H3109.サッカーボーイ

2015年1月31日 (土)

平成三強物語 まとめページ

競馬には、あいつさえいなければ・・・と言う事は良くありますが、平成の初めに、3頭の偉大なサラブレッドが、しのぎを削って、GⅠレースを取り合った時代がありました。
これは、昭和の3強、トウショウボーイ、テンポイント、グリーングラスになぞらえ、この3頭を平成3強と呼びました。

オグリキャップ・・・1988、1990 有馬記念、1989 マイルCS 1990 安田記念
イナリワン・・・1988 東京大賞典(大井)、1989 天皇賞春 1989 宝塚記念 1989 有馬記念
スーパークリーク・・・1988 菊花賞、1989 天皇賞秋、1990 天皇賞春

平成三強物語は当初、平成三強が相まみえた1989年秋シーズンから開始しましたが、その後平成三強のデビューにさかのぼり、1989年春シーズンまで書きました。
残念ながら、ココログは、ブログ記事の順番を自由には変えられないようです。
そのため、平成三強物語のカテゴリを開いても、時系列がバラバラです。
そこで、このページで、時系列に並べてリンクする事にしました。

長い期間の執筆だったので、書き方が途中で変化したりしましたが、気が付いた範囲で修正しました。
スーパークリークの扱いが雑だったので、1記事から3記事に分け、追記しました。
1989年のイナリワンの記事を修正して、2記事から3記事に分けました。
1989年 オールカマー(中山GⅡ芝2200m)、1989年、1990年 京都大賞典(京都GⅡ芝2400m)を新たに加筆しました。

本当はこの当時活躍した外国馬、トニービン、ホーリックス、ベタールースンアップの外伝も書きたいところだったのですが、レース映像が少ないので断念しました。

なお、可能な限り修正はしましたが、その後映像のデッド・リンクも出るでしょう、ご容赦願います。

平成三強物語 - 1986年-1987年 イナリワン(1)

平成三強物語 - 1987年-1988年 オグリキャップ(1)

平成三強物語 - 1988年 イナリワン(2)

平成三強物語外伝 - チヤンピオンスター

平成三強物語 - 1988年 スーパークリーク(1)

平成三強物語 - 1988年 オグリキャップ(2)

平成三強物語外伝 - ヤエノムテキ

平成三強物語外伝 - タマモクロス

平成三強物語 - 1988年 毎日王冠(東京GⅡ芝1800m) オグリキャップ(3)

平成三強物語 - 1988年 スーパークリーク(2)

平成三強物語 - 1988年 天皇賞秋(東京GⅠ芝2000m) オグリキャップ(4)

平成三強物語 - 1988年 菊花賞(京都GⅠ芝3000m) スーパークリーク(3)

平成三強物語外伝 - サッカーボーイ

平成三強物語 - 1988年 全日本サラブレッドカップ(笠松重賞ダート2500m) イナリワン(3)

平成三強物語外伝 - フエートノーザン

平成三強物語 - 1988年 ジャパンカップ(東京GⅠ芝2400m) オグリキャップ(5)

平成三強物語 - 1988年 有馬記念(中山GⅠ芝2500m)

平成三強物語 - 1988年 東京大賞典(大井重賞ダート3000m) イナリワン(4)

平成三強物語 - 1989年 イナリワン(5)

平成三強物語 - 1989年 天皇賞春(京都GⅠ芝3200m) イナリワン(6)

平成三強物語 - 1989年 宝塚記念(阪神GⅠ芝2200m) イナリワン(7)

平成三強物語 - 1989年 オールカマー(中山GⅡ芝2200m)

平成三強物語外伝 - ロジータ

平成三強物語 - 1989年 毎日王冠(東京GⅡ芝1800m)

平成三強物語 - 1989年 京都大賞典(京都GⅡ芝2400m)

平成三強物語 - 1989年 天皇賞秋(東京GⅠ芝2000m)

平成三強物語 - 1989年 マイルチャンピオンシップ(京都GⅠ芝1600m)

平成三強物語 - 1989年 ジャパンカップ(東京GⅠ芝2400m)前編

平成三強物語 - 1989年 ジャパンカップ(東京GⅠ芝2400m)後編

平成三強物語 - 1989年 有馬記念(中山GⅠ芝2500m)

平成三強物語 - 1990年 阪神大賞典(阪神GⅡ芝3000m)

平成三強物語 - 1990年 産經大阪杯(阪神GⅡ芝2000m)

平成三強物語 - 1990年 天皇賞春(京都GⅠ芝3200m)

平成三強物語 - 1990年 安田記念(東京GⅠ芝1600m)

平成三強物語 - 1990年 宝塚記念(阪神GⅠ芝2200m)

平成三強物語 - 1990年 京都大賞典(京都GⅡ芝2400m)

平成三強物語 - 1990年 天皇賞秋(東京GⅠ芝2000m)

平成三強物語 - 1990年 ジャパンカップ(東京GⅠ芝2400m)

平成三強物語 - 1990年 有馬記念(中山GⅠ芝2500m)

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2014年12月27日 (土)

平成三強物語 - 1988年 有馬記念(中山GⅠ芝2500m)

