H3602.ルージュバック

2015年5月25日 (月)

2015年 優駿牝馬(オークス)

5月24日は、3歳牝馬クラッシックGⅠレース、優駿牝馬(オークス)(東京芝2400m)が行われました。

1-1 レッツゴードンキ(牝3、岩田康誠・梅田智之)
1-2 マキシマムドパリ(牝3、武豊・松元茂樹)
2-3 トーセンナチュラル(牝3、吉田豊・古賀史生)
2-4 ココロノアイ(牝3、横山典弘・尾関知人)
3-5 シングウィズジョイ(牝3、内田博幸・友道康夫)
3-6 クイーンズリング(牝3、M.デムーロ・吉村圭司)
4-7 キャットコイン(牝3、柴田善臣・二ノ宮敬宇)
4-8 ローデッド(牝3、柴山雄一・荒川義之)
5-9 コンテッサトゥーレ(牝3、C.ルメール・安田隆行)
5-10 ミッキークイーン(牝3、浜中俊・池江泰寿)
6-11 ペルフィカ(牝3、菱田裕二・岡田稲男)
6-12 アースライズ(牝3、三浦皇成・矢作芳人)
7-13 アンドリエッテ(牝3、川田将雅・牧田和弥)
7-14 ルージュバック(牝3、戸崎圭太・大竹正博)
7-15 トーセンラーク(牝3、江田照男・菅原泰夫)
8-16 ノットフォーマル(牝3、黛弘人・中野栄治)
8-17 クルミナル(牝3、池添謙一・須貝尚介)
8-18 ディアマイダーリン(牝3、福永祐一・菊沢隆徳)

単勝人気は、以下の通りでした。

①ルージュバック 2.7
②レッツゴードンキ 6.0
③ミッキークイーン 6.8
④ココロノアイ 8.8
⑤クイーンズリング 9.3

意外にも、ミッキークイーンの単勝人気が上がっています。

何が逃げるのか分かりませんでしたので、今回も牽制し合ってレッツゴードンキが逃げるのかと思っていましたが、レッツゴードンキはスタートして無理せず。
シングウィズジョイが前に出ましたが、外から押っ付けノットフォーマルが逃げました。
2番手は、シングウィズジョイを交わしてローデッド。
3番手シングウィズジョイ。
レッツゴードンキは5-6番手、ルージュバックはその外に付けました。

スタートからの3F(600m)は35.6ですから、速目のペース。
しかし逃げたノットフォーマルは、次の1F(200m)を13秒台にまで落とします。
1000m通過は、1分1秒3ですから、この辺でやや遅目のペースまで、ダウンさせました。
その後も、それほどペースを上げなかったせいなのか、レッツゴードンキは行きたがる素振りを見せていました。

残り1000mくらいから、ノットフォーマルがペースを上げます。
それまで、引き付けて逃げていたのが、3コーナー過ぎから後続と差が開いて行きます。
仮柵を外して、Bコースに変わって、内馬場の状態良く、逃げ切れるかも知れないと踏んだのでしょうか?
けやきの向こう側くらいから、ルージュパックが進出を始めました。
ルージュパックは、4コーナー回るくらいから、追い始めました。

直線向いて、ノットフォーマルをローデッドが交わして先頭に立ちますが、すぐ外からルージュパックが交わして先頭に立ちました。
ルージュパックのすぐ後ろから、クルミナルが追い込んで来ます。
ミッキークイーンが凄い足で突っ込んで来ます。
ゴールまで残り200m。

クルミナルはルージュパックと脚色一緒で、交わせそうにありませんでしたが、ミッキークイーンが迫って来た時には、ルージュパックに抵抗する力は残っていませんでした。

そのままミッキークイーンが、3/4馬身付けてゴール。
ミッキークイーンが戴冠しました。
ディープインパクト産駒らしい、素晴しい切れ味でした。

ルージュバックは、今度は横綱相撲の競馬でしたが、ミッキークイーンの切れ味に足をすくわれました。
桜花賞の前までは、稀代の名牝に思えていましたが、現時点では、そこまでのレベルではないのかも知れません。
秋には父のように成長して、更なる飛躍を見せて欲しいものです。

1着 ミッキークイーン 2:25.0
2着 ルージュバック 3/4
3着 クルミナル 1/2

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2015年4月13日 (月)

