CINEMA.映画評論

2013年5月14日 (火)

探偵はbarにいる2 ススキノ交差点(その2)

公式サイト

昨日、映画を見て来ましたが、脳をクールダウンして、冷静に映画の感想を書くために、一日置きました。
元々、人により好き嫌いが分かれる映画でしょうが、それでも1作目の方が良かったかな・・・と。

原作と同じでなければダメと言う気はありませんが、比較対象が1作目、そして原作しかないですから、まずは原作との違いについて書きます。

ものすごく大きなストーリー、オカマのマサコちゃん(ゴリ)が殺され、主人公である俺・・・大泉洋が真相を解明すると言う流れは、原作と同じです。
しかし、ストーリーの細部は、別物と言うくらいです。

冒頭の、CMでも流れている、ジャンプ台で縛られているシーンは原作にはありませんが、悪くはないです。
つかみはOKと言うところです。

大泉洋が、濃厚ラブシーンがあると以前漏らしていましたが、相手はAV女優の麻美ゆま。
つまりヌード担当ですね。
マサコちゃんが殺されてから、3ヶ月間何もしなかったのは、麻美ゆまに溺れていたから・・・と言う理由づけです。
これも原作にはありません。

俺が調査を始めますが、オカマ連中は協力してくれません。
桐原組にも、問い合わせをしますが、過去に桐原(片桐竜次)は橡脇孝一郎(渡部篤郎)の父を刺した過去があり、俺がジャンプ台の上で縛られているシーンとなります。
これも原作にはありません。

源ちゃん(マギー)、学生(近藤公園)から、橡脇孝一郎が両刀使いで、過去にマサコちゃんと恋愛関係になった事、殺された当日、橡脇孝一郎がバラの花を持って現場付近にいた事を聞きます。
俺はつけまわされ、エレベータで捕まえたのが河島弓子(尾野真千子)。
ネタバレになるので書きませんが、それがエレベータの中で、ズボンを脱いでいるシーンです。
これも原作にはありません。

翌日、喫茶モンデで、河島弓子がマサコちゃん殺しの調査の依頼人になります。
調査開始直後から命を狙われます。
派手にやるのが、CMでも登場する路面電車内の乱闘シーン。
桐原組の若頭、相田(松重豊)から、橡脇孝一郎陣営、反橡脇孝一郎陣営、そして橡脇孝一郎に俺を売ろうとする陣営から命を狙われていると聞きます。
河島弓子は俺に内緒で、橡脇孝一郎の仲間、反橡脇孝一郎に、俺がマサコちゃん殺しの調査をしていると電話したのです。
これも原作にはありません。

フローラ(篠井英介)から、マサコちゃんが殺された後、トムボーイズ・パーティでマサコちゃんと親しかったオカマ、トオル(冨田佳輔)が橡脇孝一郎とマサコちゃんの関係について話し、その後すぐに失踪した事を知りました。
トオルを探しに、出身地の室蘭に行きます。
これも原作にはありません。

これ以上書くと、ネタバレになるので止めますが、ストーリー細部は別物とお分かりでしょう。
以下、自分の感想です。

1作目ほど、高田(松田龍平)のボケっぷりは良くありません。
1作目は、松田龍平が大泉洋を食っているのでは?と思うほど良かったのですが、今作はそこまでではありませんでした。
高田に限らず、1作目以上に、コミカルにしようとしている意図が、上滑りしているように感じます。
これはハードボイルドなので、コミカルとの折り合いは、難しいはずです。

面白くさせようとするあまり、リアリティに欠けるシーンが散見されます。
例えば、K点越えのシーンとか。
佐山(波岡一喜)とのカーチェイスとか。
普通佐山が、高田の特別仕様(?)車ビュートのボンネットに飛び乗ったりしないでしょう?
今回、俺も高田も、拳銃を撃つシーンがありますが、一般人にそんなに簡単に銃を撃たせて良いのでしょうか?

前作の感想で、「ラストシーンまでは娯楽映画路線でも良かったのでは?」とは書きましたが、リアリティを損なうというのとは違う話です。

河島弓子役は、本が書けてません。
これは尾野真千子の演技が不十分とかではなく、シーンで河島弓子の性格が変わり、違和感があります。
関西出身で、違和感なく標準語を使いますが、興奮すると関西弁が出る人はいます。
しかしそればかりでなく、ある時は自分勝手で、ある時は思いやりを見せたり、ストーリーの上での、ご都合主義に見えて、分裂症に見えてしまいます。
それは、脚本を作る上での、キャラクターの練り込みが不足しているように思います。
ヒロインなのに、残念です。

マサコちゃんと河島弓子の真の関係については、原作とは異なりますが、このストーリーはアリだと思います。
そう考えると、トオルの出身地の室蘭で、河島弓子のリアクションはあんなもの?