競馬には、あいつさえいなければ・・・と言う事は良くありますが、平成の初めに、3頭の偉大なサラブレッドが、しのぎを削って、GⅠレースを取り合った時代がありました。
これは、昭和の3強、トウショウボーイ、テンポイント、グリーングラスになぞらえ、この3頭を平成3強と呼びました。

オグリキャップ・・・1988、1990 有馬記念、1989 マイルCS 1990 安田記念
イナリワン・・・1988 東京大賞典(大井)、1989 天皇賞春 1989 宝塚記念 1989 有馬記念
スーパークリーク・・・1988 菊花賞、1989 天皇賞秋、1990 天皇賞春

最初にこのページを読む前に、平成三強物語 - 1987年-1988年 オグリキャップ(1)平成三強物語 - 1988年 オグリキャップ(2)平成三強物語 - 1988年 毎日王冠(東京GⅡ芝1800m) オグリキャップ(3)平成三強物語 - 1988年 天皇賞秋(東京GⅠ芝2000m) オグリキャップ(4)平成三強物語 - 1988年 ジャパンカップ(東京GⅠ芝2400m) オグリキャップ(5)を一読願います。

今回は、オグリキャップとタマモクロスの3度目の対決、1988年12月25日の有馬記念について書きます。

オグリキャップとタマモクロスは、前々走天皇賞秋で初対決し、2000m芝とタマモクロスよりオグリキャップ向きの条件でしたが、タマモクロスの鞍上南井騎手の好騎乗もあり、タマモクロスの勝利。
前走ジャパンカップで対決し、2着タマモクロス、3着オグリキャップと、タマモクロスに先着を許してしまいました。
ちなみにジャパンカップ優勝は、アメリカのペイザバトラー。

現在の馬齢で言うと、この当時のオグリキャップは3歳。
人間の年齢だと、高校生くらいです。
人間で言うと20歳以上の大人のサラブレッドの年齢、4歳のタマモクロスとの差は少なく、負けて強しの内容でした。

そして当時天皇賞秋ジャパンカップと賞金額は同じながら、1年の競馬で最も盛り上がる有馬記念。
それは現在でも、日本の最強馬決定戦と呼んでも良いレースです。

2度もタマモクロスに先着を許したオグリキャップ陣営は、オーナーが鞍上の河内騎手の騎乗に不満を持ち、有馬記念のみ限定で、当時JRAのNo.1騎手と目されていた岡部騎手に変えました。
後付けで考えると、河内騎手の騎乗がベストとは言い難いと思います。
しかし差して勝って来たオグリキャップに、急に乗り方を変えて先行させるなんてしないでしょう。
ジャパンカップ天皇賞秋の敗戦を踏まえ、先行しましたが、勝負どころで前に行けませんでした。

オグリキャップはさらに、やれる事は全てやろうと、事前に初コースの中山競馬場を下見させます。

一方タマモクロスは鞍上南井騎手によると、天皇賞秋ジャパンカップで消耗していて、本調子ではなかったそうです。
タマモクロスは飼い食いの細い馬だったそうで、目一杯のレースを2戦して消耗していた可能性はあります。
この有馬記念を引退レースに、来期から種牡馬になる事が決まっていました。

この有馬記念には、後に平成3強としてしのぎを削る、菊花賞馬スーパークリーク、前走マイルCSを制したサッカーボーイも出走して来ました。
いずれ稀代の名馬で、例年なら4強対決となったでしょうが、しかし今回に限りこの2頭は脇役。
芦毛の主役2頭に、どこまで迫れるか?程度の扱いでした。

1番人気は単枠指定、単賞2.4倍のタマモクロス。
2番人気は単枠指定、単勝3.7倍のオグリキャップ。
3番人気は単枠指定、単賞4.8倍のサッカーボーイ。

単枠指定とは、この頃馬連はありませんでしたので、特に人気がかぶりそうな馬は、人気馬が取り消したら払い戻しされるよう、その枠に人気馬1頭しか入れない制度です。

4番人気は、武豊人気もあったでしょうが、単枠指定にはならなかった単賞7.4倍のスーパークリーク。
ここまでが10倍以下のオッズ。
逆に言えば単枠指定のせいもあったでしょうが、世間的にはサッカーボーイの方が、遥かに高く評価されていた事になります。
サッカーボーイの鞍上は、ジャパンカップまでオグリキャップの主戦だった河内騎手。
タマモクロス、オグリキャップ打倒に燃えていた事でしょう。

サッカーボーイとスーパークリークが参戦したおかげで、タマモクロスとオグリキャップの枠連、6-7は350円も付きました。

ゲートが空いて、サッカーボーイ出遅れで後ろから2番目、同じくスターと悪かったタマモクロスはサッカーボーイの後ろ・・・最後方。
逃げたのは予想通りレジェンドテイオー、2番手ハワイアンコーラル、3番手ランニングフリー。
オグリキャップは、ジャパンカップ同様先団直後で先行、スーパークリークはオグリキャップをマークするようにすぐ後ろに付けました。

スタート3.5F(700m)は43.7と、遅目のペースで、そのせいかどうかハワイアンコーラルは掛かり気味。
1100m通過1分9秒4と、ペースは上らず。
1コーナー手前には、タマモクロスが少し上って、サッカーボーイを交わしました。