2015年 桜花賞

4月12日は、3歳牝馬クラッシックGⅠレース、桜花賞(阪神芝1600m)が行われました。

1-1 コンテッサトゥーレ(牝3、C.ルメール・安田隆行)
1-2 ムーンエクスプレス(牝3、松山弘平・鈴木孝志)
2-3 ノットフォーマル(牝3、黛弘人・中野栄治)
2-4 トーセンラーク(牝3、吉田隼人・菅原泰夫)
3-5 ペルフィカ(牝3、菱田裕二・岡田稲男)
3-6 レッツゴードンキ(牝3、岩田康誠・梅田智之)
4-7 クルミナル(牝3、池添謙一・須貝尚介)
4-8 ルージュバック(牝3、戸崎圭太・大竹正博)
5-9 アンドリエッテ(牝3、川田将雅・牧田和弥)
5-10 アースライズ(牝3、幸英明・矢作芳人)
6-11 キャットコイン(牝3、柴田善臣・二ノ宮敬宇)
6-12 ローデッド(牝3、川島信二・荒川義之)
7-13 クイーンズリング(牝3、M.デムーロ・吉村圭司)
7-14 テンダリーヴォイス(牝3、福永祐一・萩原清)
7-15 ココロノアイ(牝3、横山典弘・尾関知人)
8-16 メイショウメイゲツ(牝3、吉田豊・小島太)
8-17 レオパルディナ(牝3、武豊・高橋康之)
8-18 クールホタルビ(牝3、小牧太・清水久詞)
単勝人気は、以下の通りです。

父サンデーサイレンス系は13頭もいます。
母父サンデーサイレンス系も2頭いますので、18頭中、15頭にサンデーサイレンスの血が入っています。

①ルージュバック 1.6
②ココロノアイ 7.6
③クイーンズリング 9.0
④アンドリエッテ 9.2
⑤レッツゴードンキ 10.2

圧倒的一番人気のルージュバック。
各競馬新聞本誌の多くが本命にし、トラックマンの多くも本命にしていました。
ここまでデビューから3連勝も、規格外の強さ。
当然ともいえる人気だったでしょう。

馬場は良馬場ではありましたが、昨日の雨の影響は残り、緩く上滑りする馬場だったようです。

デビューから3戦無敗は他に、クイーンズリング、キャットコインの2頭います。

スタートして、ムーンエクスプレス、ノットフォーマルが牽制するのを見て、レッツゴードンキが逃げました。
2番手ムーンエクスプレス、3番手ノットフォーマル。
ルージュバックは当初先行しましたが、進路が塞がれ徐々に下がりました。

馬場が緩いとは言え、スタートして3F(600m)が37.1の超スロー。
このレース、オークス(東京GⅠ芝2400m)だったっけ?と思うペース。
1000m通過が、62.5秒と一向にペースは上がりません。

このスローペースに、他に行ってしまう馬もいないため、道中何頭か引っかかっていました。
3コーナーに入るまでに、行き場を失くしたルージュバックは、後方4番手まで下がりました。
行きっぷりも良くありませんでしたし、競馬もちぐはぐでした。

逃げたレッツゴードンキは、いいかげん3-4コーナー中間から後ろに突かれ、徐々にペースが上がって行きます。
このペースだと、4コーナーで先頭に取り付いていなければ間に合わず、後方から上がって来れないルージュバックの戴冠は絶望。

直線向くと、レッツゴードンキが先行勢を振り切って、1完歩ずつ後方との差を広げます。
中団から、凄い脚でクイーンズリング、コンテッサトゥーレ、クルミナルが突っ込んで来ますが、届きそうにありません。

レッツゴードンキはそのまま影も踏まさず、4馬身差の楽勝。
まんまとスローペースに落として、逃げ切りました。
勝ちタイム1:36.0は、良馬場として近年ではあり得ない遅いタイム。

2着は良い脚で差して来たクルミナル。
もっと前に付けないと、勝つのは難しかったでしょう。
3着は中団から伸びたコンテッサトゥーレ。

ルージュバックは伸びず9着。
どうしちゃったんでしょうか?
陣営は、ここは通過点と語っていましたが、GⅠは甘くないと思い知ったでしょう。

ルージュバックは思いの他、道中の行きっぷりが悪かったですね。
揉まれて、走る気を失くしたのなら良いのですが。

1着 レッツゴードンキ 1:36.0
2着 クルミナル 4
3着 コンテッサトゥーレ 3/4

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2015年2月11日 (水)

ルージュバックのきせき(1)

