大久保龍志)
8-17 ダイワマッジョーレ(牡4、蛯名正義・矢作芳人)
8-18 サダムパテック(牡5、武豊・西園正都)

単勝人気は、以下の通りです。
(6/2 18:00現在)
①ロードカナロア 4.6
②グランプリボス 5.2
③ショウナンマイティ 5.5
④カレンブラックヒル 6.6
⑤ダークシャドウ 8.4

スプリント王ロードカナロアが1番人気で、めちゃめちゃ人気が割れていますね。

父系サンデーサイレンスは10頭もいます。
母父がサンデーサイレンス系が4頭いますので、18頭中14頭にサンデーサイレンスの血が流れています。

サクラゴスペルの父、サクラプレジデント。祖父はサンデーサイレンスであるものの、サクラプレジデント産駒は珍しいですね。
母父キュアザブルースは、ストップザミュージック系。
サンデーサイレンスと共に、先祖がヘイルトゥリーズンと言う、同系血統です。
しかしストップザミュージック系は、あまり繁栄していません。

今年もやって来た香港のグロリアスデイズの母父は、ニュージーランドの名種牡馬、センテインで、マイバブからトウルビヨンに遡るヘロド系で、サラブレッドの3大始祖ではバイアリータークの系統です。
現在サラブレッドの3大始祖では、バイアリータークの血統もゴドルフィンアラビアンの血統も振るわず、サラブレッドの9割以上がダーレーアラビアンの血統です。

ダークシャドウの母父は、プライベートアカウント→ダマスカス→テディ、物凄く遡ると19世紀のイギリス3冠馬で、16戦全勝の名馬オーモンドがいます。
オーモンドは、競争成績は素晴らしかったのですが、4歳時に喘鳴症が出て、そのため種牡馬として嫌われて、生涯を通じて産駒数が少なく、父系はほとんど残っていません。

シルポートの父、ホワイトマズルは、近年欧州最強馬と目される、ダンシングブレーブの代表産駒です。

ダイワマッジョーレの母父は、ロウソサエティ。
祖父は凱旋門賞を2連覇したアレッジド、遡ると16戦無敗で凱旋門賞を2連覇したリボーを祖先に持ちます。
リボー系は近年、母系でもなかなか見なくなりましたが、一世を風靡(ふうび)した血統です。
気性が荒く、凡走を繰り返していた馬が、ここ一番の大レースで一世一代の走りを見せると言う、狂気の血統です。

さて、データに行きましょう。
1番人気不振で、過去10年、3着以内に1番人気が来たのは2回(内1番人気が勝ったのは1回)。

過去10年、3着までは、以下のデータです。
a.1600m~2000mの勝ち星あり  30/30
b.重賞勝ち馬 28/30
c.2007年Cコースになってから内枠(1~6番)または外枠(13~18番)有利 14/15
d.外国馬は国際GⅠ優勝馬

今年はaでロードカナロアが、dでヘレンスピリットが消えたのみ(苦笑)。

1-1 カレンブラックヒル(牡4、秋山真一郎・平田修)
1-2 ショウナンマイティ(牡5、浜中俊・梅田智之)
2-3 サクラゴスペル(牡5、横山典弘・尾関知人)
2-4 ガルボ(牡6、石橋脩・清水英克)
3-5 スマイルジャック(牡8、田辺裕信・小桧山悟)
3-6 グロリアスデイズ(セン6、D.ホワイト・J.サイズ)※香港
4-7 グランプリボス(牡5、内田博幸・矢作芳人)
4-8 マイネイサベル(牝5、松岡正海・水野貴広)
5-9 ナカヤマナイト(牡5、柴田善臣・二ノ宮敬宇)
6-12 ダークシャドウ(牡6、戸崎圭太・堀宣行)
7-13 シルポート(牡8、酒井学・西園正都)
7-14 エーシントップ(牡3、福永祐一・西園正都)
7-15 ヴィルシーナ(牝4、C.ウィリアムズ・友道康夫)
8-16 ダノンシャーク(牡5、C.デムーロ・大久保龍志)
8-17 ダイワマッジョーレ(牡4、蛯名正義・矢作芳人)
8-18 サダムパテック(牡5、武豊・西園正都)

シルポートが逃げるのでしょうね。
もしシルポートが出遅れたらカレンブラックヒル、またはエーシントップあたりが逃げるでしょう。
ペースはやや早目。

天気予報では、雨との事でしたが、今日の予報では曇り、降雨確率20%。
重予想は必要なさそうです。

前走のマイラーズC快勝から、出て来れば昨年2着グランプリボスを買おうと思っていました。
東京コースは、NHKマイルC GⅠ勝ちのコースです。
鞍上は目下リーディングの、絶好調内田博。
グランプリボスは、むらっ気があり、ポカをやらかす事がありますけどね。

他はいろいろ悩んだんですけどね、美女2頭にしようかな・・・と。
ヴィルシーナは、前々走の産経大阪杯が、初の牡馬混合レース。
でもGⅠホースですし、牝馬クラッシックことごとく2着、エリ女も2着の実力馬ですから。
マイネイサベルは近走好調で、牡馬混合レースも新潟でやった福島記念3着、関谷記念4着があります。
ハイペースの底力比べになったら、出番はないでしょうが、そこまでペースは速くならないと見ます。
牝馬ならではの、鋭さが活きる流れなら。

三連単 7→15→6(1625.9)
マッチ棒 30本

三連単 15→7→6(2185.0)
マッチ棒 30本

自信は、全くありません!

今晩明晩フランスダービーがあります。
多忙なので、近日レポしたいと思います。

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2013年 ダービー・ステークス(英ダービー)

6月1日(日本では6月2日)、イギリスのエプソムダウンズの、エプソム馬場で、ダービー・ステークス(芝12F10Y約2423m)が行われました。

1着 ルーラーオブザワールド 2:39.06
2着 リバタリアン 1 1/2
3着 ガリレオロック 短頭

何と!?オブライエン厩舎の5頭出しです。
1番人気は2歳チャンピオンで、無敗の7連勝で2000ギニーを制したドーンアプローチ。
時間がないので結果だけ書きますが、トッテナムコーナー過ぎて、リバタリアンが先頭に立ちます。
後方に控えていたルーラーオブザワールドが猛然と追い込んで、残り2F(約402.33m)で先頭に立ち、抜け出しました。
リバタリアンは粘りますが、ゴール直前にはガリレオロック、バトルオブマレンゴが突っ込んで来て、3頭は際どい勝負となりました。
昨年のキャメロットに引き続き、今年もアイルランドの名門オブライエン厩舎の、ルーラーオブザワールドの優勝となりました。

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