3コーナー手前からペースが上り、各馬上がって行きます。
3-4コーナーで勝負どころと、脚のある馬が上って行きました。
2100m通過タイムは2分10秒0。
3-4コーナー中間からタマモクロスも上って行き、オグリキャップのすぐ後ろに付けました。
スーパークリークはじっとして動かず、サッカーボーイはまだ後方のまま。

直緯線向いて、少しレジェンドテイオーは粘るものの、そのまま後続場群に飲み込まれ、その外からオグリキャップ、タマモクロスが交わしにかかります。
満を持して、スーパークリークも追い出しました。
最後方から凄い足で、サッカーボーイが迫って来ます。

これまでの戦いで、勝負どころでは常にタマモクロスが前。
後ろからオグリキャップが追いかけて、どんなに凄い脚を使っても、タマモクロスと同じ脚色になりました。
このレースでは、オグリキャップが前。

オグリキャップは不器用な馬で、急に追い出すと手前を変える(利き脚を変える)のにモタモタするクセがありました。
天皇賞秋、ジャパンカップも、手前を変えてスピードに乗るまで間が空きました。
このレースのオグリキャップの鞍上、岡部騎手は、少しずつオグリキャップを加速させる事で、オグリキャップのモタモタする癖を出させず、スムーズに加速させました。

オグリキャップは物凄い脚で先頭に出、タマモクロスが追いかけますが、脚色同じで差は詰まりません。
馬群を縫ってスーパークリークが突っ込んで来ましたが、これまた脚色同じ。
前のオグリキャップ、タマモクロスを交わせません。
馬群を縫った際に、斜行してメジロデュレンの進路を妨害してしまいました。

サッカーボーイも出色の脚で突っ込んできましたが、中段からオグリキャップ、タマモクロス、スーパークリークに凄い脚を使われては4番手まで。
脚色でもスーパークリークにやや劣り、2500mの距離適性がどうだったか?

オグリキャップが、これまでの芦毛対決の雪辱を晴らして優勝。
優勝タイムの2分33秒9は速いタイムとは言い難いですが、これはペースが遅かった事もあります。
途中スローペースからペースが上がり、長く良い脚で、しかも切れ味が求められる特殊な競馬になりました。
この全てが、適距離とは言えないオグリキャップに、プラスに働いたように思います。

テン乗り(初乗り)ながら、オグリキャップを完璧に御し、かつモタモタするクセを出さなかった岡部騎手、さすがの騎乗でした。
2年後に安田記念、引退レースの有馬記念で騎乗した武豊騎手も、この有馬記念の時と同じ、ゆっくり加速してモタモタするクセを出させませんでした。
美浦の高松邦男調教師は、岡部騎手の有馬記念の騎乗が、最もオグリキャップにフィットしていたと語っています。

後に騎乗した武豊騎手、南井騎手によると、オグリキャップは真面目な馬で、鞍上の指示に素直に従う、乗りやすい馬だったと語っています。
しかし馬群に包まれるのが苦手ですし、モタモタするクセと相まって、誰でも御せる訳ではなかったように思います。

2着は1/2馬身差から、脚色同じで交わすに交わせなかったタマモクロス。
完調状態だったら、結果はどうだったでしょう?
ちなみに、岡部騎手も、完璧な状態で、完璧な騎乗をされたら、いかなオグリキャップでも、タマモクロスに勝てないんじゃないかと思っていたそうです。

3番手、タマモクロスの1/2馬身差で入選したスーパークリークは、進路妨害のため審議となり失格。
3着はスーパークリークから1馬身1/2差、4番手入選したサッカーボーイ。

1着 オグリキャップ 2:33.9
2着 タマモクロス 1/2
3着 サッカーボーイ 1 1/2

いずれ世紀の名馬が4番手までに入賞する、息も詰まるような名レースでした。
そして後にも先にも例がない、世紀の芦毛馬対決でした。
この時点ではスーパークリーク、サッカーボーイの2頭の名馬も、脇役にしか過ぎませんでした。

タマモクロスはこのレースを最後に、引退して種牡馬。
トニービン、サンデーサイレンス、ブライアンズタイム等の外国種牡馬が猛威を振るう中、マイソールサウンド、カネツクロスを始めとする重賞勝ち馬を20頭近く輩出しました。
残念ながら、GⅠ馬は出て来ませんでした。

オグリキャップはこの後、オーナーの佐橋氏が脱税で逮捕され、JRA馬主を剥奪。
その後、近藤氏がオーナーとなりますが、その辺の話は1989年 毎日王冠に書いています。
1989年天皇賞春、または安田記念を目標に調整されますが、2月に球節の捻挫、4月に右前脚に繋靭帯炎を発症して春季を全休。

スーパークリークも1989年天皇賞春を目標に調整しますが、後脚の筋肉痛の状態が回復せず、春期は全休。

サッカーボーイは、出走を予定していたマイラーズC(京都GⅡ1600m)調教中に骨折、秋に復帰したが再び脚部不安を発症して、結果的にこのレースを最後に、引退、社台グループで種牡馬入りします。
当時社台グループの社台スタリオン・ステーションでは、内国産馬は繋養しない方針でしたが、グループ総帥吉田善哉氏次男の吉田勝己氏が、サッカーボーイは種牡馬として成功すると主張して、例外的に認められます。
種牡馬としても成功し、キョウトシチー、ナリタトップロード、ティコティコタック、ヒシミラクル等のGⅠホースを輩出しました。