余談ですが、ドラマ「Mother」で尾野真千子は、室蘭に住む、芦田愛菜のネグレクト(子供の面倒を見ない)の母親役でした。
こう考えると、なぜかしら室蘭に縁のある方ですね。

細かい、どうでも良い話ですが、マサコちゃんの生家という設定の地域(輪西の街から山側にかけてのみゆき町あたり)に、自分の北海道の友人が住んでいました。
恐らく市立室蘭水族館の観覧車から、輪西の方面は見えないのでは?
まあ、この地を知らない人なら、分からないでしょうけどね。

マサコちゃん役、ゴリの演技は良かったです。
フローラ役、篠井英介の演技も良いのですが、野球男に襲撃されたところとか、脚本の設定には疑問を感じます。

原作の感想で、ラストが気に入らなかったと書きましたが、そこは原作に忠実に脚本を書く事はないでしょうに。
もしかすると、見た人から賛否上がるかも知れません。
ここまで原作と変えたのだから、ラストも変えて良かったのでは?

ラスト後の橡脇孝一郎の演説のシーンは、自分には余計なシーンにしか思えません。
CMの「探偵は、依頼人守らなくちゃいけないんだよ!」のシーンではあるのですが。

公式サイトの作者紹介・・・東直己の写真が、病院のベッドの上。
東直己は病気したの?と思いましたが、実は映画に登場していました。

まとめると、面白くはありましたが、前回ほどにはオススメできないかな・・・と。
ところで、どうして「ススキノ交差点」?

前回は、封切した日に見に行きましたが、今回は封切した日に見るのが難しく、封切翌日に見に行きました。
1作目の2/3くらいしか客が入っていませんでした。
テレビで1作目を見ると、シーンのカットが下手(涙)。
客が入ってくれると良いですね。

以下、完成披露試写会。
完成披露試写会のもようは、テレビでも放送されましたね。

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2013年5月 6日 (月)

探偵はbarにいる2 ススキノ交差点(その1)

公式サイト

この映画の原作は、探偵はひとりぼっちです。
と言うことで、映画予想。
まずは予告編、3連発。

■キャスト

〈俺〉 - 大泉洋
高田 - 松田龍平
河島弓子 - 尾野真千子
マサコちゃん(常田鉄之輔) - ゴリ(ガレッジセール)
橡脇孝一郎 - 渡部篤郎
松尾 - 田口トモロヲ
フローラ - 篠井英介
佐山 - 波岡一喜
学生 - 近藤公園
新堂艶子 - 筒井真理子
野球男 - 矢島健一
相田 - 松重豊
源ちゃん - マギー
泥酔男 - 池内万作
峰子 - 安藤玉恵
ヒロミ - 佐藤かよ
極上女 - 麻美ゆま
大畑 - 桝田徳寿
トオル - 冨田佳輔
桐原 - 片桐竜次
永倉大輔

探偵はひとりぼっち原作に忠実じゃないと嫌・・・と言う人は、この映画は見ない方が良いですね。
このキャスティングですでに、原作には忠実でないと分かります。

主人公の大泉洋の演技はもちろんの事、松田龍平のボケっぷりも楽しみです。
1作目では、本当に良いコンビネーションでした。

自分は制作発表された時、尾野真千子の国際的バイオリニスト、河島弓子役と言うのが、(?)でした。
原作にバイオリニストなんて、出てたっけ?
読み返して、思い当たりました。
恐らく占い師の聖清澄(ひじり せいちょう)が、国際的バイオリニストに変化したのでしょう。

映画ですから、ヒロインが必要と考え、原作ではそれほど活躍しない聖清澄が、河島弓子となって、恐らくかなりストーリーに絡むのではないでしょうか?
聖清澄は少し太っているが、美人のおばさんで、年齢不詳とありますので、忠実に役にすると、ヒロインとしては吸引力に欠けますね。

尾野真千子は実は、以前紹介したドラマ「Mother」で、芦田愛菜のネグレクト(子供の面倒を見ない)の母親役を好演していました。
その後、朝ドラの「カーネーション」の主役でブレイクし、今では主役級のビックな女優さんになりましたね。
そしてお綺麗な方です。
関西出身で、今回の役は関西弁全開のようです。

