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2015年7月の記事

2015年7月26日 (日)

2015年 キングジョージⅥ世&クイーンエリザベス・ステークス

07月25日、アスコット競馬場でヨーロッパの平地レース総決算、キングジョージⅥ世&クイーンエリザベス・ステークス(アスコットGⅠ芝12F約2414m)がありました。
略称で、キングジョージと呼ばれているレースですね。
日本で言うと、宝塚記念(阪神GⅠ芝2200m)です。

1-9 マダムチアン(英) 牝4 59.0 J.スペンサー
2-4 フリントシャー(仏) 牡5 60.5 V.シュミノー
3-3 イーグルトップ(英) 牡4 60.5 R.ヒューズ
4-8 ザコルシカン(英) 牡4 60.5 J.クローリー
5-7 スノースカイ(英) 牡4 60.5 P.スマレン
6-2 ディランマウス(伊) 牡4 60.5 F.ブランカ
7-6 ロムスダール(英) 牡4 60.5 W.ビュイック
8-10 ゴールデンホーン(英) 牡3 55.0 L.デットーリ
9-5 ポストポンド(英) 牡4 60.5 A.アッゼニ
10-1 クレバークッキー(英) 牡7 60.5 G.リー

週初めまでに、出走を表明していた顔ぶれから、ゴールデンホーンのタダもらいのレースな感じでした。
欧州GⅠ級と言うと、ゴールデンホーンとフリントシャーくらい。
フリントシャーは前走、サンクルー大賞(サンクルーGⅠ芝2400m)で、凱旋門賞(ロンシャンGⅠ芝2400m)連覇のトレブに2着。
ゴールデンホーンとトレブの力関係を知るには、良いレースに思えました。

開催されるアスコット競馬場は、今週半ばから雨が降り続いていたようで、土曜日早々に馬場が悪い事を理由に、フリントシャーが出走を回避。
そしてこれまた、馬場が悪かったら出走しないと表明していたゴールデンホーンも、馬場回復しないため出走を回避。

そうなると7頭立てで、欧州のGⅠ勝ち馬は、イタリアGⅠ勝ちのディランマウスくらいです。
イタリア競馬は欧州では低く見られており、ディランマウスはイタリア国内では9戦9勝なのですが、唯一の敗戦が、3歳時にアスコット競馬場に遠征したキングエドワードⅦ世S(アスコットGⅡ芝12F約2414m)の8着ブービー。
コンディションなどもあったでしょうが、イギリスのGⅡですら通用していません。
他の馬は、せいぜいGⅡやGⅢ勝ち程度。
近年メンバーが集まりにくくなっているキングジョージとしては、それでもなお見た事もない低レベルメンバーです。

今年の宝塚記念に例えると、ゴールドシップ、デニムアンドルビー、トーホウジャッカル、ヌーヴォレコルト、ラキシスが出走しなかったら・・・そんな感じです。

逃げたのはロムスダールですかね?
すぐ後ろにポストポンド、スノースカイが付けます。
高低差約20mの過酷な三角コース(スウィンリー・コース)を通り、直線向くと逃げた馬をポストポンドが交し、早々に先頭に立ちます。
最後方を進み、外に出したイーグルトップが、凄い脚で1完歩ずつ迫って来ます。

残り1F(約201m)にはイーグルトップがポストポンドに並びかけ、残り100mくらいで交されました。
しかしポストポンドはしぶとく粘り、ゴール前でむしろ差し返してハナ差出たところがゴール。

ポストポンドが初GⅠ制覇しました。

レースとしては熱戦でしたが、イーグルトップは昨年も出走して、優勝したタグルーダから4馬身以上も離されていますので、今年のレベルは推して知るべしと言うところでしょう。
そしてなおこの2頭の後ろは、千切れていました。
タイムは意外にも、思った程遅くなかったですね。

1着 ポストポンド 2:31.25
2着 イーグルトップ ハナ
3着 ロムスダール 3 3/4

ポストポンドの父は、近年ヨーロッパで大活躍のドバウィ。
ドイバイミレニアム-シーキングザゴールドと遡る、ミスタープロスペクター系です。
ドイバイミレニアム産駒は、1世代のみで、ドイバイミレニアムが早逝してしまいましたが、欧州マイル路線で活躍したドバウィを輩出し、血をつないでいます。