次回は、イナリワンの南関東公営最後のレース、1988年東京大賞典について書きます。

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2013年11月 2日 (土)

平成三強物語外伝 - サッカーボーイ

競馬には、あいつさえいなければ・・・と言う事は良くありますが、平成の初めに、3頭の偉大なサラブレッドが、しのぎを削って、GⅠレースを取り合った時代がありました。
これは、昭和の3強、トウショウボーイ、テンポイント、グリーングラスになぞらえ、この3頭を平成3強と呼びました。

オグリキャップ・・・1988、1990 有馬記念、1989 マイルCS 1990 安田記念
イナリワン・・・1988 東京大賞典(大井)、1989 天皇賞春 1989 宝塚記念 1989 有馬記念
スーパークリーク・・・1988 菊花賞、1989 天皇賞秋、1990 天皇賞春

今回は、平成三強の脇役と呼ぶには惜しい記憶に残る馬、サッカーボーイについて書きます。

サッカーボーイの父ディクタスは、ジャック・ル・マロワ賞に勝ったヨーロッパではなかなかの名マイラーでした。
ちなみにイギリス遠征した際、クイーンエリザベス2世ステークスで、稀代の名マイラーのブリガディアジェラードから8馬身差の2着となりました
ディクタスの父、サンクタスは仏ダービー、パリ大賞典を勝った中長距離馬。
種牡馬としても、フランスのリーディングサイヤーとなっています。

祖父ファイン・トップは、逆に短中距離で活躍した馬で、代表産駒には凱旋門賞馬トピオがいます。

ディクタスの母父、ワーデンは3度フランスのリーディングサイヤーとなったワイルド・リスク。
ワイルド・リスクの曽祖父が、かの伝説的サラブレットのサンシモン(セント・サイモン)です。

つまりディクタスはステイヤー血統で、当時としては良血だったにも関わらず、2400mくらいのクラッシック・ディスタンス(2400m)では勝てませんでした。
試しに、マイル(1600m)のレースに出走すると、ぶっ千切り、またはレコード勝ちしました。
ディクタスが中短距離でしか活躍出来なかったのは、気性の激しさだと言われています。

サッカーボーイの母系は、日本のでノーザンダンサー系で最も活躍した種牡馬、ノーザンテースト。
母系にプリンスリーギフト、ナスルーラーのスピード系血統が入っています。

サッカーボーイは、子馬としては小柄だったにも関わらず、気性が激しかったそうです。
また後肢で立つと言う、奇妙なクセがありました。
それでもデビュー時までに、体重438kgにまでなりました。

1987年8月9日、函館競馬場の不良馬場の新馬戦芝1200m、1番人気に支持され、後続に9馬身差をつけて圧勝しました。
その時の2着は、後に京成杯(中山GⅢ芝1600m)や東京新聞杯(東京GⅢ芝1600m)を勝つ、トウショウマリオ。

9月27日サッカーボーイは、函館3歳S(函館GⅢ芝1200m)に出走しました。

1番人気は、前走新馬戦を3馬身1/2千切ったカゲマル。
2番人気は、前走未勝利戦を9馬身千切ったディクターランド。
3番人気は、サッカーボーイ。

逃げたのはディクターランド、2番手スーパーハイウェイ、3番手サンエムプライズ。
サッカーボーイはスタートで、短距離戦で致命的な出遅れをし、後方から2番手に付けました。
スタートから3F(600m)は35.0、ぐちゃぐちゃの重馬場としては速いペース。

3コーナーから直線にかけて、内馬場はぐちゃぐちゃしていて、逃げたディクターランドは、馬場中央を行きます。
3-4コーナーでサッカーボーイが中団まで上がって行きました。

チカノパワーは荒れているインコースを突きました。
馬場中央を行くディクターランドの脚色衰えず、内外の差を活かして、チカノパワーが粘ります。
外からサンエムプライズが差して来ますが、全く届きそうにありません。
ディクターランドが優勝しました。
2着はチカノパワー。

終始最後方追走で、短い直線で追い上げましたが、4馬身1/2差4着に敗れました。
馬場が重かったのも、サッカーボーイには向かなかったでしょう。
当時の函館競馬場は水はけ悪く、雨が降るとすぐに田んぼのようになりました。
ディクターランドは後に、皐月賞でヤエノムテキの2着します。