マサコちゃん役、ガレッジセールのゴリは、原作とはイメージは違いますが、ゴリは演技力もあるので良しとしましょう。
渡部篤郎演じるのが、役名、橡脇孝一郎・・・どこかのⅡ世議員に、語韻を似せたのでしょうか?
橡脇孝一郎の後援者、新堂艶子に筒井真理子。
色っぽい女優さんですよね。
お金も体も後援?・・・(笑)。

フローラ役の篠井英介は、恐らくチョイ役なのでしょうが、それではもったいないくらいの良い役者さんですけどね。
ヒロミ役の佐藤かよは、自分は知らないで街で会ったら、戸籍上男だなんて思えない、別嬪ですよね。
関係ないですが、AV女優の麻美ゆまが出てるんですね。どんな役だか興味があります。

1作目の出演者、松尾役の田口トモロヲ、相田役の松重豊も出ていますね。
それと、とても印象深い演技をしていた、則天道場の副総長、佐山役の波岡一喜も、今作に登場するようです。
波岡一喜は、登場こそ少ないものの、1作目でも好演していますしね。

何だかんだ言って、楽しみです。
今回も見に行く予定です。

以下、映画の完成披露会見とか、番宣3連発。

尾野真千子不満を大爆発!

実は、別の会見では、この作品に出られてうれしいと、尾野真千子が神妙に語っています。
恐らく、大泉洋と尾野真千子の仲が悪いと言うのは、演技だと思います。
まあ、笑えるから、どうでも良いですけどね。

最後に、この映画の宣伝で、札幌のローカル番組に登場した、原作者の東直己。
自分は映像で見るのは、初めてです。
携帯が嫌いとか言ってて、まるでススキノ便利屋探偵みたいですね。

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2011年9月11日 (日)

探偵はbarにいる(その4)

昨日、映画を見て来ましたが、脳をクールダウンして、冷静に映画の感想を書くために、一日置きました。
結論を言うと、原作を知っていても、面白かったです。
原作を知らなければ、もっと楽しめそうです。

もしも、原作ガチガチに、一緒でないと気に入らない人は、この映画は見ない方が良いでしょう。
以前も書きましたが、主演が大泉洋の時点で、すでに東直巳の物語でなく、橋本一(この映画の監督)の物語なんです。

細部は変えていますし、細かいところを端折っていますが、ストーリーの大筋は、ほぼ小説通りです。
原作のストーリーも面白いですし、その意味ではストーリーが面白い映画だと言えるでしょう。

自分は、事前予想では、ススキの探偵の名前をつけるんじゃないかと思いましたが、素晴しい事に名なしの探偵のまま。
それでいて、映画では、不都合は感じません。

主演の大泉洋は、例によっての演技で、自分はあの演技のテイストが嫌いじゃなく、この映画の主演で良かったと思います。
しかし相棒の松田龍平は、登場も台詞も少ないですが、茫洋としたボケっぷりが、大泉洋を食ってる感があるくらい、ハマり役ですけどね。
ボヤっとしているようで、空手の師範と言う役どころで、弱っちい大泉洋に対して、乱闘シーンでは終始大活躍です。

個人的には、大泉洋と松田龍平のコンビを、もっと見たかったですね。
牛の毛布も、もっと登場させてほしかった(笑)。

でも演技で凄いと思ったのは、高嶋政伸で、予告編でも出ている、気持ち悪いくらい残忍な笑顔の人物がそうなんですね。予告編では気がつきませんでした。
それほど、出演が多くはありませんが、とても存在感がありました。

ヒロインの小雪は、最も難しい役です。
①クラブのホステスの雰囲気
②手を差し伸べたくなるようなか弱さ
③男を手玉に取るようなしたたかさ
かつ映画のヒロインですから、映画の顔となるべき、格が必要です。

自分には、小雪に①のイメージは感じませんし、③もイメージには弱いような気がします。
試写会を見た人は、小雪の演技を良かったと書いていましたが、自分の感想は、無難にこなしたです。
この難しい役を、違和感なくこなせた事は、評価して良いかも知れません。
他に適役の女優がいたかと言えば、難しいところです。
あえて言えば、藤原紀香でしょうか?