例年なら、このレース優勝馬が凱旋門賞の有力に挙げられるわけですが、今年は無理でしょうね。


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2015年7月20日 (月)

2015年 パリ大賞

7月14日、フランスのロンシャン競馬場で、3歳GⅠレース、パリ大賞(ロンシャンGⅠ芝2400m)が行われました。
日本でこのレースに相当するものはありませんが、敢えて言うと全国のJRAや公営のダートの強豪が集まるジャパンダートダービー・・・でしょうか?
かつてはフランス最高権威のレースでしたが、現在ヨーロッパで一流馬はアイリッシュ・ダービーや次週開催されるKジョージ(アスコットGⅠ芝12F=約2414m)に出ます。

近年、奥手でジョッケクルブ賞(仏ダービー)に間に合わなかった馬が出走するイメージがありますが、2004年バゴ(後に凱旋門賞優勝)や2006年レイルリンク(ディープインパクトを破り凱旋門賞優勝)など、まれに大物を出します。

1番人気は英ダービー3着、愛ダービー2着のストームザスターズ。
ゴールデンホーンやジャックホブスがいないここは、負けられないところです。
2番人気は、オカール賞(ロンシャンGⅡ芝2200m)優勝のアンペール。
3番人気は、リス賞(ロンシャンGⅢ芝2400m)優勝のイラプト。
リス賞を買ってこのレースに臨むのは、レイルリンクと同じローテーションです。

フォルスストレートを抜けて、直線向いて3番手から力強く伸びたイラプトが後続を寄せ付けず、独走します。
後方に付けていたアンペールも抜け出しますが、前のイラプトを交せそうにありません。

イラプトが、2馬身差ながら楽勝しました。
しかもこれで、無敗の4連勝、GⅠは初制覇。
2着アンペール、3着争いは熾烈でしたが、やっと頭差交したストームザスターズ。

実はついさっきレース映像を見て、ブログに書く事を決めたのですが、イラプト強いですね。
しかも凱旋門賞向きの脚質です。

1着 イラプト 2:31.07
2着 アンペール 2
3着 ストームザスターズ 1 1/4

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2015年7月11日 (土)

食材と調理法 第十二回 オルロフ(Orloff)

 食べ歩きの企画を止めたので、代わりに食材と調理法について、思うところを書いて行きたいと思います。
 不定期更新ですが、最低1ヵ月1回くらいは、更新したいですね。
 これまでとは、読者層が異なり、クックパッドに投稿している人なんかが嬉しいでしょうか?

 しかし実はこのような考えも、食べ歩きする人にも持ってもらいたいものです。
 料理や食材の事を知らずして、美味い不味いの判断は、本来出来ないはずです。


目的

 ・食材について知る
 ・食材の特徴について知る
 ・食材への調理法の考察
 ・食材の定番料理の紹介
 ・食材の栄養の考察

 さらに以下の事柄についても、記載したいと思います。

 ・調理法や料理の紹介
 ・伝統的料理の紹介
 ・ソースや調味料の紹介
 ・調理器具の紹介

 ぶっちゃけ、料理に関する全ての事柄ですね。

 今回は料理についての珍しさを、以下のマークで記します。
 まあ、いつも通りの使い回し(苦笑)。

 ・・・ほとんど幻
 ・・・特注すればあるいは
 ・・・専門店でもめったにない
 ・・・専門店のメニューなら
 ・・・たまに見かける
 ・・・ポピュラー


 ちなみに、かのサイトの記事をそのままコピペしますので、文体はですます調ではなく、体言止めで書きます。



オルロフ(Orloff)

 ・・・専門店のメニューなら



オルロフとは?