1着 ディクターランド 1.12.2
2着 チカノパワー 2 1/2
3着 サンエムプライズ 2


10月31日サッカーボーイは、もみじ賞(2歳オープン芝1600m)に出走しました。

1番人気は、サッカーボーイ。
2番人気は、前走新馬勝ちのスーパーグランパパ。
3番人気は、札幌3歳S(札幌GⅢダート1200m)3着のウェルネス。

逃げたのはアグネスカノーバ、2番手シンクルセダ、3番手ダイタクロンシャン。
ダイタクロンシャンのまわりには、先行したい馬が集まり、その馬群の内側にサッカーボーイが付けました。
スタートから3F(600m)は35.6、1000m通過が59.0と、重馬場としては速いペース。
馬場の根つきが良いのでしょう。
3-4コーナーで、ダイタクロンシャンが上り、先頭に立ちました。
各馬進出し、ラガーブラック、ウェルネスが先団まで脚を伸ばしました。
サッカーボーイもインコースから、先頭に立ったダイタクロンシャンに迫ります。

京都競馬場外回りは、インコースが空きますので、直線向いたサッカーボーイがインを付き、ダイタクロンシャンをアッサリ交わして先頭に立ちます。
そのまま逃げるダイタクロンシャンを置き去りにして、離す一方。
ラガーブラックが差して来て、ダイタクロンシャンを交わしましたが、サッカーボーイの背中しか見えません。

重馬場にもめげずサッカーボーイは、2着ラガーブラックに10馬身差をつけるぶっ千切り圧勝。
ラガーブラックは翌年、シンザン記念(GⅢ芝1600m)に勝ちます。

1着 サッカーボーイ 1:36.4
2着 ラガーブラック 10
3着 ダイタクロンシャン 2 1/2


12月20日サッカーボーイは、阪神3歳S(阪神GⅠ芝1600m)に出走しました。
※当時のレース名表記です(当時の日本競馬は数え年表記)

1番人気は、サッカーボーイ。
馬体重も、452kgまで増えました。
2番人気は、新馬戦を3馬身差圧勝したメジロワース。
4歳時には、マイラーズC(GⅡ芝1600m)を勝ちます。
3番人気は、オープンの野路菊賞を快勝したミスターシクレノン。
ミスターシクレノンは4歳時には、天皇賞春(GⅠ芝3200m)で2着、鳴尾記念(GⅡ芝2500m)優勝、7歳時にダイヤモンドS(GⅢ芝3200m)に優勝します。
勝ち味に遅い馬で、重賞の2着は7回、3着は1回あります。

逃げたのはアグネスカノーバ、2番手ジンデンボーイ、3番手ヒロノオスカー、サッカーボーイは中団。
スタートから3F(600m)は34.6、1000m通過58.0のかなりのハイペース。
ハイペースの割りに、各馬付いてゆき、馬群はそれほど縦長にはなりません。

サッカーボーイは何と向こう正面からじわじわ上がって行き、3コーナーには先団に取り付きます。
3-4コーナーでは逃げたアグネスカノーバと並びかけるジンデンボーイのすぐ後ろに付けました。

直線向いてスピードの違いで馬なりに先頭に立ち、鞍上内山正騎手が気合をつけただけで、後続を突き放します。
鞭を入れると、見る見る後方を突き放す、8馬身差楽勝。
これだけ楽な競馬なのに、古馬オープンでもなかなか出せない芝1600mの1分34秒台で、2歳馬としては、破格のレコードタイム。
エンジンが全く違いました。
2着には、後方から追い込んで来たデイリー杯(GⅡ芝1600m)勝ち馬のダイタクロンシャン。
3着は粘ったジンデンボーイ。

1着 サッカーボーイ 1.34.5 レコード
2着 ダイタクロンシャン 8
3着 ジンデンボーイ 1 1/4

同日、中山競馬場で行われた朝日3歳S(中山GⅠ芝1600m)のサクラチヨノオーの勝ちタイムは、1秒以上遅い1分35秒6。
当時の競馬ファンは、この世代最強は、サッカーボーイと言う認識でした。


この後休養し、皐月賞(東京GⅠ芝2000m)を目指して1988年3月6日サッカーボーイは、弥生賞(東京GⅡ芝2000m)に出走しました。
この頃、中山競馬場は工事で、東京競馬場で代替開催していました。

1番人気は、6枠の担枠指定サッカーボーイ。
単枠指定とは、この頃馬連はありませんでしたので、特に人気がかぶりそうな馬は、人気馬が取り消したら払い戻しされるよう、その枠に人気馬1頭しか入れない制度です。
阪神3歳Sの桁違いの勝ちっぷりから単枠指定になり、人気拍車がかかったのでしょうね。
2番人気は、朝日3歳S(GⅠ芝1600m)優勝のサクラチヨノオー。
しかし前走共同通信杯4歳S(GⅢ芝1800m)では、4着に敗れました。
3番人気は、前走京成杯(GⅢ芝1600m)勝ったトウショウマリオ。

サクラチヨノオーが逃げ、2番手モガミファニー、3番手ビンゴユメタ。
サッカーボーイは後方に控えました。
スタートから3F(600m)は37.1、1000m通過1分1秒8とスローペース。
サッカーボーイは向こう正面には、じわりと中団に上がります。
サクラチヨノオーは離して逃げている事もあり、絡んで来る馬はなく、マイペースを保っています。
3コーナー過ぎて、先団は逃げるサクラチヨノオーに接近しようと手が動きますが、少ししか差は縮まりません。

