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2015年7月26日 (日)

2015年 キングジョージⅥ世&クイーンエリザベス・ステークス

07月25日、アスコット競馬場でヨーロッパの平地レース総決算、キングジョージⅥ世&クイーンエリザベス・ステークス(アスコットGⅠ芝12F約2414m)がありました。
略称で、キングジョージと呼ばれているレースですね。
日本で言うと、宝塚記念(阪神GⅠ芝2200m)です。

1-9 マダムチアン(英) 牝4 59.0 J.スペンサー
2-4 フリントシャー(仏) 牡5 60.5 V.シュミノー
3-3 イーグルトップ(英) 牡4 60.5 R.ヒューズ
4-8 ザコルシカン(英) 牡4 60.5 J.クローリー
5-7 スノースカイ(英) 牡4 60.5 P.スマレン
6-2 ディランマウス(伊) 牡4 60.5 F.ブランカ
7-6 ロムスダール(英) 牡4 60.5 W.ビュイック
8-10 ゴールデンホーン(英) 牡3 55.0 L.デットーリ
9-5 ポストポンド(英) 牡4 60.5 A.アッゼニ
10-1 クレバークッキー(英) 牡7 60.5 G.リー

週初めまでに、出走を表明していた顔ぶれから、ゴールデンホーンのタダもらいのレースな感じでした。
欧州GⅠ級と言うと、ゴールデンホーンとフリントシャーくらい。
フリントシャーは前走、サンクルー大賞(サンクルーGⅠ芝2400m)で、凱旋門賞(ロンシャンGⅠ芝2400m)連覇のトレブに2着。
ゴールデンホーンとトレブの力関係を知るには、良いレースに思えました。

開催されるアスコット競馬場は、今週半ばから雨が降り続いていたようで、土曜日早々に馬場が悪い事を理由に、フリントシャーが出走を回避。
そしてこれまた、馬場が悪かったら出走しないと表明していたゴールデンホーンも、馬場回復しないため出走を回避。

そうなると7頭立てで、欧州のGⅠ勝ち馬は、イタリアGⅠ勝ちのディランマウスくらいです。
イタリア競馬は欧州では低く見られており、ディランマウスはイタリア国内では9戦9勝なのですが、唯一の敗戦が、3歳時にアスコット競馬場に遠征したキングエドワードⅦ世S(アスコットGⅡ芝12F約2414m)の8着ブービー。
コンディションなどもあったでしょうが、イギリスのGⅡですら通用していません。
他の馬は、せいぜいGⅡやGⅢ勝ち程度。
近年メンバーが集まりにくくなっているキングジョージとしては、それでもなお見た事もない低レベルメンバーです。

今年の宝塚記念に例えると、ゴールドシップ、デニムアンドルビー、トーホウジャッカル、ヌーヴォレコルト、ラキシスが出走しなかったら・・・そんな感じです。

逃げたのはロムスダールですかね?
すぐ後ろにポストポンド、スノースカイが付けます。
高低差約20mの過酷な三角コース(スウィンリー・コース)を通り、直線向くと逃げた馬をポストポンドが交し、早々に先頭に立ちます。
最後方を進み、外に出したイーグルトップが、凄い脚で1完歩ずつ迫って来ます。

残り1F(約201m)にはイーグルトップがポストポンドに並びかけ、残り100mくらいで交されました。
しかしポストポンドはしぶとく粘り、ゴール前でむしろ差し返してハナ差出たところがゴール。

ポストポンドが初GⅠ制覇しました。

レースとしては熱戦でしたが、イーグルトップは昨年も出走して、優勝したタグルーダから4馬身以上も離されていますので、今年のレベルは推して知るべしと言うところでしょう。
そしてなおこの2頭の後ろは、千切れていました。
タイムは意外にも、思った程遅くなかったですね。

1着 ポストポンド 2:31.25
2着 イーグルトップ ハナ
3着 ロムスダール 3 3/4

ポストポンドの父は、近年ヨーロッパで大活躍のドバウィ。
ドイバイミレニアム-シーキングザゴールドと遡る、ミスタープロスペクター系です。
ドイバイミレニアム産駒は、1世代のみで、ドイバイミレニアムが早逝してしまいましたが、欧州マイル路線で活躍したドバウィを輩出し、血をつないでいます。

例年なら、このレース優勝馬が凱旋門賞の有力に挙げられるわけですが、今年は無理でしょうね。


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コメント

ゴールデンホーンの回避があったにしても、寂しいメンバーのレースになってしまいましたね。
少し前までのキング・ジョージの格式からいって考えられないぐらいです。

リボー、バリモス、ニジンスキー、ミルリーフ、ブリガディアジェラード、グランディ、トロイ、シャーガー、ダンシングブレーヴ、レファランスポイント、ムトト、ナシュワン、ジェネラス、セントジョヴァイト ・ ・ ・ 過去の名馬たちが泣きますよ。

ゴールデンホーンには、英インターナショナルSから凱旋門賞で期待したいですが、ロンシャンでは少しぐらいの重馬場では回避しないでほしいですね。

投稿: シーバード | 2015年7月26日 (日) 11時58分

シーバードさん、コメントありがとうございます。

>少し前までのキング・ジョージの格式からいって考えられないぐらいです

近年参加頭数も少なく、メンバーの小粒化はかねてより指摘されていましたが、今年はGⅡレベルでしたね。
現在1着賞金が、1億2千万くらいですが、もっと賞金を吊り上げないと、良いメンバーは集まらないのかも知れません。

近年このレースと凱旋門賞を同年で制したのは、2007ディラントーマスくらい。
それ以前だと、1995ラムタラですね。
ローテーション的にも中途半端な時期で、良くないのでしょうか?

>ロンシャンでは少しぐらいの重馬場では回避しないでほしいですね

希望としてはそうなのですが、もはや高額種牡馬を約束されたような身。
戦歴に傷をつけまいと、馬場が重いと回避しちゃうかもしれませんね(苦笑)

投稿: 醍醐 | 2015年7月26日 (日) 22時23分

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