突然ですが自分、いたいけな少女に、恋をしてしまいました。
と言っても、人間の話じゃなく、競走馬の話です。

少女の名前は、ルージュバック。
北海道安平のノーザンファームの生産馬。
北海道ローカル線、千歳線で苫小牧方面に行くと、ノーザンファームの牧場の一部が見えます。

馬主はキャロットファームで、現役馬では2014年桜花賞(阪神GⅠ芝1600m)優勝のハープスター、2013年菊花賞(京都GⅠ芝3000m)、2014年ジャパンカップ(東京GⅠ芝2400m)優勝のエピファネイア、2012年朝日FS(中山GⅠ芝1600m)優勝のアルフレード等多数の馬を所持している、クラブ法人の馬主。

父はマンハッタンカフェ。
2001年の3歳の春クラッシクには間に合いませんでしたが、夏に富良野特別(札幌500万下芝2600m)、阿寒湖特別(札幌1000万下芝2600m)を連勝して、臨んだクラッシック最終戦、菊花賞(京都GⅠ芝3000m)。
前走セントライト記念(中山GⅡ芝2200m)4着でしたので、6番人気と人気を落としていましたが、中団から快調に逃げたマイネルデスポットをゴール前交して優勝。
続く有馬記念(中山GⅠ芝2500m)は、GⅠ7勝のテイエムオペラオー、テイエムオペラオーを今年宝塚記念(阪神GⅠ芝2200m)で破ったメイソウドトウ、1999年菊花賞優勝のナリタトップロード、2001年桜花賞(京都GⅠ芝1600m)優勝と秋華賞(京都GⅠ芝2000m)優勝の3歳牝馬テイエムオーシャン、エリザベス女王杯(京都GⅠ芝2200m)優勝のトゥザヴィクトリーと言う豪華メンバーの中、大外豪快に伸びて、並み入るGⅠホースを一蹴して優勝。
天皇賞春(京都GⅠ芝3200m)では早目に先頭に立ち、同年代の日本ダービー(東京GⅠ芝2400m)、ジャパンカップ(東京GⅠ芝2400m)を制したジャングルポケットの追撃を押さえ優勝。
ジャングルポケットはかつて、2000年ラジオたんぱ杯3歳ステークスでも記事にしていますので、参考にして頂ければ。
この頃のマンハッタンカフェは、国内に敵なしに思えました。

その後、凱旋門賞に直行しましたが、力を出せず13着に敗退。
レース後、屈腱炎となり引退、種牡馬になりました。

種牡馬としても成功し、秋華賞(京都GⅠ芝2000m)優勝のレッドディザイア、NHKマイルC(東京GⅠ芝1600m)優勝のジョーカプチーノ、天皇賞春(京都GⅠ芝3200m)優勝のヒルノダムール、ジャパンダートダービー(大井GⅠダート2000m)とフェブラリーS(東京GⅠダート1600m)優勝のグレープブランデーと1600mから長距離、芝ダート問わず活躍馬を輩出しています。

祖父のサンデーサイレンスは、日本競馬を変革させた偉大なる種牡馬。
ケンタッキーダービー(チャーチルダウンズGⅠダート10F=約2012m)、プリークネスS(ピムリコGⅠダート9.5F=約1911m)、ブリーダーズカップ・クラッシック(ガルフストリームGⅠダート10F=約2012m)を含むGⅠ6勝、通算成績14戦9勝2着5回の完璧な成績で、死闘を演じたライバル、イージーゴアを押さえ、1989年エクリプス賞年度代表馬、3歳牡馬チャンピオンに輝き、その後この競争成績で米殿堂入りしました。
父ヘイローが競争成績、種牡馬成績とその時までは地味な血統だったのと、母系血統が良くなかったため、アメリカで種牡馬は難しく、社台ファームが種牡馬として買取ました。

本当に凄いのは種牡馬になってからで、43頭ものGⅠホースを輩出し、13年連続リーディングサイヤー、種牡馬としての獲得賞金約816億円。
1国の競馬の事とは言え、ここまで1頭の種牡馬が活躍した例は、世界競馬史上ありません。

2014年種牡馬成績で言うと、サンデーサイレンス系種牡馬で最も活躍しているのはディープインパクト、次いでハーツクライ、ダイワメジャー、ネオユニヴァース、マンハッタンカフェは2014年度の種牡馬成績7位で上位ではありますが、ディープインパクト、ハーツクライ、ダイワメジャーほど華やかではありません。