 オルロフとはフランス料理の調理法。

 オルロフは人名で、ロシア帝国の名門貴族であったアレクセイ・フョードロヴィチ・オルロフ公爵の事。
 アレクセイ・フョードロヴィチ・オルロフ公爵は、オルロフ4兄弟の末子で、成人して軍に入り、ナポレオン戦争全期間に従軍し、デカブリストの乱露土戦争と功績を挙げ、中将に昇進。
 その後ロシア皇帝ニコライ一世の信任も厚く、ロシア帝国の外交も任されるようになった。

 長年仕えた属料理人、ユルバン・デュポワ(Urbain Dubois)は名料理人。
 1856年のクリミア戦争後のパリ講和条約で、アレクセイ・フョードロヴィチ・オルロフ公爵ロシア帝国の全権大使としてパリに行った際にも、ユルバン・デュポワも随行した。
 ユルバン・デュポワが、パリで披露した料理は、フランス料理に影響を与え、今日オルロフ風、またはプリンス・オルロフ(Prince Orloff)風と言う名で伝わっている。



調理法としてのオルロフ



 オルロフと言えば、仔牛腰肉のオルロフ風、ヴォー・オルロフ。
 古典的ルセットでは、仔牛腰肉をロティに、ソース・スービーズをかけ、シャンピニオンソース・モルネーを上からかけて、オーブンでグラッセする。

 現在では、仔牛ばかりでなく、豚肉鶏肉等、他の肉のバリエーションもある。

 フランス料理情報サービス~オルロフによると、。「フランス料理の探求 下巻」柴田書店版124ページに、井上旭シェフによる、シャンピニオンデュクセルセロリピュレナッペするオルロフのバリエーションが書かれている。
 調べると、古典的ヴォー・オルロフに、シャンピニオンデュクセルを使うバリエーションはあるが、上記のルセットは見つからなかった。
 かなりレアなルセットのように思われる。

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2015年7月 9日 (木)

2015年 ジャパンダートダービー

7月8日、大井競馬場で、南関東3冠レース第3弾、統一GⅠ交流競走のジャパンダートダービー(ダート2000m)がありました。

1-1 コスモエポール(牡3、畑中信司、佐賀・中川竜馬)
2-2 マイネルサクセサー(牡3、柴田大知、美浦・畠山吉宏)
3-3 フジノサムライ(牡3、石川倭、北海道・米川昇)
4-4 ポムフィリア(牝3、戸崎圭太、美浦・高橋裕)
4-5 マイネルジャスト(牡3、真島正徳、佐賀・真島元徳)
5-6 クロスクリーガー(牡3、岩田康誠、栗東・庄野靖志)
5-7 ストゥディウム(牡3、石崎駿、船橋・矢野義幸)
6-8 インディウム(牡3、木村健、兵庫・田中範雄)
6-9 ノンコノユメ(牡3、C.ルメール、美浦・加藤征弘)
7-10 ライドオンウインド(牡3、古川吉洋、栗東・木原一良)
7-11 パーティメーカー(牡3、的場文男、浦和・小久保智)
8-12 ラッキープリンス(牡3、今野忠成、浦和・小久保智)
8-13 ディアドムス(牡3、三浦皇成、美浦・高橋裕)

1番人気は、前走兵庫チャンピオンシップ(園田JpnⅡダート1870m)優勝の、JRAのクロスクリーガー。
2番人気はJRAで2連勝、前走JRAのユニコーンS(東京GⅢダート1600m)勝ち、JRAのノンコノユメ。
3番人気は、前走JRAの鳳雛S(京都オープンダート1800m)優勝の、JRAのライドオンウインド。
東京ダービー馬ラッキープリンス、羽田盃馬ストゥディウム、兵庫ダービー(園田オープンダート1870m)優勝のインディウム、九州ダービー栄城賞(佐賀オープンダート2000m)2着のイネルジャスト、北海優駿(門別オープンダート2000m)優勝のフジノサムライも出走し、まさに3歳ダート日本一決定戦。

折からの雨で、馬場コンディションは不良。

逃げたのは好スタートを決めたJRAクロスクリーガー、2番手はJRAポムフィリアでしたが、JRAライドオンウインドが交し2番手に上がりました。
スタートから3F(600m)が37.2。
地方馬には早いかも知れませんが、重馬場を考えるとJRAだと少し遅目。
1000m通過が1分3秒ですから、ペースはさらに遅くなります。
それでも、地方馬の中には付いて行けず、大きく遅れる馬が出ました。

3コーナ手過ぎて、東京ダービー馬ラッキープリンスが上がって行きました。
ポムフィリアは脱落し、先団はクロスクリーガー、ライドオンウインド、ラッキープリンス。
少し間が空いて、羽田盃馬ストゥディウム、ノンコノユメが上がって来ました。