大柄でヤクザ顔が特徴の個性派俳優、松重豊が桐原組の若頭、相田役で出ています。
個人的には、桐原組長役をやって欲しかったですね。
相田は、もっと若い人・・・例えば山根和馬とかが良かったです。

相田と一緒に食っていたジンギスカン屋は、だるま本店ですかね?
ご存知の方、ご教示願えると幸いです。
「おまる商店」のようです

チョイ役ですが、プロレスファンなら皆知っている、三冠ヘビー級王者、諏訪魔がホモ役で出ているのは、ビックリでした。

映画で端折っているストーリーは、多くがススキノ探偵が、真相に迫るストーリーです。
例を挙げると、則天道場に潜り込むのに、右翼の思想家の大物みたいな人から渡りをつけ、則天道場の人を信用させると言うのが、小説にありますが、映画ではいきなり則天道場に乗り込みました。
また、則天道場から逃げて来た少年が、警察に自首させて真相を話させる時、新聞記者の松尾にこっそり教えると言うのが、小説にありますが、映画では単に自首するのみです。
もしかすると、上演時間(約2時間)に入り切らず、泣く泣くシーンをカットしたのかも知れませんが、表現の細部に粗さを感じます。

苦労して真相にたどり着きそうに見えて、最後にどんでん返しって方が、もっと効果があったように思います。

関係ないですが、大泉洋が携帯で電話して、教えてもらわなければ、手紙のありかは分かりませんでしたね。
電話しなかったら、どうするつもりだったんでしょう?
それ以前に、どうやって沙織(小雪)の携帯番号を知ったのかも、謎です。

スノーモービルは、自分の想像通り、札幌近郊で乗り回しましたね。
車道じゃない場所を走って逃げると言う意味では、ストーリーには意味がなくありませんが、山中の交通の不便な場所ならいざ知らず、平地の札幌近郊で、スノーモービルを買う人はいないでしょう。
北海道→雪→スノーモービルと言う安易な発想にしか見えません。
自分には、リアリティを感じません。

一方、予告編で大泉洋が小雪に、拳銃を向けるシーンがありましたが、拳銃の入手については、悪くないストーリー展開でした。
予告編でもうひとつ言うと、あの電話の声はないだろうと思っていましたが、映画では、コンドウキョウコが誰だか分からない声色でしたね。

写真の女性は、近藤小百合(吉高由里子)でした。
吉高由里子は、この写真だけの登場となります。
どうりで、近藤京子より目立っている訳ですね。

小説では、北海道弁がふんだんに登場して、北海道らしさを現していますが、映画で気に留まったのは「はんかくさい」くらいでしょうか?
どんな意味だか、調べて見てください(笑)。

映像には、何気ないですけど、北海道らしさが良く出ていて、嬉しいやら、なつかしいやら。
一例をあげると、駅の待合室にあるストーブとか、北海道の冬の海に、カモメが飛ぶシーン。
ポイントポイントの絵が美しく、銃で撃たれる際に、後にある飾られた花が飛び散るシーンなど、絵が美しいです。
映画は、絵が美しくてこそだと思います。

映画館で見る映画は、2007年の「バブルへGO!」以来で、「バブルへGO!」はとても面白く、満足して映画館を出ましたが、残念ながら「探偵はbarにいる」は、そこまでの満足感ではありませんでした。
「バブルへGO!」は、娯楽映画に徹していましたし、バブル期の雰囲気を小道具にいたるまで、凝り性なくらい忠実に再現していました。

「探偵はbarにいる」は、せっかく、コメディ向きの大泉洋を使っているのですから、少しストーリーから外れてでも、ラストシーンまでは娯楽映画路線でも良かったのでは?
そうすれば、ラストシーンはもっと印象的となり、この映画の満足度も、もっと高かったかも知れません。

映画を観終わって思うのは、この予告編、色々な意味で良く出来ています。

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2011年8月24日 (水)

探偵はbarにいる(その3)

探偵はbarにいるの、橋本一監督、大泉洋、松田龍平、小雪の試写会舞台挨拶。
さすが大泉洋、笑えます!!

自分何だか、この映画のスポークスマンと化してますね。
可能なら、見に行きたいです。

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2011年7月23日 (土)

探偵はbarにいる(その2)

テレビCMなんかも流れているなぁ・・・と思っていたら、YouTubeに予告編が上がっていました。

原作を読んだ者にとって、ここまで見せちゃうか!!って感じです。
察しの良い人なら、かなりのネタばれです。

原作と体型こそ違いますが、大泉洋の、ススキノ探偵は、良い味に思えました。
それよりハマり役は、ひげは生えてませんが、高田役の松田龍平でしょうか。

この映画の原作についてはこちら。
バーにかかってきた電話

映画内容についての予想については、こちら。
良い意味でも、悪い意味でも、予想が当たっているような・・・
探偵はbarにいる

ジンギスカンと言う、小道具は、札幌らしくて良いですね。

写真の女性は、恐らく近藤京子でしょう。

ところで、無職のススキノ探偵が、どうして拳銃なんか持ってるの?
映画では、納得の行くストーリーなんでしょうね?
まあ、小雪が持っていた拳銃…と言うテもありますがね。