直線向いて、サッカーボーイは5番手まで進出しますが、まだサクラチヨノオーまで7-8馬身あります。
絶妙の逃げで、サクラチヨノオーの脚色は衰えません。
中団から脚を伸ばしたトウショウマリオがサクラチヨノオーを追いかけますが、脚色一緒で届きそうにもない。
なかなかエンジンがかからないサッカーボーイは、徐々にスピードが乗り、大外残り200mから凄い脚を使いますが、トウショウマリオにクビ差迫る3着までが精一杯。
サクラチヨノオーが優勝しました。

1着 サクラチヨノオー 2.01.1
2着 トウショウマリオ 2
3着 サッカーボーイ クビ

実はサッカーボーイは、この時裂蹄を起こしたと言われています。


その後、裂蹄から菌が入り、飛節炎となり4月17日の皐月賞(中山GⅠ芝2000m)を回避します。
日本ダービー(東京GⅠ芝2400m)に間に合わせるため治療を急ぎ、さらに体調悪化したのだそうです。

日本ダービーに出走する賞金は足りていましたが、鞍上をトップジョッキー河内に代え、調整代わりに5月8日ダービートライアルのNHK杯(東京GⅡ芝2000m)に出走します。

1番人気は、サッカーボーイ。
今回は単枠指定とはなりませんでしたが、競馬ファンには阪神3歳Sの桁違いの勝ちっぷりがあったでしょう。
自分の記憶に間違えなければ、調教自体は普通に走っていたはずです。
2番人気は、皐月賞(中山GⅠ芝2000m)5着のマイネルロジック。
3番人気は、前走クリスタルC(中山GⅢ芝1200m)2着のギャラントリーダー。

チョウカイパールが逃げ、2番手ギャラントリーダー、3番手メジロアルダン。
サッカーボーイは中段に控えました。
スタートから3F(600m)は36.7、1000m通過1分1秒3、当時の東京競馬場の荒馬場では、速いペースしょう。

3コーナーから、中団、後方の馬が進出し、馬群が縮まります。
3-4コーナーで中団が固まり、前に進出して来ました。
マイネルグラウベンが、4コーナー手前で、外3番手まで上りました。
直線向いて、メジロアルダンが鉈(なた)の切れ味で、じわじわ先頭に立ちます。
その外からマイネルグラウベンが追いかけます。
大外から凄い足で、コクサイトリプルが上って来ました。
さらにその外から、サッカーボーイも追い込んできますが、先頭には届きそうにない。

1完歩ずつマイネルグラウベンがメジロアルダンを追い詰め、クビ差でたところがゴール。
伏兵マイネルグラウベンがが優勝しました。
3着は最後、同じ脚色になってしまったコクサイトリプル。

サッカーボーイは、脚を伸ばしたもののマイネルグラウベンの4着に敗れました。
良い時の行きっぷりじゃなく、まだ体調が戻っていなかったのでしょう。
オーナーの意向もあったでしょうが、どうしてこのレースに出走させたのでしょうか?
馬が潰れなかっただけ、幸いでした。

1着 マイネルグラウベン 2.02.0
2着 メジロアルダン アタマ
3着 コクサイトリプル 3/4


5月29日サッカーボーイは、日本ダービー(東京GⅠ芝2400m)に出走しました。

1番人気は、阪神3歳S(阪神GⅠ芝1600m)ぶっ千切りの優勝、皐月賞(中山GⅠ芝2000m)を回避し、NHK杯(東京GⅡ芝2000m)4着のサッカーボーイ
自分の記憶に間違えなければ、調教自体は普通に走っていたはずで、陣営は今度こそと鼻息が荒かったです。
しかしサッカーボーイはこの頃、蹄の状態が悪く、抗生物質を注射して体調悪化していたそうです。
2番人気は、皐月賞(東京GⅠ芝2000m)優勝馬、ヤエノムテキ
3番人気は、朝日3歳S(GⅠ芝1600m)、弥生賞(東京GⅡ芝2000m)優勝馬のサクラチヨノオー。
絶対にダービーを勝つと鼻息荒かったコクサイトリプル4番人気。

大方の予想通り、アドバンスモアが大逃げし、2番手ディクターランド、3番手サクラチヨノオー、コクサイトリプル、ヤエノムテキ、サッカーボーイは後方に付けます。
スタートから3F(600m)は35.1、1000m通過59.9のかなりのハイペース。

向こう正面でアドバンスモアと、後続の差は少しずつ縮まって行きます。
3-4コーナーで各馬仕掛け、直線向く前に、大逃げしていいたアドバンスモアが失速します。
インコースからギャラントリーダーが先頭に立ちます。

サクラチヨノオーはここまで仕掛けを我慢して、直線向いて満を持して追い出します。
サクラチヨノオーと同時に追い出したメジロアルダンの一瞬の切れ味が勝り、メジロアルダンが先頭に立ちます。
ここからサクラチヨノオーとメジロアルダンのマッチレースとなります。
メジロアルダンの鞍上、岡部はもしかすると、勝利を確信したかも知れません。