直線向いて、逃げるクロスクリーガーをラッキープリンスが追いかけますが、差が詰まりそうにない。
ノンコノユメが追い出すと、物凄い末脚を使い、残り50mくらいでクロスクリーガーを捕え、並ぶ間なしに交し、2馬身1/2つけて優勝。
2着は粘り切ったクロスクリーガー。
3着はさらに大きく置かれた、ラッキープリンス。

ユニコーンSもそうですが、ノンコノユメの末脚は素晴しいですね。
これなら古馬にも通用するかもです。

ラッキープリンスは地方勢最先着ですが、これだと現時点でJRAとの差は大きいですね。

1着 ノンコノユメ 2:05.6
2着 クロスクリーガー 2 1/2
3着 ラッキープリンス 5

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2015年7月 8日 (水)

食材と調理法 第十一回 ソース・スービーズ(Sauce Soubise)

 食べ歩きの企画を止めたので、代わりに食材と調理法について、思うところを書いて行きたいと思います。
 不定期更新ですが、最低1ヵ月1回くらいは、更新したいですね。
 これまでとは、読者層が異なり、クックパッドに投稿している人なんかが嬉しいでしょうか?

 しかし実はこのような考えも、食べ歩きする人にも持ってもらいたいものです。
 料理や食材の事を知らずして、美味い不味いの判断は、本来出来ないはずです。


目的

 ・食材について知る
 ・食材の特徴について知る
 ・食材への調理法の考察
 ・食材の定番料理の紹介
 ・食材の栄養の考察

 さらに以下の事柄についても、記載したいと思います。

 ・調理法や料理の紹介
 ・伝統的料理の紹介
 ・ソースや調味料の紹介
 ・調理器具の紹介

 ぶっちゃけ、料理に関する全ての事柄ですね。

 今回は料理についての珍しさを、以下のマークで記します。
 まあ、いつも通りの使い回し(苦笑)。

 ・・・ほとんど幻
 ・・・特注すればあるいは
 ・・・専門店でもめったにない
 ・・・専門店のメニューなら
 ・・・たまに見かける
 ・・・ポピュラー


 ちなみに、かのサイトの記事をそのままコピペしますので、文体はですます調ではなく、体言止めで書きます。



ソース・スービーズ(Sauce Soubise)

 ・・・たまに見かける



ソース・スービーズとは?



 ソース・ベシャメルに、炒めて柔らかくした玉ネギピュレ、米を加えたもの。




 ソース・スービーズは元々、焼かれた肉に合わせるソースだった。
 近年魚介料理にも使われるようになり、また様々なバリエーションが派生するようになった。
 最低限ブイヨンバター玉ネギピュレをベースに作られたソースを、ソース・スービーズと呼ぶ。

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2015年7月 7日 (火)

2015年 ドイチェス・ダービー(独ダービー)

7月5日、ハンブルク競馬場で、ドイチェス・ダービー(GⅠ芝12F約2400m)がありました。
近年、ドイツ調教馬の活躍もあり、今年も注目してみました。

とは言え、あまりドイツ競馬の情報は入手できませんでした。
直線だけ簡単に。

恐らく、コーヒープリンスと言う馬が逃げてたのだと思いますが、インコースでスムーズに先行していたヌーターンが追い出すと、先頭に立ちます。
馬場中央からプレイスプリンス、フェアマウンテン、アレオらが追い込んで来ますが、ヌーターンの脚色が良いです。
スパッと切れた感はなかったのですが、ヌーターンは最終的にはプレイスプリンスに5馬身着差の楽勝。
3着はフェアマウンテン。

1着 ヌーターン 2:30.54
2着 プレイスプリンス 5身
3着 フェアマウンテン 1 3/4

鞍上は、日本でも騎乗経験のあるシュタルケ。
ヌーターンは前走、GⅡ3着ですので、このレースのレベルがどうかは、ヌーターンの今後の活躍を見ないといけませんね。

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2015年 エクリプスステークス

7月4日、イギリスのサンダウン競馬場で、エクリプスステークス(GⅠ芝10F7Y約約2018m)がありました。
例年ならレポートしませんが、今年は英ダービー馬、ゴールデンホーンが出走しました。