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2011年6月28日 (火)

探偵はbarにいる

正確に言うと、映画を見ていないので、映画評論とは言いがたいですが、映画について書いていますので、御勘弁を。

小説の1話目、探偵はバーにいるに、ススキノ探偵の容貌に関する話があります。
1.髪が長かったらグレートカブキ
2.太った
3.身長175cm、体重80kgぐらい

まず、3を考えると、肥満ではありませんが、小太りくらいには、肉があるようです。
2は恐らく、数年前と比べると、数キロ太ったんでしょうね。
1のグレートカブキは、一時有名だった実力派プロレスラーです。
現役の武藤敬司の別キャラクター、グレートムタは、グレートカブキの真似です。

グレートカブキは、ウエストのくびれを感じさせない人で、デフォルメした言い方をすると、ロースハムに手足がついている感じです。
顔は写真のように、ペインティングしていますが、ごつい印象があるでしょう?
地顔も、九州出身の濃い顔立ちです。

ススキの探偵が、グレートカブキの体型で、妻夫木聡の顔って言うのも考えにくく、恐らくグレートカブキばりに、ごっつい顔立ちなのだろうと、想像します。
芸能人で誰が近いのか考えたら、いました。ハイキングウォーキングの鈴木Q太郎(笑)。
DHCのダイエット前が、ちょうどススキノ探偵の体形ですね。

それ以外の芸能人で、小説に書かれたイメージに合う人を、思いつきません。
でもまさか、鈴木Q太郎が主役と言うのは、無理があるでしょう。

主演 大泉洋(ススキノ探偵)

原作を読んだ感じからも、イケ面俳優がススキノ探偵は、あり得ないよなぁ・・・
そう考えると、小説に書かれたのとは全然違いますが、俳優としての実績や、北海道出身と言う点からも、大泉洋で良いでしょう。

相棒 松田龍平(高田)

空手の達人、特に蹴りが得意で、足が太くて長い、髭が生えている以外、あまり風貌は書かれていません。
髭は生えていませんが、この配役も良いと思います。

実はこの高田、原作のバーにかかってきた電話では、多少ストーリーに絡みますが、相棒と呼べるほど頻繁には登場しません。
原作とは違いますが、これはこれで良いかなと思います。

原作は、一人称で書かれたハードボイルド。それを映画で表現するのは、難しいのです。
ハードボイルドの一人称は、しばしば主人公の視点からのみ、ストーリーが進んで行くため、プライベートアイズと呼ばれます。
1947年ロバート・モンゴメリー監督・主演で映画化された、レイモンド・チャンドラーの「湖中の女」は、ハードボイルドの一人称の文体を意識して、主人公の探偵、フィリップ・マーロウのプライベートアイズをカメラに、映画を撮りました。
この試みは、あまり成功とは言えず、その後同じ試みをした監督もいません。
ブレードランナー劇場公開版のように、普通に撮って、モノローグを入れるのもひとつの手でしょう。
しかし、相棒を介して、心の中を語らせるのも、ひとつの手です。

そして、松田龍平の起用によって、この映画が、必ずしも原作を忠実に描くものではない事が、分かります。

小雪は・・・重要な役柄ですが、何の役なのかは、ネタバレにもなりますので、伏せます。
西田敏行は、良い資産家でしょうか?悪い資産家でしょうか?
自分は、良い資産家じゃないかと思いますが、分かりません。

1点気になるのは、スノーモービル。
原作のバーにかかってきた電話の季節は、春・・・でもこの映画では、舞台が北海道と言う事で、冬の雪降る季節を舞台にしたのでしょう。
北海道→雪→スノーモービル・・・なんて、安易な発想で、使ったんじゃないでしょうね?

原作のバーにかかってきた電話では、最後に小樽へ行きますが、大部分が札幌市内での出来事です。
自分の知る限り、平地で道路網が整備されている札幌近郊で、スノーモービルを乗り回すのは、全く考えられません。
どんなに雪が降ろうと、車で移動するはずです。
もし、札幌近郊で、スノーモービルのアクションなんか出て来たら、リアリティゼロです。

まあ、こんな事書いても、映画は出来上がっているので、もう手遅れなんですが。

映画のネタ元は、これだけ?と思って探してみると、試写会でこの映画を見た人の感想があり、その方は面白かったと書いていますね。
原作が面白いので、よっぽど下手やらなければ、面白い作品になるはずです。
期待したいですね。

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