母ジンジャーパンチはアメリカで走り、2007年4歳以降本格化して、2007年ブリーダーズカップ・ディスタフ(モンマスパークGⅠダート9F=約1810m)等GⅠ5勝した活躍馬。
かの20戦19勝2着1回、GⅠ13勝のゼニヤッタとも対戦して、3着に敗れました。
引退後、日本で繁殖牝馬となりました。
母父オーサムアゲインは、ホイットニーH(サラトガGⅠダート9F=約1810m)、ブリーダーズカップ・クラッシック(チャーチルダウンズGⅠダート10F=約2012m)のGⅠ2勝馬。
3歳デビューで6戦2勝とパッとしませんでしたが、4歳夏に本格化して6連勝、当時米競馬で屈指の強豪だったシルバーチャームに2度先着しています。
種牡馬としても多くのGⅠホースを輩出し、代表産駒のゴーストザッパーも奥手で、2003年の3歳秋から手が付けられない強さとなり、2004年のブリーダーズカップ・クラッシック(ガルフストリームGⅠダート10F=約2012m)含むGⅠ4勝、2004年エクリプス賞年度代表馬、最優秀古馬となりました。

母ジンジャーパンチの繁殖成績はあまり良くなく、2010年ジンジャーミスト(牝・父バーナーディニ)0勝、2011年マミーテイラー(牝・父ゼンノロブロイ)は1勝したのみ。
2012年産駒がルージュバックです。

ルージュバックの血統を見ると、父系、母系とも奥手のように思えます。
ルージュバック自身は新馬から活躍していますが、と言う事はこれからさらに一皮剥ける?
あくまで私見ですが、サンデーサイレンス系は、父の底力×母系の特徴じゃないかと思っています。
牝の距離適正は、多少短い方に出る傾向にはありますが、血統からクラッシックディスタンス(芝2400m)をこなして不思議はないように思えます。
いえ、力強い走りのフォームは、むしろ長い距離こそ・・・と思わせます。

さて、レース映像を見て行きましょう。



2014年9月28日 新馬(新潟新馬芝1800m)

ルージュバックのデビューは、2014年9月28日、新潟競馬場の良馬場の新馬戦でした。
鞍上は2014年リーディングジョッキー、戸崎圭太騎手でしたから、陣営も期待していたのでしょうし、手応えもあったのでしょう。

1番人気ディープインパクト産駒の牡馬、アンバーグリスキー。
2番人気はわれらがルージュバック。
3番人気ゼンノロブロイ産駒の牡馬、バルビエール。

新馬戦なんで、血統や調教の動き、事前評判で人気が決まります。

逃げたのはパルパルパピヨン、2番手ビッグチャンピオン、3番手コスモエルドール。
ルージュバックは、スタートして終始後方を進みました。
スタートからの3F(600m)41.0、1000m通過が1分8秒7と、ダート並みのかなりのスローペースです。

ルージュバックは直線で大外に出しましたが、内外のコースロスで最後方。
残り約400mから追い出し、最初はエンジンがなかなかかかりませんでしたが、残り300mでギアが入ると、残り100mにはあっという間に先頭に立ち、手綱を緩めて追わなくとも牡馬のアンバーグリスキーに1馬身1/4差を付けて優勝。
タイムは平凡で、着差は大きくありませんでしたが、全く楽な勝利です。
意味はありませんが、追えば、後続をどれだけ引き離した事か・・・

1着 ルージュバック 1:55.5
2着 アンバーグリスキー 1 1/4
3着 バルビエール 1/2

このレースに出た馬では、アンバーグリスキー、バルビエールが未勝利レース勝ちしているのみで、出走馬のレベルは高くありません。



2014年11月09日 百日草特別(東京500万下芝2000m)

2戦目は、ゆったり中5週開けた条件戦、500万下の百日草特別。

1番人気は札幌2歳S(札幌GⅢ芝1800m)4着の牡馬、ミュゼエイリアン。
2番人気はわれらがルージュバック。
新馬戦は楽な手応えだったとは言え、派手な勝ち方ではありませんでしたからね。
3番人気は、母が重賞2勝レクレドール、父はハービンジャーと言う良血、ベルーフ。

逃げたのはゴッドバローズ、2番手ギンザヴィクトリア、3番手ニシノオタケビ。
ベルーフは中段、ルージュバックは、終始後ろからブービーを進みます。
スタートからの3F(600m)36.2、1000m通過が1分0秒と、この時期としてはやや早目のペースです。
4コーナー回るまでゴッドバローズは離し逃げしていましたが、直線失速して馬群に沈みます。

ルージュバックは、残り450mぐらいから鞍上戸崎騎手が追い出すと、今度は反応良く、次元の違う末脚。
中段から追い出したベルーフの脚色も良かったですが、並ぶ間なしに置き去りにして、残り約150mで先頭。
ルージュバックは後続を置き去りにすると、鞍上戸崎騎手は残り約50mで手綱を緩める楽勝。

