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2015年10月 5日 (月)

2015年 凱旋門賞(レース結果)

自分は、同日のオペラ賞(ロンシャンGⅠ芝2000m)のタイムが遅かったので、この日のロンシャン競馬場が時計のかかる馬場と推測していましたが、どうやら違うようです。
と言うのも、同日のフォレ賞(ロンシャンGⅠ芝1400m)のタイムは1:17.05。
と言う事は、パンパンの良馬場で高速馬場と言う事になります。

しかし凱旋門賞の勝ちタイムは、2.27.23とトレヴが勝った昨年より1秒半近く遅く、超スローペースだったと思われます。
トレヴのペースメーカー、シャアが超スローで逃げ、4コーナー手前から各馬スパートして、前が止まらない展開になったと考えられます。

いずれ、 ゴールデンホーンを持たせたフランキーの腕は言うまでもありません。
しかしシャアは本来、速いペースで飛ばして先行勢を潰す役割だったはずが、全く異なる先行有利な乗り方をして、トレブが後ろから差せなかったものと思われます。

ちなみに、オペラ賞のペースも超スローだったそうです。

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2015年10月04日、ヨーロッパの平地最高峰レース、凱旋門賞(ロンシャンGⅠ芝2400m)がありました。
日本で言うと、有馬記念です。

枠順は、以下の通りです。

1枠 3番 マナティー(英) 牡4 59.5 M.バルザローナ A.ファーブル
2枠 17番 シャア(英) 牝3 54.5 G.ブノワ C.ヘッドマーレック
3枠 2番 イーグルトップ(英) 牡4 59.5 W.ビュイック J.ゴスデン(英)
4枠 15番 イラプト(IRE) 牡3 56 S.パスキエ F.グラファール
5枠 13番 ニューベイ(英) 牡3 56 V.シュミノー A.ファーブル
6枠 10番 フリン(IRE)牝5 58 O.ペリエ C.ラフォンパリアス
7枠 11番 シルジャンズサガ(仏) 牝5 58 P.ブドー J.ゴーヴァン
8枠 9番 トレヴ(仏) 牝5 58 T.ジャルネ C.ヘッドマーレック
9枠 12番 タペストリー(IRE) 牝4 58 J.オブライエン A.オブライエン(愛)
10枠 5番 プランスジブラルタル(仏) 牡4 59.5 F.ヴェロン JC.ルジェ
11枠 1番 フリントシャー(英) 牡5 59.5 M.ギュイヨン A.ファーブル
12枠 7番 フリーイーグル(IRE) 牡4 59.5 P.スマレン D.ウェルド(愛)
13枠 8番 ドルニヤ(仏) 牝4 58 C.スミヨン A.ドゥロワイエデュプレ
14枠 16番 ゴールデンホーン(英) 牡3 56 L.デットーリ J.ゴスデン(英)
15枠 18番 ファウンド(IRE) 牝3 54.5 R.ムーア A.オブライエン(愛)
16枠 4番 メレアグロス(IRE) 牡6 59.5 A.フアシエ A.クエティル
17枠 14番 シルバーウェーヴ(仏) 牡3 56 J.ドイル A.クエティル
18枠 6番 スピリットジム(仏) 牡5 59.5 A.アッゼニ A.クエティル

海外競馬ファンなら、トレヴが史上初の凱旋門賞3連覇を期待している事でしょう。
自分もそうです。

昨年のトレヴは、惨敗続きで鞍上、L.デットーリ(以後フランキー)が降ろされ、元々の騎手、T.ジャルネに戻される事態でした。
凱旋門賞後、引退が発表されていましたので、ロンシャン競馬場をキャンターで流すだけかに思われました。
ところが走ってビックリ、ペースもトレヴ向きでしたし、各馬ノーマークだったでしょうが、ジャルネが追うと後ろを突き放す楽勝でした。

今年は3戦3勝で、内容も完璧、圧倒的1番人気で他馬からマークされる立場でした。

日本のGⅠレースとは異なり、このレースで勝てないと思ったら、英チャンピオンS(アスコットGⅠ芝10F=約2012m)とか、このレースの前に走りますが独エウロパ賞(ケルンGⅠ芝2400m)等、他にもGⅠレースはあります。
にも関わらず、英ダービー馬、ゴールデンホーン、ジョッケクルブ賞(仏ダービー)馬ニューベイがペースメーカー(レースを有利に運ばせるための逃げ馬)を引き連れ挑戦して来ました。
これは勝負になると考えていると言う事です。

今週は雨が降り、パンパンの良馬場ではなかった・・・時計のかかる馬場だったようです。
どうやらパンパンの良馬場で、高速馬場だったようです。

逃げたのは、トレヴのペースメーカー、シャア。
最初2番手はフリントシャーでしたが、ニューベイが交して上がりました。
しかし後方からとんでもない外を回って、ゴールデンホーンが2番手に付けました。
ゴールデンホーンって、気が悪いんですかね?
3番手はニューベイ。
トレヴは中団に付けています。