頭数は寂しく、5頭立て。
ゴールデンホーンに恐れをなしたのでしょうか?
昨年の仏ダービー馬、ザグレイギャッツビーくらいで、後はレベル的に劣るメンバーです。

ゴールデンホーンが逃げる、ビックリの展開。
2番手にも、ザグレイギャッツビーが付け、早くもマッチレースの予感です。
レースは淡々と流れ、直線向いてゴールデンホーンの鞍上、デットーリは余裕をもって追い出します。

直線向くとザグレイギャッツビーも脚色良く、馬体を併せ火花散るマッチレース。
後方からは何も来ません。
両雄叩き合うにつれ、ザグレイギャッツビーが次第に力尽きて遅れ、最終的にはゴールデンホーンがゴール前で差を広げ、最終的に3馬身1/2差で優勝。
3着のウエスタンハイムは、ザグレイギャッツビーのはるか後方。

1着 ゴールデンホーン 2:05.77
2着 ザグレイギャッツビー 3 1/2
3着 ウエスタンハイム 4 1/2

ゴールデンホーンの古馬初挑戦でしたが、終わってみれば楽勝でした。
ザグレイギャッツビーは、超一流ではないかもしれませんが、昨年仏ダービー(シャンティGⅠ芝2100m)と、愛チャンピオンS(レパーズタウンGⅠ芝10F約2012m)とGⅠ2勝。
GⅠの2着は3回ありますので、少なくともヨーロッパのGⅠ級です。
しかも芝2000m近辺は、ザグレイギャッツビーの得意距離。
それに楽勝ですから、ゴールデンホーンもレベルが高いです。

かつて名馬ダンシングブレーヴは、このレースを制してキングジョージに向かいましたが、近年こんな狭い間隔のローテーションは組みませんね。
秋まで休養して、ニエル賞(ロンシャンGⅡ芝2400m)から凱旋門賞(ロンシャンGⅠ芝2400m)と言うところでしょうか?

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2015年7月 5日 (日)

食材と調理法 第十回 ソース・モルネー(Sauce Mornay)

 食べ歩きの企画を止めたので、代わりに食材と調理法について、思うところを書いて行きたいと思います。
 不定期更新ですが、最低1ヵ月1回くらいは、更新したいですね。
 これまでとは、読者層が異なり、クックパッドに投稿している人なんかが嬉しいでしょうか?

 しかし実はこのような考えも、食べ歩きする人にも持ってもらいたいものです。
 料理や食材の事を知らずして、美味い不味いの判断は、本来出来ないはずです。


目的

 ・食材について知る
 ・食材の特徴について知る
 ・食材への調理法の考察
 ・食材の定番料理の紹介
 ・食材の栄養の考察

 さらに以下の事柄についても、記載したいと思います。

 ・調理法や料理の紹介
 ・伝統的料理の紹介
 ・ソースや調味料の紹介
 ・調理器具の紹介

 ぶっちゃけ、料理に関する全ての事柄ですね。

 今回は料理についての珍しさを、以下のマークで記します。
 まあ、いつも通りの使い回し(苦笑)。

 ・・・ほとんど幻
 ・・・特注すればあるいは
 ・・・専門店でもめったにない
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 ちなみに、かのサイトの記事をそのままコピペしますので、文体はですます調ではなく、体言止めで書きます。



ソース・モルネー(Sauce Mornay)

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ソース・モルネーとは?



 ソース・ベシャメルに、卵黄、グリュイエール・チーズを加えたもの。
 卵黄を加えないバリエーションや、チーズにパルミジャーノ・レッジャーノチェダーを使うバリエーションもある。



ソース・モルネーの由来

 モルネーとは、16世紀から17世紀にかけてのフランス国王アンリ四世の側近、フィリップ・ド・モルネーが由来との説があるが、残念ながら俗説であろう。
 ソース・ベシャメルの誕生が、17世紀末から18世紀と考えられている。
 ソース・モルネーの古いルセットは、1820年版の王室の家庭料理(Le cuisinier Royal)。
 ソース・モルネーは、19世紀前後に誕生したと考えられ、その由来は今のところ不明。

 英語版ウィキペディアのソース・モルネーの項目に、パリのダフ屋、チャールズ・モルネー、またはその兄弟が由来かも知れないと書かれている。

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2015年7月 2日 (木)