1着 ルージュバック 2:00.8
2着 ベルーフ 2 1/2
3着 ミュゼエイリアン 3/4

自分はこのレース映像は見ていましたが、後日さらにビックリする事に・・・
このレースで2着したベルーフが、次走京成杯(中山GⅢ芝2000m)に優勝しました。



2015年2月8日 きさらぎ賞(京都GⅢ芝1800m)

3戦目に、ゆったり約3ヶ月開け、何と牡馬混合の重賞、きさらぎ賞に出走しました。
このレースで最後に牝馬が優勝したのは1964年、牝馬の最後の出走は1997年グレースアドマイヤ4着。
どうして牝馬の出走自体がないかと言いますと、この時期になってくると、牝馬は牡馬にはなかなか勝てなくなるからです。
このレースへの出走は普通なら、無謀以外のなにものでもないでしょう。
さらに、初関西輸送、初の右回りの競馬です。

1番人気はわれらがルージュバック。
前走の勝ちっぷり、負かした相手関係を評価されたのでしょう。
2番人気は、前走シクラメン賞 (阪神500万下芝1800m)好タイムで快勝した牡馬、ポルトドートウィユ。
3番人気は、デイリー杯2歳S(京都GⅡ芝1800m)2着の牡馬、アッシュゴールド。
競馬ファンなら皆御存知と思いますが、アッシュゴールドの全兄が、日本のクラッシック3冠を含むGⅠ7勝、2012年、2013年と凱旋門賞2着した世界のオルフェーヴル。

逃げたのはネオスターダム、2番手このレースもう1頭の牝馬エメラルヒマワリ、3番手ルージュバック。
アッシュゴールドは、ルージュバックをマークするようにそのすぐ後ろ、ポルトドートウィユは自分の競馬に徹し、後ろからブービーを進みます。
スタートからの3F(600m)36.3、1000m通過が1分1秒6と、スローペースです。
向こう正面、坂下りからポルトドートウィユが仕掛け、じわじわ上って行きました。
3-4コーナー中間にはポルトドートウィユは、ルージュバックのすぐ横に付け、それと共にルージュバックも上って行きます。

4コーナー回り、逃げたネオスターダムと後続は、3馬身以上あるように見えます。
ポルトドートウィユとルージュバックの追い比べになるかに見えましたが、残り300mルージュバックのギアが入ると、凄まじい脚を繰り出します。
ルージュバックは、残り150mぐらいで先頭に立ち、後続を置き去りに・・・残り100m過ぎた頃には手綱を緩めましたが、それでも後続から何も来ません。
ポルトドートウィユの脚色も良かったですが、馬群から抜け出し、ルージュバックの2馬身差まで詰めるのが精一杯。
アッシュゴールドも良く差を詰めて来ましたが、ポルトドートウィユの1馬身差まで。

1着 ルージュバック 1:48.6
2着 ポルトドートウィユ 2
3着 アッシュゴールド 1

ポルトドートウィユの乗り方は、いかにも武豊らしいソツのないものでしたが、直線まで脚を溜めたらどうだったか?と言う思いはあります。
しかしそれでもなお、残り600mから長く良い脚を使える、ルージュバックを上回る末脚を繰り出せたかどうか。

ここまで3走を見た限り、ギアが入ってから(つまり手前を変えてから)の末脚は破格です。
しかし新馬、きさらぎ賞と、ギアが入るまで多少時間がかかっていて、もっと厳しい競馬になった時には心配です。

1つ上の2014年桜花賞(阪神GⅠ芝1600m)優勝馬、ハープスターはとにかく切れ味があるように思いますが、ルージュバックは切れもありますが、フォームに力強さも感じます。
ルージュバックまだ、良馬場でしか競馬をした事がありませんが、力強いフォームから、重もこなしそうな気はします。
こればかりは走ってみないと分かりません。

牡馬を撃破したルージュバックですが、牝馬クラッシックに出走すると発表されています。

2003年デビューのディープインパクトも衝撃でした。
それ以前では、2000年デビューのアグネスタキオンも同じくらい衝撃でした。
そしてもしかすると、血統的に更なる成長の可能性がある衝撃のルージュバックを、今後もブログで取り上げて行こうと思っています。
ここからさらに成長したら、将来どうなっちゃう事やら・・・順調に行ったら、今年ベルメイユ賞(ロンシャンGⅠ芝2400m)から凱旋門賞(ロンシャンGⅠ芝2400m)行って欲しいなぁ・・・

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