11月27日は、3歳以上クラッシック・ディスタンスGⅠレース、ジャパンカップ(東京芝2400m・・・以後JC)が行われます。
1-1 ジャガーメイル(牡7、四位洋文・堀宣行)
1-2 ブエナビスタ(牝5、岩田康誠・松田博資)
2-3 ローズキングダム(牡4、I.メンディザバル・橋口弘次郎)
2-4 オウケンブルースリ(牡6、蛯名正義・音無秀孝)
3-5 トレイルブレイザー(牡4、武豊・池江泰寿)
3-6 トゥザグローリー(牡4、福永祐一・池江泰寿)
4-7 ペルーサ(牡4、横山典弘・藤沢和雄)
4-8 ヴィクトワールピサ(牡4、M.デムーロ・角居勝彦)
5-9 サラリンクス(牝4、C.スミヨン・J.ハモンド)
5-10 キングトップガン(牡8、戸崎圭太・鮫島一歩)
6-11 ミッションアプルーヴド(牡7、J.エスピノーザ・N.チャタポール)
6-12 ウインバリアシオン(牡3、安藤勝己・松永昌博)
7-13 デインドリーム(牝3、A.シュタルケ・P.シールゲン)
7-14 シャレータ(牝3、C.ルメール・A.ドゥロワイエデュプレ)
8-15 エイシンフラッシュ(牡4、池添謙一・藤原英昭)
8-16 トーセンジョーダン(牡5、C.ウィリアムズ・池江泰寿)
単勝人気は、以下の通りです。
(11/26 16:00現在)
①デインドリーム 3.5
②ブエナビスタ 3.7
③ペルーサ 8.7
④ヴィクトワールピサ 10.9
⑤トーセンジョーダン 11.1
いつになく、サンデーサイレンス系(父系サンデーサイレンス)は5頭と少なく、母系にサンデーサイレンスが混じっているも含めると、やっと半数の8頭います。
しかし通常なら、1つの父系が同じレースに参加するのは、これでも多いくらいでしょう。
いかに、優秀な血を後世に残しているかが、伺えます。
ミッションアプルーヴドは、父母の系統に底力のバックパサー、母方の母父にはスペクタキュラービッドが入っています。
数年前までは、ポピュラーな血統でしたが、どっちも今では古い血統で、遡れば出て来るのですが、出走馬に近いところで久々に見ました。
ヨーロッパの血統のガラパゴス、ドイツのデインドリームは、父系は意外にもニジンスキー系、母父系デーンヒルと流行血脈ですが、父母の系統はさすがにドイツ土着血統で、かなり遡らないと、自分なんかは知らない馬ばかりです。
前回書くのを忘れていましたが、エイシンフラッシュの母父プラティニもドイツ血統で、10代先祖のハンプトンは、ハイペリオン系の祖で、近年の日本競馬ではサッカーボーイ-ディクタスの系統の祖でもあります。
6代遡った祖、Alchimistからはドイツで種牡馬になりましたが、この馬は第二次大戦後、進駐したソ連軍に、鍋にして食べられてしまいました。
5代遡った祖、その子Birkhahnは、旧東ドイツでダービーを勝ち、許可をもらいベルリンの壁を越え、旧西ドイツでもダービーを優勝しました。
さて、データに行きましょう。
過去10年のJCデータと行きたいところですが、2002年は中山開催ですので、2002年を除外して、代わりに2000年以降の、3着馬までのデータです。
条件に当てはまらない馬を消します。
外国馬、前走海外のレース出走のヴィクトワールピサは、下記条件は除外します。
a.芝2000以上に勝利
b.6歳以下
c.GⅠ連対経験あり、または前走GⅡ勝ち
d.前走菊花賞なら4着以内
e.前走天皇賞秋なら6着以内
f.それ以外のレースは勝っている事が条件(例外2001ナリタトップロード)
g.当年勝利(例外2005ハーツクライ)
h.当年重賞勝利(例外2005ハーツクライ)
i.前走3ヶ月以内
3-5 トレイルブレイザー(牡4、武豊・池江泰寿)
4-8 ヴィクトワールピサ(牡4、M.デムーロ・角居勝彦)
5-9 サラリンクス(牝4、C.スミヨン・J.ハモンド)
6-11 ミッションアプルーヴド(牡7、J.エスピノーザ・N.チャタポール)
6-12 ウインバリアシオン(牡3、安藤勝己・松永昌博)
7-13 デインドリーム(牝3、A.シュタルケ・P.シールゲン)
7-14 シャレータ(牝3、C.ルメール・A.ドゥロワイエデュプレ)
8-16 トーセンジョーダン(牡5、C.ウィリアムズ・池江泰寿)
日本有力馬の外国人ジョッキー騎乗
外国馬ですが、近年の北米の芝馬は、レベルが低いです。
その1の、ミッションアプルーヴドのところを見て頂ければ分かりますが、アイルランドから遠征したケープブランコに、大きいGⅠレースを3連勝されています。
ミッションアプルーヴドは、唯一のGⅠ勝ちが、ハンデをもらったマンハッタンハンデキャップで、それ以後3連敗で良いとこなし。
フランスのサラリンクスも、フランスではGⅡまでしか勝てませんでしたが、カナダに遠征すると、GⅠのカナディアン国際ステークスで強い競馬・・・ちなみにカナダは、アメリカよりレベルが低いです。