魅惑の南インド料理 第十五回 南インド料理の地域料理 ポンディシェリー料理


インド料理全般について考えるべき事

 これは以前も書いていますが、忘れないよう改めて、ここでも述べます。

 インド料理を理解する上で、以下の事を念頭に置かなければなりません。

 ・ベジタリアンとノンベジタリアン
   ノンベジタリアンの中にも、ネギ類は食べない等、様々あるようです。

 ・宗教における食べられない食材
   代表的なのはヒンドゥ教徒は牛肉を食べない、イスラム教徒は豚肉を食べないと言うものですね。
   他にも様々、忌諱(きい)する食材はあるようですよ。

 ・狭い地域内でコミュニティ毎に文化が異なる
   インドの憲法に記された言語は22。
   話者が100万人以上いる言語は50を越えます。
   言語が異なれば、仲間として食事を共にする事はあまりないでしょう。
   さらに同じ地域でも、宗教が異なれば交流は少ないです。
   流通は発達しておらず、同じ地域でも、村毎に方言が違います。

 インドの料理に限定しても、どれほど地域による食文化の違いがあるのか、想像もつきません。


 ・・・ほとんど幻
 ・・・特注すればあるいは
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 ・・・専門店のメニューなら
 ・・・たまに見かける
 ・・・ポピュラー

 全て、関東近郊で食べる事が出来るものばかりです・・・といつも書いていますが、関東近郊でポンティシェリ料理を出す店は少ないです。
 今回は、日本でほとんどお目にかかれない料理も含め、紹介します。



ポンディシェリー連邦直轄領

 Wikipedia英語版のインド料理の分類は、行政区分で分類しているように思われます。

 ポンディシェリー料理は、旧フランス植民地だったポンディシェリー県、カリカル県、ヤナム県、マエ県のポンディシェリー連邦直轄領で食べられている料理。
 県とは言っても、ポンディシェリー県以外の地域は、ごくごく狭い地域なのです。
 上図を見て分かる通り、ポンディシェリー連邦直轄領はインド各地に分散しています。
 これはフランスがインドに、政戦両方で獲得した植民地で、つまり現在でもインドで、植民地時代の爪あとが色濃く残っていると言う事です。

 ポンディシェリー(タミル料理)、カリカル(タミル料理)、ヤナム(アーンドラ料理)、マエ(ケララ料理)、各地域料理と、パン食等、フランスからの食文化の影響が見て取れます。

 当たり前ですが、タミル料理、アーンドラ料理、ケララ料理と特色は全く異なり、そう考えると一口にポンディシェリー料理とくくるのは困難ですね。

 ポンディシェリー(Pondicherry)とは、タミル語で新しい街と言う意味のプドゥッチェーリが訛ったもの。
 1664年フランス東インド会社>が設立され、1674年フランスが、ビジャプルのスルタン(イスラムの君主)であるビジャプル・ラジャから、ポンディシェリーを獲得しました。
 1693~1699年 オランダが占領していたが、その後フランスが再占領。
 18世紀前半に、政戦両面で植民地領土を拡張。
 18世紀半ばから19世紀にかけて、イギリスとの争いで、イギリスに4度占領されたが、最終的にはフランスの手に戻りました。

 1947年、インド独立。
 インド政府の再三の要請に応じ、1954年、フランスがポンディシェリー県、カリカル県、ヤナム県、マエ県、シャンデルナゴル県を返還を合意。
 西ベンガル州のシャンデルナゴル県は、1952年に先がけて返還されたため、1954年に西ベンガル州に組み入れられました。
 1963年、ポンディシェリー県、カリカル県、ヤナム県、マエ県が正式にインドに併合。

 狭義のポンディシェリー料理は、タミル・ナードゥ州内のポンディシェリーで食べられている料理で、タミル料理をベースに、フランス食文化の影響を受けています。
 インターネット情報でも主に、狭義のポンディシェリー料理の事を書かれているので、ここでも狭義のポンディシェリーで食べられている、食文化について書きます。


ポンティシェリ料理

 ポンディシェリー県では、街は大きく元フランス人住居のフレンチ・クォーター(またはヴィル・ブランチ)と、インド人住居のヴィル・ノアレ、2つに分類されます。
 通りの名前は現在も、フランス語。街にはフランス料理店も多数あります。