メジロアルダンに対し、切れはありませんが、バテずスピードが持続するサクラチヨノオーは、ゴールに近づくにつれ、いっぱいのメジロアルダンより脚色が良くなりました。
サクラチヨノオーが懸命に追いかけ、一完歩ずつ迫り、鞍上小島太も良く追って、クビ差交したところがゴール。
サクラチヨノオー1着、伏兵メジロアルダンが2着、3着中団から追い込んだコクサイトリプル、ヤエノムテキは4着でした。
サッカーボーイは、この時点では体長戻らず、15着。

1着 サクラチヨノオー 2:26.3
2着 メジロアルダン クビ
3着 コクサイトリプル 1/2


7月3日サッカーボーイは、中日スポーツ賞4歳S(中京GⅢ芝1800m)に出走しました。
この時サッカーボーイは完調状態ではなかったようですが、状態は上向いていたそうです。

1番人気は皐月賞馬で単枠指定、別定重量58kgを背負ったヤエノムテキ
2番人気は別定重量56kgを背負った単枠指定、サッカーボーイ。
3番人気は、別定重量55kgを背負った、前走白百合S(阪神オープン芝2000m)3着のミツルビューティー。

ユーセコラッキーが逃げますが、すぐに武豊鞍上のバンダムテスコが交して行きます。
2番手ユーセコラッキー、3番手1番人気のヤエノムテキが外を被せるように先行します。
サッカーボーイは控え、最後方から2番目を追走します。
スタートから3F(600m)は37.3、1000m通過が1分2秒1のスローペースで、馬群は団子状態。
サッカーボーイは3-4コーナーで上がって行きます。

ヤエノムテキは4コーナーで外に振られましたが、馬群中央を先頭に立つ横綱相撲。
先団に取り付いて、馬群の大外を回したサッカーボーイが、1完歩ずつヤエノムテキを追い詰め、残り80mでヤエノムテキを1/2交して久々の優勝。
3着は逃げたバンダムテスコ。

斤量差もあったでしょうが、皐月賞馬ヤエノムテキ相手に、堂々の勝利。
体調復活を印象づけました。

1着 サッカーボーイ 1.48.9
2着 ヤエノムテキ 1/2
3着 バンダムテスコ 1/2


8月21日サッカーボーイは、ハンデ戦の函館記念(函館GⅢ芝2000m)に出走しました。

1番人気は、斤量56kgのサッカーボーイ。
3歳馬にも関わらず、背負わされました。
2番人気は、1985年日本ダービー(東京GⅠ芝2400m)優勝馬で、ヨーロッパ遠征帰りの斤量59kg、シリウスシンボリ。
3番人気は、1986年日本ダービー(東京GⅠ芝2400m)優勝馬で斤量59kg、メリーナイス。

GⅢとは思えない超豪華メンバーで、他GⅠホースに桜花賞(GⅠ芝1600m)、オークス(GⅠ芝2400m)勝ち、エリザベス女王杯(GⅠ芝2400m)2着の女傑、斤量57kgのマックスビューティ。
重賞ウイナーなら、NHK杯(GⅡ芝2000m)勝ちのトウショウサミット、金鯱賞(GⅢ芝1800m)勝ちのパッシングパワー、NHK杯(GⅡ芝2000m)勝ちのマイネルグラウベン。
出走馬の半分、7頭が重賞ウイナーです。
NHK杯でサッカーボーイを負かしたマイネルグラウベンは、ハンデ54kgです。

じわっとスタートして、周りを見ながら逃げたのはアズマグリント、しかしメイショウエイカンが交して先頭に立ちます。
外からマイネルグラウベンが被せて2番手。
シリウスシンボリは先団のすぐ後ろ、メリーナイス、マックスビューティは中団、その後ろにサッカーボーイが付けます。
ハイペースで、スタートしての3Fが34.0と言うマイル戦(1600m)並みのハイペース。
そのため1000m通過タイムも57.7と言う、超ハイペース。
しかもそのハイペースに、各馬団子状態となって付いて行きました。

3コーナー手前でメリーナイス、シリウスシンボリが上がって行き、マックスビューティはやや後退、サッカーボーイはジワリと上がって行きました。
3-4コーナーでは、前を詰めようとするメリーナイス、シリウスシンボリを尻目に、サッカーボーイの手応えは抜群。
4コーナー手前には先頭を走るアズマグリントを捉える位置に付けます。

メリーナイス、シリウスシンボリは、もがきながら先団を追走しています。
サッカーボーイは抜群の手応えで、直線には先頭に立ち、直線向いて後続を突き放す一方。
先行勢は総崩れして、メリーナイスが底力で2番手に出ますが、その差は広がる一方。
サッカーボーイは初めての古馬との対戦、そしてハンデを背負わされたにも関わらず、GⅠホースを相手に5馬身差の圧勝。
勝ちタイムは1分57秒8と言う、当時としては驚異的日本レコードタイム。
その後、新潟競馬場がリニューアルされて時計が出るようになるまで、12年も破られませんでした。
2着はメリーナイス、その2馬身1/2差3着にトウショウサミット。

1着 サッカーボーイ 1.57.8 レコード
2着 メリーナイス 5
3着 トウショウサミット 2 1/2


その後、菊花賞(GⅠ芝3000m)天皇賞秋(GⅠ芝2000m)を両方を目指し調整されますが、捻挫して両方のレースを回避します。
もしこの時、天皇賞秋に出走していたら、タマモクロス、オグリキャップと3強対決になっていたでしょう。