日本の競馬の尺度から考えると、ペースは速く見えませんが、馬場が時計がかかることを考えると、速かったんじゃないでしょうか?
だとすると、トレヴのペースメーカー、シャアが逃げたとは言え、すぐ後ろのゴールデンホーンの蹄の音が聞こえていたはずです。
ずっとペースが緩んだようには見えませんでした。
むしろ、フォルスストレート中間から、ペースが上がったようにも見えました。

直線向いてゴールデンホーンが追うと、シャアは抵抗する余力がない。
ニューベイが懸命に追いますが、差は縮まりません。
すぐ後ろからフリントシャーが脚を伸ばし、ニューベイを差しますが、ゴールデンホーンとの差は縮まらず。
トレヴも懸命に追いますが、ニューベイに並ぶのが精一杯。

1着 ゴールデンホーン 2.27.23
2着 フリントシャー 2
3着 ニューベイ クビ

ゴールデンホーンは、直線先頭に立ち、後ろを離す横綱相撲の優勝。
昨年、トレヴを降ろされた、鞍上フランキーも、留飲を下げた事でしょう。

インターナショナルステークスに負けた事で、並みのGⅠかと思っていましたが、トレヴ、ジョッケクルブ賞(仏ダービー)馬ニューベイを負かしたのですから、大したものです。
前走のアイリッシュチャンピオンステークスもヨレて、みっともないレースに見えましたが、ある人の分析によると、途中からペースが上がり、タフなレースになったんだそうです。
ゴールデンホーンは残念ながら、このレースで引退し、種牡馬入りが決まっています。

トレヴの凱旋門賞3連覇の夢は、潰えました。
時計のかかる馬場だったようですし、タフなレースになり、トレヴに向かなかったんじゃないでしょうか?
それでも、3連覇を狙う勇気には、拍手を送りたいと思います。
トレヴもこれで引退し、繁殖となります。

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コメント

時計を見たら上がりが早く、内を通った馬の前残りとの論調が多数ですが、ゴールデンホーンは強かったと思いますね。もちろんフランキーの腕の後押しもあったでしょうね(笑)。トレヴは後方外を回りながらもよく追い込んだと思います。グリーンチャンネルで実況観てた時は、直線
中程でトレヴが差し切ると思ったのですが ・ ・ ・ 
やはりダンシングブレーヴ級の末脚じゃないと大外一気は不可能なのかも、残念。

投稿: シーバード | 2015年10月 5日 (月) 09時12分

シーバードさん、コメントありがとうございます。

>上がりが早く、内を通った馬の前残り

シャアが潰れたのは当然としても、前残りの競馬と言うニュアンスより、タフなレースで後ろも早くから脚を使わされた・・・ような気がします。
同日のGⅠレース、オペラ賞(芝2000m)のタイムが2:04.43ですから、力の要る馬場だったと思います。

仏ギャロップは、今週にハロン毎のタイムを発表するでしょうから、その辺ハッキリするでしょうね。

>トレヴは後方外を回りながら

ペースメーカーのシャアは、ゴールデンホーン、ニューベイを潰すべく逃げたはずが、トレヴも潰しちゃった感じじゃないでしょうか?
前崩れを期待して後方に付けたら、時計のかかる馬場に早目スパートで自分も脚を使っちゃった・・・みたいな。

>中程でトレヴが差し切ると思った

昨年の展開なら、差し切ったでしょうね。
今年は牡馬向きの、底力が必要なレースだったように思います。

>ダンシングブレーヴ級の末脚じゃないと大外一気は不可能なのかも

そうですね。
ダンシングブレーヴほどではないですが、1988年優勝トニービン、そして2着ムトトの末脚も素晴しかったです。

投稿: 醍醐 | 2015年10月 5日 (月) 18時15分

醍醐さんの分析は料理と同じで緻密かつ鋭いですね(笑)。今年の凱旋門賞はアスコットのキング・ジョージに近いレースになった感じですか?すぱっと切れる瞬発力より持続力や底力が要求されるタフなレース展開だったと。ジェンティルドンナが阪神の宝塚記念でダメだったのに通じるところがありますね(笑)。

投稿: シーバード | 2015年10月 6日 (火) 08時22分

シーバードさん、コメントありがとうございます。

いえいえ、鋭いなんてとんでもない。
オペラ賞の時計が遅い事、直線向いてどの馬もスパッと切れていないので、スタミナと底力の要る馬場だったのかな・・・と。
正確なところは、仏ギャロップのハロン毎のタイムが発表されたら、明らかになるでしょう。

>ジェンティルドンナが阪神の宝塚記念でダメだったのに通じるところがありますね

そうですね。
阪神は洋芝で、他場と比べると時計がかかることがありますし、ジェンティルドンナが出た宝塚記念は、3-4コーナーからロングスパートの底力の要る競馬になりました。
切れで勝負する牝馬は、お呼びではありませんでしたね。

しかしここ2年の宝塚記念は、スローペースの切れ勝負の競馬になっちゃっていますけどね。

投稿: 醍醐 | 2015年10月 6日 (火) 19時31分

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