 しかしこの地域は元々タミル語圏であり、住民の料理はタミル料理がベース。
 植民地化したフランス人は、地元のインド人に、熱心にフランス料理を教えました。
 そのためポンディシェリー県では、フランス料理の影響を受けています。

 フレンチ・オニオンスープ、サラダとパン類が、日常的食事として食べられています。
 パン類は、フランスパンのバケット各種、クロワッサンも人気のパン。
 他のインド料理と異なり、フランス料理の影響で、料理にダシ汁を取る事があります。

 ポンディシェリー料理では、スパイシーな料理を作る際、他のタミル・ナードゥ州と比べ、唐辛子の量、カルダモンを始めとするスパイスを控え目に入れる傾向にあります。
 独自のミックス・スパイス(ガラム・マサラ)、ベイ・リーブス、ギィ、カシューナッツが良く使われます。
 タミル料理と異なり、ココナッツのペーストは使わず、ココナッツミルクを使用します。
 タミル料理でポピュラーに使われるタマリンドは控え目、代わりにレモン汁が良く使われます。
 カレーとしてクルマ(コルマ)はポピュラーなメニュー。
 米料理として、プラオ、ビリヤニが良く食べられます。

 マレーシアに移住した印僑の影響を受け、マレーシアの食文化の影響もあります。
 マレーシアのチキン・カレー(Malaya patchaiy curry)が食べられています。


タンドリー・アルー

 ・・・特注すればあるいは

 ジャガイモの皮を剥いて、胡椒、玉ネギ、ニンニク、生姜、クミン、コリアンダー、ガラム・マサラ、アサフェティダ、ギィ、塩でマリネします。
 タンドールでキツネ色になるまで焼きます。



ソヤ・ドーサ

 ・・・ほとんど幻

 豆乳を使ったドーサ。
 豆乳、小麦粉、刻んだ青唐辛子、玉ネギ、ホールのコリアンダー、塩を入れて混ぜ生地を作り、タワで焼きます。



フィッシュ・アサード

 ・・・ほとんど幻

 アサードとは、調理法の事だと思うのですが、調べても分かりませんでした(涙)。
 季節の魚(ハタ類やシマガツオなど)をぶつ切りにして、ターメリック、粉唐辛子、塩をすり込みマリネします。
 カシューナッツ、ポピー・シードをココナッツミルクに浸して、玉ネギ、ニンニク、生姜を炒め、パウダーのクミン、フェンネル、ホールのシナモン、ベイ・リーブスを加え炒めます。
 マリネした魚を入れて表面がキツネ色になるまで炒め、ココナッツミルクに浸したカシューナッツ、ポピー・シードをココナッツミルク毎入れ、トマトを入れ煮込み、仕上げにレモン汁、コリアンダー・リーフで飾ります。



テンガイ・サダム

 ・・・ほとんど幻

 タミル語でテンガイはココナッツ、サダムは米の意味。
 ココナッツ・ライス。
 水に浸したウラド・ダル、米、ギィ、塩を入れて炊きます。
 フライパンで唐辛子、カシューナッツ、おろしたココナッツ、ウラド・ダルをテンパリングして、炊いた米に混ぜます。



ブリンジ・サダム

 ・・・ほとんど幻

 タミル語でブリンジはベイ・リーブス、サダムは米の意味。
 ベイ・リーブス・ライス。
 ベイ・リーブス、ホールのシナモン、クローブ、玉ネギ、ニンニク、生姜を炒め、カシューナッツ、米を加え、ココナッツミルクを加えて炒め、水を加えて米を炊きます。



ポンディシェリー・サンバル

 ・・・ほとんど幻

 ウラド・ダルは水に漬けた後煮て柔らかくします。
 フライパンでマスタードシード、唐辛子、クミン、コリアンダー、ニンニク、生姜を炒め、玉ネギ、カボチャ、トマト、カレーリーフを入れて炒め、ウラド・ダル毎煮た水を加えて煮込み、砂糖と塩で味を調えます。



テンガイ・パール・ラッサム

 ・・・ほとんど幻

 タミル語でテンガイ・パールはココナッツミルク。
 ラッサムは、南インド料理でポピュラーな、辛酸っぱいスープ。
 ニンニク、唐辛子、胡椒、クミン、コリアンダー、フェネグリーク、アサフェティダを入れて炒め、トゥール・ダルを水に浸した後、ココナッツミルクに浸したものを加え、トマトを入れて煮込み、タマリンド水、塩で味を調えます。