11月20日サッカーボーイは立て直し、マイル・チャンピオン・ステークス(京都GⅠ芝1600m)に出走します。

1枠 1番 フレッシュボイス 牡5 57 田原成貴 境直行 3人
1枠 2番 シンウインド 牝4 55 武豊 二分久男 2人
2枠 3番 ラガーブラック 牡3 55 清水英次 大久保正陽 12人
2枠 4番 イーグルシャトー 牝5 55 西浦勝一 小原伊佐美 6人
3枠 5番 エイシンテンペスト 牡4 57 丸山勝秀 湯浅三郎 16人
3枠 6番 ダイタクロンシャン 牡3 55 田島信行 小原伊佐美 14人
4枠 7番 アドバンスモア 牡3 55 岩元市三 佐藤全弘 11人
4枠 8番 ヒデリュウオー 牡4 57 安田隆行 大沢真 8人
5枠 9番 ヒシノリフオー 牡6 57 松永昌博 増本豊 13人
5枠 10番 ミスターボーイ 牡6 57 村本善之 中尾正 5人
6枠 11番 ホクトヘリオス 牡4 57 柴田善臣 中野隆良 4人
6枠 12番 シクレノンセラピー 牡4 57 松本達也 中尾正 17人
7枠 13番 トーアファルコン 牡7 57 清山宏明 小原伊佐美 15人
7枠 14番 サッカーボーイ 牡3 55 河内洋 小野幸治 1人
8枠 15番 アルファレックス 牡3 55 南井克巳 内藤繁春 10人
8枠 16番 トウショウマリオ 牡3 55 松永幹夫 奥平真治 7人
8枠 17番 サンキンハヤテ 牡4 57 増井裕 橋口弘次郎 9人

1番人気は、サッカーボーイ。
しかし天皇賞秋のオグリキャップのように、単枠指定にはなりませんでした。
2番人気は、前走スワンS(京都GⅡ芝1400m)勝ちの牝馬、シンウインド。
3番人気は、昨年の安田記念(東京GⅠ芝1600m)勝ち馬、フレッシュボイス。
その他重賞勝ち馬は、シンザン記念(GⅢ芝1600m)勝ちのラガーブラック、ペガサスS(GⅢ芝1600m)勝ちのエイシンテンペスト、デイリー杯3歳S(GⅡ芝1600m)勝ちのダイタクロンシャン、中日スポーツ賞4歳S(GⅢ芝1800m)勝ちのヒデリュウオー、関屋記念(GⅢ芝1600m)勝ちのヒシノリフオー、マイラーズC(GⅡ芝1600m)勝ちのミスターボーイ、京王杯オータムH(GⅢ芝1600m)他重賞3勝しているホクトヘリオス、京王杯スプリングC(GⅡ芝1400m)トーアファルコン、セントウルS(GⅢ芝1400m)、東京新聞杯(GⅢ芝1600m)他重賞2勝しているトウショウマリオ、セントウルS(GⅢ芝1400m)他重賞3勝しているサンキンハヤテ。
ついでに公営から来たイーグルシャトーは、報知グランプリC他重賞を多数勝っている、砂の女王です。

押してヒシノリフオーが先頭、2番手ミスターボーイ、3番手ヒデリュウオー、サッカーボーイは後方に付けます。
スタートからの3F(600m)が35.2、1000m通過が59.2ですから、内馬場が荒れた馬場の悪さを考えると、平均ペースと言ったところ。
馬群は縦長で、3-4コーナーには後方にいた馬が、勝負どころと上がって行きました。
サッカーボーイも中団にまで上げます。

直線向いて、サッカーボーイは先団に取り付きますが、脚色良く先頭に出たミスターボーイまで5馬身以上あります。
サッカーボーイが追い出すと、差がグングン詰まり、並ぶ間なしにミスターボーイを残り200mで交すと、そこから4馬身差引き離す楽勝。
名実況で知られる杉本清が、「この馬は恐ろしい馬だ!」と叫びました。
2着は後方から直線一気に追い込んで来たホクトヘリオス、3着は粘ったミスターボーイ。

1着 サッカーボーイ 1.35.3
2着 ホクトヘリオス 4
3着 ミスターボーイ クビ


サッカーボーイはこの後、12月25日の有馬記念(中山GⅠ芝2500m)に出走し、タマモクロス、オグリキャップ、スーパークリークと対戦します。
レース詳細は、平成三強物語 - 1988年 有馬記念(中山GⅠ芝2500m)を参照願います。


この年サッカーボーイは、JRA賞最優秀スプリンターに選出されました。

有馬記念の後、翌年も現役を続行しようとしますが、一度骨折骨折、そして回復後脚部不安を発症し、引退して種牡馬になりました。

種牡馬としては平成3強以上に活躍し、キョウトシチー、ナリタトップロード、ティコティコタック、ヒシミラクルを始めとする、多数の活躍馬を出しました。
これはサンデーサイレンス、トニービン、ブライアンズタイムなど、海外の種牡馬が猛威を振るう中では、立派な事です。

次回は、全日本サラブレッドカップ、イナリワン対フエートノーザンについて書きます。

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