ミッションアプルーヴドも、サラリンクスも、ここでは勝負ならないと考え切ります。
過去、JCで走った凱旋門賞好走馬(3着以内)は、1-1-4-15と不振です。
凱旋門賞馬に限ると、0-0-1-5と不振です。
1982年 エイプリルラン 凱旋門賞3着 JC3着
1986年 トリプティク 凱旋門賞3着 JC11着
1987年 トリプティク 凱旋門賞3着 JC4着
1988年 トニービン 凱旋門賞1着 JC5着
1989年 キャロルハウス 凱旋門賞1着 JC14着
1991年 マジックナイト 凱旋門賞2着 JC2着
1992年 ユーザーフレンドリー 凱旋門賞2着 JC6着
1992年 ヴェールタマンド 凱旋門賞3着 JC13着
1993年 アーバンシー 凱旋門賞1着 JC8着
1994年 エルナンド 凱旋門賞2着 JC4着
1994年 アップルツリー 凱旋門賞3着 JC14着
1994年 エルナンド (前年凱旋門賞2着) JC3着
1996年 エリシオ 凱旋門賞1着 JC3着
1997年 ピルサドスキー 凱旋門賞2着 JC1着
1997年 オスカーシンドラー(前年凱旋門賞3着) JC8着
1999年 モンジュー 凱旋門賞1着 JC4着
1999年 ボルジア(一昨年凱旋門賞3着) JC8着
1999年 タイガーヒル(前年凱旋門賞3着) JC10着
2005年 ウィジャボード(前年凱旋門賞3着) JC5着
2005年 バゴ 凱旋門賞3着(前年凱旋門賞1着) JC8着
2006年 ウィジャボード(一昨年凱旋門賞3着) JC3着
果たして、凱旋門賞馬は、JCでは来ないものなのでしょうか?
自分は、凱旋門賞馬のJCでの敗因を以下と考えます。
1988年 トニービン 日本の芝適正◎ 体調△
1989年 キャロルハウス 日本の芝適正× 体調△
1993年 アーバンシー 日本の芝適正× 体調△
1996年 エリシオ 日本の芝適正○ 体調○
1999年 モンジュー 日本の芝適正△ 体調○
2005年 バゴ 日本の芝適正△ 体調△
もしも、日本のスピード馬場に適応し、かつ体調が普通以上なら、勝ち負けして不思議じゃないと考えます。
1982年にJC2着のオールアロングは、翌1983年に凱旋門賞を優勝しました。
この事実からも、凱旋門賞馬がやみくもに、JCで走らないと決め付けたくないですね。
ディンドリームは、凱旋門賞は驚異のレコードでかつ、ぶっ千切り勝ち・・・時計の速いイタリアでも勝っていますし、日本の芝の適性もあるでしょう。
問題は、体調が万全かどうかですね。
しかし、11/16来日ですので、ヨーロッパで調教後輸送したでしょう。
その後日本でも、強い調教が出来るのは、体調が良いと判断します。
今年の天皇賞秋くらいの、とんでもないハイペースにでもならなければ、トリプティクやスノーフェアリー並みのワープが、見られるかも知れません。
ちなみに、外国馬1番人気のJC優勝は、過去1頭もありませんけどね。
シャレータも、凱旋門賞でディンドリームに千切られましたが、それでもタイムは例年以上に速いですし、ロンシャンのリステッドレースのチベルヴィユ賞2400mでも2分28秒台で勝っていますので、日本の芝の適性もあると思われます。
11/16来日ですので、ヨーロッパで調教後輸送したのでしょう。
しかし日本では、調教で時計を出さないのは、気になりますね・・・と言うので切ります。
3-5 トレイルブレイザー(牡4、武豊・池江泰寿)
4-8 ヴィクトワールピサ(牡4、M.デムーロ・角居勝彦)
6-12 ウインバリアシオン(牡3、安藤勝己・松永昌博)
7-13 デインドリーム(牝3、A.シュタルケ・P.シールゲン)
8-16 トーセンジョーダン(牡5、C.ウィリアムズ・池江泰寿)
トレイルブレイザーは、ハンデに恵まれてのアルゼンチン共和国杯優勝と、2008年スクリーンヒーローに軌跡が似てますが、どうでしょうね?
トーセンジョーダンは、前走は大激闘、あれだけのスーパーレコード。影響がないものでしょうか?
恐らく逃げるのは、ミッションアプルーヴド。スローにはならず、平均ペースから、やや早目くらい。
直線向いて、シャレータが早目に捕え、その後ろから来たヴィクトワールピサがシャレータを捕えますが、中団がら次元の違う足でトリプティク並みのワープして、デインドリームが差し切り、近走安定した走りのウインバリアシオンが後ろから上がって3着。
ヴィクトワールピサの久々は気になりますけどね。角居調教師も、これだけの馬を、体調不十分で、レースには出さないんじゃないかと思います。
3連複 8-12-13 20,000 91.6
3連単 13→8→12 5,000 500くらい?
自信は、来て欲しいなぁ・・・
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