カドゥグ・エラ

 ・・・ほとんど幻

 タミル語でカドゥグはマスタード、エラはエビ。
 玉ネギを炒め、マスタード・シード、ニンニク、クミン、コリアンダー、粉唐辛子を加えて炒め、トマトを加えて柔らかくなるまで炒め、煮たジャガイモを加え、エビを加えて炒め、マスタード・シードとココナッツミルクをミキサーにかけた混合物を加え、煮ます。



スゥイート・マンゴー・チャトニー

 ・・・ほとんど幻

 玉ネギ、ニンニク、生姜を炒め、唐辛子、マスタードシードを入れて炒め、刻んだマンゴーを加えて炒め、砂糖と酢を煮た混合物を加え煮詰めます。
 ティファンやミールス、その他料理に添えられます。


 さて、2013年から約2年越しで、南インド料理について連載して来ました。
 これをもちまして、連載終了とさせていただきます。

 普段、インド料理と言うと、カレーしかイメージできない人なら、目から鱗だったのではないかと思います。

 それでもここに書けたのは、南インド料理の10万分の一くらいの魅力です。
 大森の名店、ケララの風のご主人、沼尻匡彦さんがおっしゃるには、インド料理と言うのは、一生かけて学び、小さな一地域の村周辺の料理が分かるかどうか・・・だそうです。
 未だ流通も発達してなく、ここに書いた何万倍もの珍しい料理が、そこかしこに眠っている可能性があります。

 南インド料理店に行って、カレーとナンではなく、たまにミールスを食べてみるとか、ドーサやワダなんかのティファンを食べてみるとか、南インド料理独自の調理法の料理を食べてみるとか。
 料理の世界が広がります。

 超絶に美味いインド料理は、フランス料理、中国料理、日本料理、イタリア料理に劣らず、多彩で美味いものです。
 そして、それほど値段は高くないのです。

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2015年7月 1日 (水)

2015年 サンクルー大賞

6月28日、フランスのパリ郊外サンクルー競馬場で、サンクルー大賞(芝2400m)が行われました。
日本だと、宝塚記念(阪神GⅠ芝2200m)に相当します。

フランスの上半期、古馬のレースでは、最も格調の高い重要レースです。
1999年、日本から遠征していたエルコンドルパサーが優勝した事もありました。
ところが近年、フランスの有力馬はキングジョージⅥ世&クイーンエリザベス・ステークス(GⅠ芝12F約2414m)に出るか、または秋まで休んで凱旋門賞トライアルに出ます。
そのため近年、レース参加馬のレベルが下がっていました。

今年は、凱旋門賞(ロンシャンGⅠ芝2400m)連覇の牝馬、トレブが出走して来ました。
これだけで、レースのグレードが上った気がしますね。

1番人気はもちろん、トレブ。
2番人気は、ドバイシーマクラッシック(メイダンGⅠ芝2410m)優勝のドルニヤ。
3番人気は、ドバイシーマクラッシック(メイダンGⅠ芝2410m)2着のフリントシャー。
意外にもと言っては失礼ですが、今年は好メンバーです。

逃げたアルタイラは、直線向いて脱落。
予定行動だったのか、外に膨れ後ろからの進路を開けました。

2番手に付けていたフリントシャーが追うと伸び、外から3番手に付けていたトレブも追えば追うほど伸びます。
後方に控えていたドルニヤも、突っ込んで来ました。
トレブとフリントシャーの一騎打ちとなり、トレブが1完歩ずつフリントシャーを追い詰めます。
並びかけると、フリントシャーには抵抗する余力なく、その勢いのまま最後に意外にも、1馬身1/4もの差をつけてトレブが優勝しました。
トレブはこれでGⅠ5勝目。

2着フリントシャー。
3着は後方から脚を伸ばしたが及ばず、ドルニヤ。

このメンバーなら、トレブが勝って当たり前とは言え、楽な競馬でタダもらいみたいなレースでした。
この調子のまま秋を迎えたなら、前人未到の凱旋門賞3連覇も夢ではないかもです。

1着 トレブ 2:27.59
2着 フリントシャー 1 1/4
3着 ドルニヤ 2 1/2

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